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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
「元日」などといったたいそうな看板を掲げちゃいるが、1月1日だって「1日」であることに違いはない。それが意味することはなんだろう。そう、ファーストデイだから映画が安いのである(まぁ、今や安いといっても一昔前の定価くらいになっちゃってるが……)。というわけで、どうせ家にいてもゴロゴロしてるだけのおっさんは一念発起、劇場に足を運んで映画を観ることにした。ぶっちゃけ、観る作品はてきとーに決めた。正直に言うと「ズートピア2」をまだ見ていないのでこれを観るのが一番正しいのだが、なんとまぁ、元日でもそこそこの人の入りでございまして。「 空いてる劇場でゆっくり観たい」勢からすると人気作品はまだまだ様子見なのである。 というわけで割とマジにダイス振って決めたくらいの適当な作品チョイス。おかげで事前情報すらほとんど入れず、なんとなくの視聴という私としては珍しい状況である。そんな中での感想を折り返し前に一言で言うと……「体調が悪くなりました」。 いや、思い返せば劇場に出かける前に頭痛があって薬飲んでから出てるし、単にデフォで体調が悪かった可能性はあるのだが……なんか、すんごいしんどかったです。「体調が悪かったから映画がしんどく見えた」のか、「映画がしんどかったから体調が悪くなった」のか。もはや鶏と卵のデットヒートにゴールはありません。
<無責任なことを書き殴りつつ以下ネタバレ注意>
いやぁ……マジでキツかったなぁ……。どっかで見たこういう作品を評する時の便利な表現で「体調が悪い時の夢みたい」ってのがあるんだけど、今回はまさにそんな感じ。もしくはなんも面白くないオチのない他人の夢の話を聞かされてる感じかもしれない。とにかくふわっふわして捉え所がなく、腰が据わる瞬間がなかなか訪れないために全然視点が定まらない。私は常日頃から人一倍注意深く映画は観ているつもりなのだが、そうした視聴体制で維持できる集中力には限度があり、いくらかポイントを絞って消費カロリーを節約するもの。今作においては、どこに何を絞るべきかもさっぱり分からず、いつしか集中力はぷつりと切れ、中盤はガチで睡魔との戦いとなった。これはほんとに体調が悪かった可能性もあるが……いや、でも全然世界が見えてこないし、どこをどう面白くしようとしてるのかも分からなかったし。この状況で画面に集中できる人たちは偉いと思うわ。 いくつかの要素を切り出して見てみよう。まず、メインテーマは「スマホ文化/バズり文化」。近年は色んなところで社会問題として俎上にあげられている「若者とネット文化の関わり合い、そして弊害」みたいなお話に、承認欲求や他者との関わり合いの要素を絡めて現代人の心の在り方を切る流れ。問題意識としては理解できるテーマだし、扱い方が悪いとも思わないが、いささか手垢がついて「またこういう話かぁ」とは思ってしまう。今作のプロットをざっくりまとめると「スマホにあまりに依存しすぎて、スマホ内世界にばかり張りついちゃったせいで、いつしかスマホ自体の人格と入れ替わっちゃったよ。元に戻すためにも、自分をもっと大切にしましょう。自己肯定感アゲてこ!」というお話なのだ。今更改めてそんな話されてもなぁ。 パッと目を引く「実在のLINEスタンプたちが動き回る世界」という導入のインパクトは悪くない。いわば日本版の「シュガーラッシュ」みたいなもので(シュガーラッシュも大半は日本文化だが)、ここからさらにネット界隈のミームやらの定型表現をいじり倒す形に持っていけば、表層部分の目新しさだけでいくらか興味は引けたかもしれないが、そういう切り口は「動くスタンプキャラ」で基本的には打ち止め。あとはひたすら「いいね」という要素だけで引っ張っていくだいぶスカスカな形になる。 