放送終了記念、まとめの感想を記す替わりに、タイトル通りの企画。１つ１つのシナリオは嵐のように過ぎ去っていったが、「声に出して読みたい都道府犬語」があなたにもきっとあるはず。そんな想い出の数々を、１つずつ綴っていきます。
○「便乗した〜い！」（放送前ＰＶ／ナレーション）
元々は、企画スタート時のＰＶでナレーターである大川透が何度も繰り返した、この作品の存在意義そのものとなる台詞。全ては成功した過去の事例に乗っかって２匹目のどじょうを狙う戦術だったのだ。後になって、同じく大川さんがＣＶを務めた鹿児島犬が決め台詞として叫んだことで作中にも登場した。ただ、無理矢理叫んだためにシナリオの中ではよく分からないスタンスになっている。
○「私、愛知犬！ ちょっぴり人見知りしちゃうワンワンだけど、どうか仲良くしてほしいだがね」（１話／愛知）
記念すべき放送第１回の最初の愛知犬の台詞。さりげない自己紹介の中にも、ベロ出しウザ顔などの愛知独特の持ち味が活かされている名台詞である。ちなみに、その後のエピソードを見る限り、どう考えても愛知は人見知りしない質だ。
○「名古屋犬名古屋犬名古屋犬名古屋犬名古屋犬名古屋犬名古屋犬名古屋犬」（１話／福岡）
愛知と双璧を成す強烈キャラである福岡の登場台詞。この一連の流れで作品の空気が決まったと言っても過言ではない。
○「のどが渇いたら〜」（２話／静岡）
静岡犬がテレビを観ながらぽつりと呟いた一言。一見すると普通の発言だが、「お前、お茶やん」という突っ込み待ちなのは明らか。この作品を混迷の渦に巻き込んだ最初の一言。
○「飲んでつかーさい」（２話／愛媛）
体内からゲボジュースを吐き出した愛媛の一言。基本的に愛媛の語尾は「ぞなもし」なので、実は「つかーさい」を用いたのはこの１回だけである。
○「ちかっぱキツかー！」（第２話／福岡）
トラブルメイカーとしての福岡のスタンスをこれ以上ないくらいに際立たせた謎の台詞。２人がテレビを観てくつろいでいる空間（おそらく室内）に突如飛び込んできて何が「キツかー！」なのかさっぱり分からないが、「方言バラエティ」としてのこの作品の楽しさがよく出た見事な台詞。
○「カワク、カワクゾー」（３話／愛知）
愛知が登場直後に唸っていた謎の一言。「お前揚げ物なんだから湿気を帯びたらあかんやろ」とは思うのだが、本人は割と真剣に焦っていた。乾くと何が起こるというのだろう。ちなみに、台詞を漢字にした時に「乾く」なのか「渇く」なのかはちょっと分からない。
○「ﾑｼｬﾑｼｬﾑｼｬﾑｼｬ…………ｳﾏｰｲ！」（４話／愛知）
山梨の実をむさぼり食った後の一言。どこまでも意地汚くて必死に食べる奴だ。
○「みての通り強面なので、友達がおらんぜよ」（５話／高知）
なにげに寂しすぎる一言である。なんでこんなに朗らかなんだろう。
○「やっ、山梨犬の方が美味しいだがね！」（５話／愛知）
愛知が最低の外道であることがはっきり示された衝撃の一言。ここから愛知の無敵伝説が始まる。
○「僕のっ……高貴な……僕の……！」（６話／佐賀）
顔面を割られて言葉を失った佐賀がかろうじて漏らした言葉。必死に取り繕っているが、市場価格はたかだか2000円である。
○「どげんかせんといかんっ！」（７話／宮崎）
まぁ、これを言わないとアイデンティティが保てないから……
○「おいそこのぶどう！ 武道の心得はあるか〜！」（８話／新潟）
酔っぱらった新潟が山梨相手にくだを巻いた時の台詞。酔ってすぐに親父ギャグって、底の浅い奴め。
○「明太子トッピングの巻〜！」（９話／福岡）
福岡が炸裂させた必殺技。その効果は……よく分からない。
○「トラップカード発動！ 相手は死ぬと〜」（９話／福岡）
どんなカードだよ……
○「なんだよ！ 今抜けたとよ、絶対抜けたと〜！ デバックしてない……」（９話／福岡）
ゲーセンで大分（兄）と対戦しておそらく投げを喰らったか何かしたであろう福岡の悪あがき。まぁ、言うよね〜。
○「にょほほ！ びっくりしたか！」（１３話／宮城）
悪戯者の宮城が相手を驚かせてご満悦の一言。可愛い、特に声が可愛い。
○「りんご、ゴリラ、ラッパ、パラディン！」（１３話／宮城）
持ちネタ。「パン」でも「パイン」でもなんでもいいのにわざわざ「パラディン」を持ってくる言語センスが秀逸。
○「あっ、くしゃみっこが！」（１４話／岩手）
特技を自慢するためにわざとやったとしか思えない岩手犬の一言。お手本のような方言。
○「いいんすよ、わりゃ２番で。もちろんじゃないっすか！」（１５話／石川）
窮地に追い込まれた石川がとっさに保身のために発した一言。単なるクズである。
○「プリンである私の身体よりもあま〜い」（１６話／兵庫）
自分の身体のうま味をネタにした、ある意味身体を張った発言。
○「こんな大きな桃、直感的に拾うがじゃ！」（１７話／岡山）
突如「どんぶらこ〜」といいながら登場した岡山が静岡たちに投げかけた言いがかり。言いたいことは分かるが、何とも不思議ないちゃもんである。
○「あぁ、しゃべるお尻らー」「お尻ぞなもしー」（１７話／静岡・愛媛）
上の文句に対する返答。桃だってゆーてるやん。この言いようのない超越感、この２人もただ者じゃない。
○「ハニワを発掘して仲間にするんだ〜、たくさんたくさんお友達つくる〜」（１８話／埼玉）
埼玉登場時の台詞。言ってることは何だか不気味だけど、とにかく可愛い。
○「てゆーか、お腹空いたから帰るだがや」（１８話／愛知）
愛知の外道発言第２弾。本当に駄目な子である。「後足で砂をかける」というのはまさにこういうこと。
○「ワインにされるずら〜！」（１９話／山梨）
酔っぱらった新潟に鉢合わせしてしまった際の山梨のとっさの一言。意味が分からんけど困ってることは伝わってくるな。
○「みぃ〜つっけた〜♪」（２１話／愛知）
鳥取を掃除機で惨殺した後の愛知の楽しげな台詞。ひどい。
○「とっ、鳥取犬は〜！！」（２１話／山梨）
友達を殺害された山梨の魂の咆哮。これがまさに「涙目」というやつである。
○「頭が笠でな、菌類でな、ぶちゃいくでな、ほんでな……」（２２話／大分）
兄を捜す大分（妹）が必死に兄の特徴を説明した時の台詞。笠とぶちゃいくまではギリギリで納得出来るとして、「菌類でな」って言われてもどうしようもないだろうに。
○「福岡ぁ！ のるぞ！」（２３話／福井）
合体アイディアを思いついた福井が福岡を誘って言った台詞。さも当然のように他人を上にのせることを思いつく発想はなかなか。
○「YES! MA’AM!」（２３話／福岡）
合体を手伝う条件に500円を提示された福岡の元気な返事。ちなみに、このかけ声は女性に対しての「YES,SIR」らしいので、男性である福井に向かって使うのはおかしいようだ。
○「KI NO KO〜！」（２３話／福井）
合体を完成させた福井の雄叫び。意訳すると「これで俺もキノコのごとき存在となったぞ！」か。
○「悪い子はいねが〜！」（２４話／秋田）
なまはげの決まり文句。出来るだけ突然現れて子供達を驚かすのが礼儀。
○「こないだ、名もない花を踏みにじっていただがね！」（２４話／愛知）
愛知の外道発言第３弾。とっさに親友を売るという選択が出来る瞬発力は大したもの。
○「ううん、名古屋は本当は良い子ずら！」（２４話／山梨）
山梨の良い子ぶりが嫌というほど伝わる心優しい一言。ただ、すごく良い子なのに、なにげに名前は間違っている。
○「良い子過ぎるだろ、ぶどう……」（２４話／秋田）
上記の山梨発言を受けての秋田の心の声。まさに鬼の目にも涙である。
○「そんなに言うならちょっとだけですやん。ｶﾊﾟﾁｮ」（２５話／三重）
必死に女の子の期待に応えようとした三重の精一杯の対応。擬音がなんか可愛い。
○「私は群馬犬、今は温泉饅頭見習いなんさ」（２６話／群馬）
群馬犬初登場時の自己紹介台詞。なんてことはない自己紹介であるが、この声で言われると反則級の説得力を持つ。
○「Ah〜〜〜〜〜〜〜〜〜！！ 斬新♥」（２６話／群馬）
同じく群馬が上げた嬌声。エロい。
○「いばら“き”！」（２７話／茨城）
なんど教えても覚えない愛知に必死に自分の名前を覚えさせようとした一言。多分、ご当地県民からしても切実。
○「さっつま、いも〜！」「さいっごう、ど〜ん！」（２８話／鹿児島）
多分、言いたかっただけなんだろう。本人の言を借りれば、「便乗したかった」だけか。
○「わっは〜、太陽がまぶしか〜」（第３０話／熊本）
熊本犬登場時の台詞。なんてことない台詞だが、やっぱりこの声で言われるとずるい。
○「あ、６時からマジカル明太小町の再放送とー」（３１話／福岡）
福岡のフリーダムっぷりがよく分かる台詞。この番組はすごく観たい。
○「ひぃ！ こんなところにいられない！ 私は部屋に戻るだがね！」（３１話／愛知）
まさに名台詞。ただ、普通この台詞は屋内で使うものだと思うが……
○「ミソカツ〜！」（３１話／愛知）
落雷に打たれた際の、愛知の断末魔の一言。最期まで郷土を愛するいい奴だったよ……
○「僕は何度押しても起き上がるんだなし」（３２話／福島）
傷ついた福島県に力を与える、未来を期待させる本当の意味での良い台詞。
○「うつくしま、ふくしま〜！」（３２話／福島）
お馴染みの福島県キャッチコピー。ただ、この作品内では、惨事のきっかけだったけど。
○「また割れたずら！」（３２話／山梨）
力尽きた静岡を見た山梨の一言。「また」って。
○「そぉい！」（３４話／愛知）
山口ボディにチャレンジした愛知がコークスクリューをかました際のかけ声。リアルに言ってる奴は初めて見た。
○「ざ、残念でした、効かんのぅ〜〜ふぐぅ！」（３４話／山口）
コークスクリューを見舞われた山口の強がりだが、途中で自己紹介をしながら息絶えるという、なかなか器用な芸を見せてくれた。基本的に若本ボイスだから反則。
○「も〜い〜か〜い、でござるぅ〜！」（３５話／滋賀）
せっかく特技を披露しようとしたのに目論見はずれた滋賀の悲しげな一言。回りに流されても、ちゃんと与えられた仕事をこなそうとする健気さが可愛らしい。
○「子犬ちゃんたち、僕の取り合いはやめてくれっ」（３６話／栃木）
得意げな栃木が発した、なんだかきざったらしい一言。普通なら「小猫ちゃん達」になるはずのところを「小犬」にしているおかげで、辛うじてこの作品の登場キャラが犬であることを思い出させてくれる。
