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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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  いい大人といい子供の第3話。ノイタミナでは逆に珍しいくらいの現象だよね、根深い悩みを抱えた人間も、底意地が悪い極悪人も、今のところ1人も登場していない作品。一番大変なのはりんちゃんなんだろうけど、それが見えないように出来ているからかなぁ。

 順調に進行しているダイキチとりんの共同生活。次第に回りからの理解も出始めたおかげで、最初の頃の慌ただしい子育て生活も少しずつ改善されつつある。もちろん、大吉の払った大きな「犠牲」によるものではあるのだが、当の大吉本人はそこまで悲壮な空気は漂わせておらず、仕事に対しても「駄目なら駄目じゃないことを出来る範囲で」というスタンスがはっきりしている。今のところ特別りんに肩入れしているようにも見えず、勢いで引き取るといってしまった手前の意地みたいなものもあまり感じられず、純粋に「何となくりんに迷惑をかけたくないため」というだけの理由ですんなり動いてしまっていることが、特に違和感なく共感出来るのは、やはり子供という存在がそれだけ大きいためなのだろうか。それとも単に大吉が人格者に見えているからか。ま、こちとら働いてないから、「収入を減らしてでも残業の無い部署に異動する」っていう決断の重大さはいまいち分からんのだがね……

 大吉の実家、河内家も少しずつ巻き込んで進行するりんの母親探しなど、シナリオラインは着実に重要なルートを進んでいる。今後もこの「りんの親子関係」をベースに進むことになるとは思うのだが、今のところ大吉の奮戦ぶりばかりが作中で語られているので、出来ることならりんちゃんの保育園での日常なんかももう少しみたいところですかね。ほんと、りんの可愛い顔の可愛らしさといったらどうしようもない。今期は幼女が強いアニメクールだなぁ。

 そして、そんな幼女分とは相反する要素ではあるが、実はこの作品は働く大人たちも強い。昨今のアニメ事情を考えると、「普通に会社勤めしている社会人達のコミュニケーション」というのが映像で流れるのは意外とレアケースだったりするのだ。改めてアニメ文化の偏りを実感する事態である。こうした「大人の交流」ものがコンスタントに提供されるだけでも、ノイタミナという枠の独自性は際立っているように見える。

 そして、普段あまり見られないシチュエーションが見られるということは、中の人たちも普段あまりやらない役が出来るということ。過去を振り返ってみても、植田佳奈が子持ちの役をやっていたことなど記憶にないし、まして鹿野優以が1児の母になったことなどあろうはずもない。そうした役柄を演じている顔馴染みの面子を見る(聞く)のは、なかなか新鮮で面白いのである。まぁ、実際植田佳奈なんて、りんちゃんくらいの娘がいてもおかしくないわけだからねぇ。鹿野だってそうだな。もっとこういう作品が増えたら耳にも楽しいんだけどなぁ。

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