そして肝心の「スマホ内世界」であるが、この設定がまーーーーふわっとしている。一応途中で架神が登場して「いかにしてこの世界が作られたか」みたいな話は聞かせてくれるが、どこまでが現実的な「開発秘話」でどっからが夢物語なのかを視聴者目線で判断する術はなく、現実と仮想の合間を確定情報もないままにふわふわさせられる。「別人格SHIORIが現れたぞ」なんて話、「そういう設定だから」と言われたら納得するしかない部分なのだが、それがちゃんと「理由のある」話でなければ最終的に問題が収束しない。その辺のルール設定をどの程度かっちりやるかが分からず、最後まで「ん? そこなんでそうなるん?」という疑問が残りっぱなしで筋が進んでいく。このせいで、拠り所が定められずに集中力が切れてしまう要因になったのだと思う。本物の栞はLINEを通じて現実世界に干渉してくるのだが、その干渉方法が現実世界をのっとったSHIORIのSNSとして反映されるのもなんともおかしな話だし、最終的にスタンプにされた栞が戻ってこられた理由も根性論以外の何ものでもない。そこはファンタジーなものと割り切ってしまう準備をちゃんと整えてもらわないと、視聴者は「どこでひっくり返るのか」が分からなくてついていけない。 結局、設定のすべては「なんとなく」で作られており、「真面目にディティール考えるだけ無駄やで」ということが終盤で明かされるのだが、それがよりによってスーパー河森正治大戦というのが唯一にして最大の笑いどころ。アクエリオン出てきた時には「そんなん、ちゃんとやるって言っといてよ」てなもんである。それまで少なからず真面目に観ようとしていた自分がバカみたいじゃないか。セルフパロディをゴリゴリ混ぜ込む集大成的なものにしたいのだったら、もっと序盤から遠慮なく盛り込んで振り切れてほしかった。お為ごかしのように1要素2要素にそんなんを混ぜ込まれても、「ファンサ」というより「鉄板ネタでお茶を濁している」だけに見える。どう考えても、あのアクエリオンやら何やらを出すべき土台の作品じゃない。いや、私がそう勝手に勘違いしていただけだが、知らない視聴者を放り捨てるような構成は感心しない。 前半はダルく、後半はしんどい。そんな映画である。しんどさに拍車をかける大きな要素に、キャストが軒並みダメという問題も大きく関わっている気がする。この手の劇場作品への芸能人起用はもはや定番なので今更カッカしてもしょうがないが……なんならメインヒロインをやってた子は事実上の2役なので頑張ってた方かもしれない。酷いのは彼氏役だな。後半でほんとに重要な役割を担うはずなのに、とにかく演技が滑って滑って緊張感が出ない。いや、クライマックスの土下座告白とかはギャグとして処理してるだろうからこのくらいの温度感を狙ったのかもしれないが……やはりあれだけの大舞台を準備させてギャグテイストで終わらせてしまうのは「逃げ」に見える。声のクオリティだけでも誤魔化せる要素というのは多いはずなのだが、今作はその要素がゼロだったものだから、余計にしんどさが際立った。 また、映像部分についても「劇場作品」として褒められるクオリティではない。普段バンドリ関係の映像だと手放しで褒めてるサンジゲンにここでケチをつけるのはムシが良すぎるかもしれないが、多分過去のサンジゲン作品で比較しても、今作のキャラデザは割と適当な方だったと思うのだが。ヒロイン勢に「可愛い」要素が見出せないってのが一番の問題。ヘンテコギミックのスマホ内世界の構造なんかはCGでそれなりに表現できてる部分だったとは思うけど。あとLINEスタンプコモリのうさぎがずっとキモくて慣れなかったのも個人的にはマイナス。 筋があかん、演技があかん、画も良くはない。……まぁ、ネタとして楽しむ分にはいいですけども。新年1発目はどうやら外れ気味。皆さんは体調を整えてから、視聴に臨んでください。
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧 |

