最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
明暗くっきり、第16話。2クール目に入ってもう少し遊びエピソードをいれてくるかと思ってたんだけど、案外早くにメインシナリオに戻ってしまったな……これじゃ牛角さんやホァンちゃんが活躍する機会がないじゃないか。今回なんて他の面々が一切登場してないじゃないか。どうしてくれる。
次第に暴かれていく薄暗い事実の数々。どれもこれも、あまり笑顔がこぼれる方向には話が進みそうにないものばかりである。最初の1つは、着実に進む虎鉄の能力減衰。元々5分だったハンドレッドパワーは今や4分をきり、少しずつその寿命を縮めている。かろうじてバーナビーとのコンビというスタイルのおかげで表沙汰にはなっていないが、世間もパートナーも、どこまでごまかせるものか。そして、どれだけ衰えたとしても、虎鉄自身がヒーロー引退という選択肢を望んでいないのは苦しいところだ。 2つ目の事実、それはシティを作り上げた英雄、レジェンドについてのいくつかの事象。それらは大きく2人の人物に影響を与えていた。レジェンドをその名の通り英雄視している虎鉄は、「レジェンドも能力の減退に直面しており、後期の彼の活躍はマスコミによって作り上げられたものだった」という情報を知らされる。信じていた理想像が喪失し、今の自分の身の振り方の1つの事例として、あまり考えたくないことを突きつけられた虎鉄。必死に虚勢を張ってみるも、やはり衰えは直接仕事に影響してしまう。ポイントの取得やショー的な見栄えよりも、いかに市民を守るかが大切である、というポリシーを大切に守り続けてきた虎鉄だったが、その礎となるはずのレジェンドが、真逆の行動を取っていたことは、少なからずモチベーションにも影響しているだろう。このままいけば、自らも「お飾りヒーロー」に堕してしまうのは時間の問題。娘に「格好良い」と言ってもらいたいという彼のドリームは、叶う日が来るのだろうか。 そして、そんなレジェンドの真実の姿を見続けてきた男が、あのルナティックだった。レジェンドの息子として、堕ちていくレジェンドの醜態を全て知り、彼の人生にピリオドを打つことになった悲しい記憶。父の残したヒーロー文化の欺瞞に対抗意識を燃やし、ただひたすらに自らの正義を断行し続けることで、父の亡霊を乗り越えようと躍起になっている。しかし、その「正義」すらも在りし日の父の言葉から得られたものであるのだ。このジレンマこそが歪んだ彼の行動を束縛し続ける要因である。正体を隠すための奇妙なマスクに刻まれた大きな手のひらこそが、彼の心を握りつぶして離さない、巨大なレジェンドの怨念を表している。 「親」という存在は、誰もが乗り越え、そして自らが「親」の立場に至るはずのもの。これまでスポットが当たり続けていたバーナビーは、両親を殺された恨みのみを原動力とし、「親」を守り、「親」を知るために動き続けてきたわけだが、そこには無条件に得られる親子の信頼関係があった。そして、虎鉄が危険な状態でヒーローという立場にこだわり続けるのも、自分を育んでくれたレジェンドへの憧れと、たった1人の娘への虚勢が大きな理由である。そして、ルナティックはただひたすら、父親を憎み、母親を哀れみ、両親から逃れるためだけに凶行を繰り返す。親として認められたい者、親との共感を得たい者、そして親を討ち果たしたい者。3人の思いは、どこかで繋がりを見いだすことが出来るのだろうか。 そして、最後の「親」として存在するマーベリックの存在がどうしても気になる。アンドロイド工学の先駆者として名を残したバーナビーの両親と古くから交流があったというマーベリック。彼はバーナビーの親も同然の存在だが、彼の両親が襲われたあの日にも、常に傍らに存在していた。彼がバーナビーの理想の「親」として存在しているのは間違い無かろうが、その真実の姿は、一体どのようなものなのだろうか。どうにも、もう一波乱ありそうである。 今回は重たいテーマが多くてチクチクと痛めつけられるような視聴になったわけだが、脚本の配分がうまくいかなかったのか、後半の虎鉄のバトルシーンからの流れが何だか妙に間延びしていたのが残念。視聴者としては、「虎鉄! お前能力の起動時間が短くなってるのしってんだから、悠長に構えてないでさっさと犯人とっつかまえろよ!」とイライラしたことだろう。もうちょっと自然に尺を繋ぐ方法があった気がするんだけど、順当に伏線を消化するために手順を追っているだけに見えてしまったので、ちょっと勿体無かった。 PR |
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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