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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 なんかね、マジで涙が出てしまった、第7話。ここまでずっと重たい言葉、刺さる描写の多い作品ではあったんだけど……今回ついに何かが決壊してしまった。何故こんなにも打ちのめされたのか、自分でもよく分かってないんだけど……多分、高代実里という女性の人生に、共感でもない、同情でもない、何かがあったんだと思うんだ。ただただ、悲しくて。

 相変わらずさまざまな局面に波紋を投げかけ続けるような展開。しかしその大半は単なる会話劇。これだけ地味で淡々とした作劇で、1秒たりとも気が抜けずに見入ってしまうのはもちろん原作の文学的な力が大きいのだろうが、やはりアニメとしての演出もその内容にがっちりハマっているおかげだと思うんですよね。ちなみにここまでの話数では監督以外にも寺東克己・出合小都美などの名だたる演出家がコンテを務めており、今回は川面真也氏である。ほんとに気合い入ったアニメだよ。

 冒頭、なんとファミレスで槙生がえみりママと食事をするシーンから始まる。これまで卒業式での事件や入学式でポロッと漏れた一言など、どちらかというとえみりママのポジションは「朝や槙生のことをなんも分かってなくて正論っぽい一般論を吐く人」だと思われていたが(まぁ、実際そうだったのだろうが)、勇気を持って槙生が会ってみれば、これが存外話の分かる人で。まぁ、人となりなんて会わなきゃ分からないことばかりだし、今回は槙生のあのキャラクター性が対面したおかげで痛いほど理解できたがために、えみりママもきちんと軌道修正できたということなのだろう。そりゃ槙生の方が社会不適合な要素が多いのは間違いなく事実だし。

 そうしてきちんと「話したら分かった」えみりママは、こうなれば貴重な「女子高生の保護者」として……つまり一般的な言い方をするなら「母親として」の先輩である。何かと子育ての大変さを語るえみりママは「槙生も朝ちゃんを育てるために引き取って、自分と同じ母親役をやろうとしている人」だと思っていたが、槙生と朝の関係性はそんな単純なものじゃない。そこを丁寧に微調整しつつ、槙生はそんな「先輩」に率直に話を聞いていく。結局、これまで槙生は実里という姉の正体を探るべく、色々なところに事情聴取を続けている状態なのだ。「母として」の実里の姿を確認し、(「似ている」と言われたことが納得できたかは置いとくとして)自分の持つ実里像と重ね合わせていく槙生。想定からそこまで外れていないその人物像を確認して、次のステップは衝撃の事実、「実は実里は朝の父親と籍を入れていなかった」と言うことに言及する。

 そうだったんかい。これまた新事実ですよ。……実里さんの人生がさ、なんかこう……色々と……ねぇ。ちょっと、彼女の想いについてはまだ自分の中で感想がまとまってないや。これまで「母として」「姉として」の実里については槙生と朝という2つの視点から少しずつ鮮明になっていったと思うのだが、そこにはまだ「妻として」という視点が欠けていた。と言うか存在していなかった。そして、その欠落は、実里の人生にもなんらかの影を落としていた。彼女の綴る「日記」は何を語るのだろう。そして、そんな「母」の姿を、朝は受け止めることができるのだろうか。

 こうして実里の生前の人間関係が紐解かれていくのと同時に、現在進行形で進む槙生の人間関係。時間軸は前後するが、後半パートの実里の描写で打ちのめされるまでは、Aパートの醍醐&笠町のトークですごく楽しませてもらってたんですよ。いや、笠町君も大変だったんだろうけども。こっちもこっちでまた波乱の人生。そして、そんな笠町の話を聞いてもいつも通りのリアクションで返してくれる醍醐の人柄。この人絶対いい人なのよね。そんで槙生との関係性も「謎の距離感」でしょ? ほんと、槙生の周りの人間関係はヘンテコだけど恵まれている……。

 前半パートで気になったのは、そうして語る笠町君の独白と、槙生&えみりママの「保護者会」の描写が重なるようにして交互に展開された演出。かたや笠町が己の人生を顧みて反省する内容。かたや槙生が自分の不出来を恥じつつも、「出来ている」と思っていた姉の実像を探っていく内容。話の方向性もバラバラだし、そこに何かオーバーラップする要素があるわけではないのだが、どこかで大きな流れがあるかのようにも感じられる不思議な2局面。こういう予測不能な構成が、今作独特の緊張感を生んでるんだよなぁ。結局のところ、「どれだけ人ってのは不完全で、弱いものなのか」ってことを身につまされ、それでも互いに関わりあわなければいけないことの難しさを徒に浮き彫りにされてる感覚なんだ。個人なんて、全部「違国」だから。

 そう考えると、合間で妙な緊張感を伴った朝とえみりちゃんの関係性も、何かを孕んでいるのかもしれない。えみりちゃんのあの過剰な防御感はどこからくるものなのか……。彼女だったら作ってもいいんですか? どういうことですか?

 
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