○「嫌だ〜！ ミキサーは嫌だっぺよ〜！」（３６話／栃木）
上の台詞を受けての、栃木の懇願台詞。まぁ、これまで食べられたどの県よりも残酷な処理方法には違いないからね……
○「へーい！ クッキングタイムの時間じゃん！」(３７話／神奈川)
神奈川犬登場時の台詞。「タイム」と「時間」が被っておりナチュラルにアホをアピール。
○「うんせじゃん！ うんせじゃん！」（３７話／神奈川）
シュウマイの衣をまとう際の神奈川のかけ声。やたら可愛いのに、どこかうざい。
○「ドゥ〜？」（３７話／神奈川）
グリンピースを装着した神奈川が、観客に反応を期待する呼び声。うざい。でも、中の人が似たようなシチュエーションに巡り会ったら、こんな感じ。回りからの反応も、「イッケメ〜ン！」
○「ﾃﾞﾘｼｬｽｰ！ ﾔｯﾀｰ！」（３８話／愛知）
たまたま飛来した岐阜犬の中身を見事にキャッチした愛知の台詞。なんか分からんけどイイネ。
○「どっしたの どっしたの ヨイヨイヨイヨイ♪」（３９話／徳島）
徳島初登場時の台詞。楽しげだし可愛らしい。
○「仲良しで息もぴったりだにゃー」「だにゃー」（４０話／山形）
双子姉妹山形の初登場時の台詞。これが後の惨劇に繋がることに。
○「何よブス！」「アンタこそブス！」『ブスブスブスブスブスブス！』(４０話／山形)
同じ顔どうしで罵りあわなくてもいいのに……
(注)当初「なんだこのブス！」と書いていたのですが、下にあるようにコメントを頂いて修正しました。まさかこんな細かいところまでチェックが入るとは……ひょっとして、私が想像している以上に、この作品は愛されているのだろうか？！ すごいことである。（'12/08/06）
○「これでヨー、君もヨー、スーパーすっぱ団の一員ヨー！」（４１話／和歌山）
計略を成功させて福岡にすっぱい梅干しを食べさせた後の和歌山の台詞。なんか不思議な語尾が印象的です。
○「美味しい梅干したべやん？」「バリ美味しいとよ、食べるとよ！」（４１話／和歌山・福岡）
次なる犠牲者、山梨を巻き込むことになる悪党共の台詞。他人の不幸はみんな好きなのね。
○「おーっと！ 今すぐかぶりつきたい気持ちはよぅ分かるばってん！」（４２話／長崎）
出来たてほやほや、満足げな長崎の自慢台詞。早とちりというか、自意識過剰というか。
○「うん、でももうなくなっちゃうかもら」（４２話／静岡）
のんびり屋の静岡名物、「早くそれを言えよ」シリーズ。この余裕は本当に大物。
○「勉強にスポーツに、夜食にももってこいだのぅ！」（４３話／香川）
香川が初登場に展開したセールストーク。スポーツねぇ。まぁ、消化は良いからすぐにエネルギーにはなりそうだけども。
○「なっ、なにやっとるとー！ お前らぁぁ！！」(４３話／福岡)
静岡と愛媛の逢い引きの現場を目撃した福岡の怒りの雄叫び。ここまで本気になるなんて、やっぱり福岡さんてば。
○「当たり前じゃないか。来世もいっしょとよ」（４４話／福岡）
ＰＣゲーム「マジカル！明太小町」プレイ中に、小町ちゃんに「私のこと好き？」と聞かれた福岡が、ディスプレイに向かって応えた台詞。モノホンやで。
○「マーブヤ、マーブヤ、ハブハブマハナ……ハッ！」（４４話／沖縄）
沖縄が破魔のために唱えた謎の呪文。どうやら沖縄弁で「まぶや」は「魂」を意味するらしい。後半パートは正直なんて言ってるのかよく分からないので、意味を知っている人は教えて下さい。
