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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 永遠の幸せとは何か、各々の思惑が交錯する第11話。前回までの雰囲気から一転、二人の関係に、静かながらも確実な変化が訪れている。

 ホロをよりしろとした商取引はロレンスの才覚もあって円満に進み、エーブの野望と、ロレンスの夢は着実に手元へと近付いてくる。しかし、そうなればやはり考えなければいけないのはホロとの関係。ロレンスが店を持つことは、つまり旅の終わりを意味する。たとえヨイツが無くなっていようとも、ホロの旅の終わりは、やはりこの町ではない。

 「ぬしの取り乱した姿が見たい」と、何気なく切り出した別れの決意。それは唐突ではあったが、前回の事件の顛末もあり、不思議と二人の間に浸透していく避けられぬ結論。「幸せな関係もいつかは終わりを告げる」と言い、「終わるならば、幸せがあるうちに幕を引くのも1つの手」と、ホロは既に決まったかのような物言い。「納得がいかない」と一度は反論したロレンスだったが、ホロの提案も、無論思いつきで語っているようなものではない。自分の夢に対する思いも本物であり、その提案は、飲まなければいけないかのように見える。リゴロの侍女メルタは、「好きなものをぼんやり見るだけで一日が終わるくらいの幸せはあってもいい」と漏らし、ロレンスはその言葉に、自分と賢狼との関係の本質を感じ取る。ロレンスにとってホロとは何なのか。この町で2人の「幸せな関係」は幕を引いてしまって良いものか。2人の間に、大きな決断の時が迫っている。

 ストーリー上は、最後に武装蜂起が起こったことが最大の転機であるが、個人的には聖母像の謎の方が気になるファクター。教会の前で見つけた「塩」という因子との関係も気になるところではあるのだが……さて、エーブの本意とはどこにあるのか。そして、この町での「商売」は、どういった顛末を迎えるのか。

 今回も会話劇を中心に進んだので画面での変化は乏しいのだが、これまでのような感情のぶつかり合いを控えた宿屋での2人の「相談」が、薄暗い中でじっとりとした密度を持って描かれる。ホロは軽口も交えてあくまでいつも通りの態度を保持していたが、提案を受けたロレンスはやはり諾々と従うわけにはいかない。2人の「駆け引き」のレベルが、ようやく本音の部分に到達することになるのか。次回は「とめどない涙」。幸せを追い求める方法に、正解があるのだろうか。 

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