最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
この期に及んで大混戦の第9話。何をもって終わりとする物語なのかは未だ分からないが、解決の糸口はなく、問題ばかりが巻き起こり続けている。せっかくめんまが「正体を現す」というビッグイベントが終わったというのに、だ。
何がすごいって、結局「バスターズ」の面々は6人が6人とも違った方向から悩みを抱えており、それらが「めんま」という一つのファクターに収束しながらも、単純に1対1対応していないために、連鎖的に問題が膨れあがっていく点だ。特に、知利子の悩みの場合、今回は本当に誘爆としか言いようのない害の被り方である。伊達に昼ドラ展開とは言われちゃいない。はたして、このアニメが終わるときに6人の関係性は一体どうなってしまっているのだろうか。 1つ、大きなことに気づいたのは、ゆきあつがめんまの父親に土下座をしにいったシーンでのこと。妻が「止まってしまっている」と漏らす父親に対し、ゆきあつは「自分も止まってしまっているから」といって頭を下げた。なるほど、確かにそうだったのだ。以前イレーヌに関しては「時間が止まっている」と指摘することが出来たが、そもそもそれを取り巻く5人は「生きた時間」を過ごせていたのかどうか。改めて振り返ってみれば、一番分かりやすく「止まって」いたのは、イレーヌ同様に未だめんまの姿を探し求めていたゆきあつだろう。彼がやるせない空想と現実との差を見いだせたのは仁太との確執があったからだが、未だ見えないめんまを探し求め、その声にすがっているところを見ると、彼の時間はまだ「あの日」だったのだ。 「あの日」に縛られた存在といえば鳴子も同じ。あの日の仁太の様子を「バレバレだよ」と指摘する鳴子は、結局仁太への思いを凍りつかせたまま、前に進めていなかった。いや、前に進もうにも、相手が既にこの世にいないのでは、戦うことすら出来なかった。戦えない土俵に勝手に迷い込んだのは鳴子の責任だが、それは今でも、めんまの見えない世界では勝負になっていない。そして、そんな「時の止まった2人」に歩調を合わせてしまっているせいで、同様に身動きが取れない知利子。我関せずを決め込んでいるが、時間の動かないゆきあつの背後にいては、一人だけ進み始めることなど夢の又夢だ。一人関係なさそうに見えていたぽっぽですらも、ついにめんまと会話出来るようになったと言われて、真っ先に出てきたのは「あの日」のことだった。結局、めんまを縛り、めんまに縛られているのは、イレーヌだけでなく、バスターズの全員だったのだ。 それは仁太も例外ではない。唯一「めんまが見える」ことで動き出せたはずの仁太だったが、そこに隠された思いは、あの日言えなかった本当の気持ち。今回、ひょんなことから「その言葉」が口をつくが、それは時間を動かす役割を果たさず、「つなぎ止められたい」という後ろ向きな意識ばかりが現れるだけ。結局、仁太は「見えること」にかまけて、そこからの歩みを放棄してしまっていただけだった。 仁太の後ろでは、鳴子やぽっぽは進めない。そして、仁太を出し抜こうとすればゆきあつも止まらざるを得ず、それなら知利子も八方ふさがり。関係性が深ければ深いほど、「めんま」という「止まった時間」に縛られる度合いは酷くなるばかり。「今を生きるめんま」は、はたしてこれらの時間を正常な状態に戻すことが出来るのだろうか。 本当に今回もワンシーンワンシーンが重たくて疲れる。鳴子のやるせない感情や、ゆきあつの自虐を交えながらのごまかせない卑屈さ、そして知利子やぽっぽなどの分かりにくい感情の微妙な揺れなど、1つ1つのシーンがどれもこれも大事過ぎて、一瞬たりとも気が抜けないのだ。何はともあれ仁太が今回大きく揺れた。この動きが、何か「時間を取り戻す」一助になってくれればいいのだが。 PR |
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