○「あがっ」（４４話／沖縄）
福岡に「小町ちゃんを返せ！」と頭を殴られた沖縄が思わずあげた声。「あずまんが大王」で知ったけど、本当に沖縄の人は「いてっ」っていう時に「あがっ」っていうのね。
○「ハイ残念こっちだーよー！」（４６話／千葉）
子供達から金を巻き上げた千葉がモグラたたきゲームでダイナミックな反則行為を行った後の捨て台詞。ひでぇ。
○「三日三晩寝て起きて生み出した必殺技、受けてみぃ！」（４６話／広島）
魔球「五月雨もみじおろし１４号」を投げる前に広島が叫んだ台詞。規則正しい生活は大事だよね。
○「ピッチャーびびってるー！」（４６話／愛知）
広島と野球で対戦していた愛知が飛ばしたヤジ。別に言ってもいいんだけど、キャッチャーが言う台詞じゃないよね。
○「てやんでべらぼぅめぇ！ 花火の準備をしてるんでぇ！」（４７話／東京）
静岡たちと出会った際の東京兎の台詞。どう見ても、残った連中を拷問にかけているようにしか見えませんでしたがね。
○「ミギャーーーーー！」（４７話／愛知）
花火の打ち上げ筒が横転してしまった愛知の悲鳴。こんな声、他のどの戸松キャラでも聞いたことがありません。凄い音が出てるので必聴。
○「名古屋犬降りるとよ」（Ｅｘ０１／福岡）
それまで仲良かったのに、愛媛に出会った途端に冷徹になる福岡。これだから男の子ってのは。
○「ウッヒョー！ デュフｗｗ デュフフｗｗｗ」（Ｅｘ０１／福岡）
自転車で愛媛から強く抱きしめられた福岡の鼻息の荒さたるや。お手本のようなキモオタ精神。それにしても、アスミスはこういうのも似合うなぁ。
○「あ どっこいしょー！」（Ｅｘ０１／愛知）
ムカつく福岡を尻尾で一閃。愛知にも人並みに苛立つことはあるみたいです。
○「花満開だがねー！」（Ｅｘ０２／愛知）
山梨の手から無理矢理花束をむしり取った愛知の雄叫び。女の子なんだか、がさつなんだか。
○「ほわわ〜……バイバイ」（Ｅｘ０２／山梨）
手に持った花にたまたまとまった蝶を見付けた山梨の台詞。本当の良心はここにある。
○「割れないら……今日こそは絶対に割れないら……」（Ｅｘ０３／静岡）
静岡一世一代の誓いの台詞。普段のおっとりした口調とは違い、確かにその気概は本物。
○「割れて……ないら……割れてなど……」（Ｅｘ０３／静岡）
男には、死んでも認めたくない敗北があるんですよね……
○「一緒じゃおかしいぜよ！」「何で？」『えっ？』（Ｅｘ０４／高知・愛媛・徳島・香川）
四国オフでの一コマ。もう何がなにやら。
○「名古屋が私をかばって穴に落ちたずら！」（Ｅｘ０５／山梨）
もう、ここまで好意的に受け取ってもらえたならそのまま死んでも本望じゃなかろうか。山梨は本当に良い子過ぎて困る。
○「まさかあの名古屋が！」（Ｅｘ０５／静岡）
上の山梨の台詞に対するレスポンス。ですよねー。
○『ありがとう名古屋犬。』「愛知犬だがねー！」（Ｅｘ０５／レギュラー一同）
というわけで、まさかの半年かけた天丼で終幕。お疲れ様でした！
○「４７都道府犬！」（全話／各キャラクター）
アイキャッチ台詞。この一言だけでも、各キャラの個性が出ていて本当に面白かったんです。いつの日か、また新しいコールが聴けることを楽しみにまっています！！
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