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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 前評判は聞いていたので覚悟はしていたのだが、実際に見てみるとやはりダメージの大きな第10話。富士山は……富士山はやらないって言ったじゃないですかぁ!

 ストーリー自体は、「ひたぎクラブ」以来の2話完結なので、非常にシンプルな構成。単に忍野の計らいで除霊にいっただけだし、その方法だってシンプルなもの。「蛇は2体いた!」とブチャラティのお株を奪うような一応の「サプライズ」はあったものの、だからどうしたというレベルの捻りだし、そのことで阿良々木が傷つき、千石の知り合いに呪いが跳ね返ったところで、これまでのシリーズのように萌えたり盛り上がったりという要素も特にない。あくまでこの「なでこスネイク」シリーズは幼女の裸、ブルマ、スク水の肢体を楽しむだけのエピソードだったと断言してしまっても良いだろう。あえてシナリオ上の気になった点を上げるとするなら、神原が阿良々木を助けに入った時の「誰が一番大事なのかを考えてくれ」という台詞。彼女の言う「一番大事な人」というのは、もちろん千石ではない。となると、蛇に狙われて命の危機に瀕した阿良々木というのが最も素直な読みなのだが、ぶっちゃけ、神原はそこまで「阿良々木が大事」であるわけではない。「阿良々木にとって最も大事な人を考えろ」という意味だとしても、その筆頭に阿良々木本人が来るのは不自然だろう。となると、このときに「一番大事な人」だったのは、やはり「阿良々木が傷つくことで悲しむ」ひたぎのことであると考えるしかない。ひたぎのことを思えば、神原が「一番辛い役」を買って出たのも頷ける。最近すっかり出番が無くなってしまった戦場ヶ原さんだが、きちんとキャラクターの行動原理には影響している。

 とまぁ、一応シナリオラインも追ってはみたものの、今回の「富士山リターンズ」には目を覆うしかない。送れて放送される関西版では富士山同様にフォローが入るかとも思ったのだが……やはり無理だった(ひょっとしたら一部改善されている可能性もあるけど)。延々と画面に張り付くロングショットの1枚絵、移動を現すために使い回される先週の背景画、巨大な目のアップ、そしてクライマックスでちらつく黒齣、赤齣、白齣。確実に音声と画がかみ合っていない部分も散見され、久しぶりに「制作側が敗北したアニメ放送」であった。前述のように「シナリオが特に盛り上がらない」ものであるだけに、本来なら「野外でスク水1枚をまとってもだえ苦しむ幼女」や「見えない蛇と戦う阿良々木」などのビジュアル面でのセールスを最大の見どころとして持ってこなければならないはずなのに、実際流されたのは数枚の絵を添付しただけのラジオドラマ。これでは流石のシャフトもフォローのしようがない。まぁ、さんざん苦労してはいるみたいなのだが……撫子派には絶望感しか与えない一本。逆説的にDVDは売れるのかもしれないけどね。オープニングは頑張ってたし。

 今回の放送は画の方については諦めたので、もう音声ドラマだけを聞くことになったわけだが、改めて、花澤香菜もつまらん落ち着き方をしてしまったなぁ、としみじみ思った。カミナギという素晴らしい棒キャストでデビューしてしばらく奇跡的な駄目っぷりを発揮してくれていたのに、最近は特に目立つこともなく、普通の演技になってしまった。棒なら棒でイライラしたのは間違いないのだが、目立たなくなると、嫌悪感ではなくて無関心になってしまうんだよね。何か一皮むける役が欲しいところだ。 

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