最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
○「君と僕。」 3
これは……分からない。面白いとか、面白くないとかじゃなくて、ワカラナイ。そして、そうは言っても、これまで数多見てきた腐女子向け作品を観たときの「理解出来ない」とも違うものだ。どう楽しんでいいのかが分からない。こいつぁなかなか面倒なものが現れたぞ。 アニメの楽しみ方なんてものは受け手によって色々変化するし、1つの作品に紋切り型の1つの楽しみしかないわけではないので、それを「どう楽しむ作品なのか」と説明するのは難しいが、「何が楽しかったか」ならばある程度特定出来る部分だろう。しかし、この作品には、まずそのきっかけがない。男子高校生4人が主人公の時点で、いわゆる「腐女子向け」の楽しみ方は当然あるだろうし、あるんだったら私はそれを理解出来ないはずなので仕方ないが、どうも、初見の印象ではそっち方面の方々が喜んで飛びついてくるような作りにも見えないんですよ。「うたプリ」みたいな馬鹿馬鹿しさもなく、「世界一初恋」のような根深さもなく、「薄桜鬼」のようなお耽美さも感じられない。ただひたすら描写がユルくて、このテンポじゃぁ妄想するにもコストパフォーマンスが悪そうだ。 だったら、「オフビート」という便利な言葉がある。いわゆる萌え四コマ的な「だらだらした日常を楽しむ」という奴だ。ただ、それにしたってどこに焦点が当てたいのかの基準が見えてこない。まずもって、タイトルの「君」と「僕」が誰だか分からないのだ。ロン毛が一番視聴者にものの見方を提供してくれていたとは思うが、奴よりも黒髪の方がスタンス的に主人公っぽい。そして、どちらが主人公だとしても、「日常もの」に必要な「最低限の起爆力」が不足している。あんまり面白いと思わなかった「Aちゃんねる」ですら、主人公のるんにはそれなりの起爆剤が用意されていたのに、この作品にはそれがない。 それなら、純粋に「シュールなギャグ」なのか? 一応、双子の超人設定や、何度も同じようなことを繰り返す天丼の様子を見れば、ギャグとしてのスタンスは明確。ただ、それにしてはネタの押し方がおかしい。具体的なシーンで切り取ってみると、例えば双子がバスケ部に参加して初めてパスをもらうシーン。思わず避けた双子の描写が入り、そこですぐに突っ込みに回ればギャグとしてのテンポが刻めるはずなのに、何故か一切必要性が感じられない「壁にぶつかって転がるボール」のカットが入る。そのおかげで、ネタのやりとりとしては致命的なタイムラグが発生し、「ユルい」を通り越して「ダレた」演出になってしまっている。他にも、「クッキング部」のくだりでは、オチが「刃物をそのまま手渡す」というものだったのに、その前に別にいらない気がする「じゃがいもの皮をめっちゃ速く剥く」というシーンが入る。「何故双子が料理に向かないか」の説明エピソードとして完全に不要な部分で、おかげでオチが全く機能しなくなっている。ギャグ漫画だとすると、やはり致命的に狙いがおかしい。 となると、やっぱりこれは「ギャグアニメ」ではない。「男子高校生の妙な日常」アニメだ。しかも、ギャグのテンポを悪くして、更にところどころに無駄な真面目ぶりを混ぜて腰を折り、キャラが基本的に不愉快なことしか言わないという、「日常アニメ」だ。さて、一体誰がそれを求めているというのだろうか? 原作を知らないので何とも言えないのだが、アニメ単体で見ても絵の印象が薄くて、最近だと一番イメージが近いのが「森田さん」っていうレベル。5分流れるだけなら気にならないけど、この雰囲気で30分やられると、拠り所が無くて不安になってくる。どこか崩れている、というわけでもないし、「ユルさ」を出したいというのならば結果は伴っているはずだが、はたしてそれが狙いなのかも分からないので許容しがたい。やっぱり、最終的な結論は「つまらない」じゃなくて「分からない」なのである。なんじゃいこりゃ。しばらく見ているとそのうちこれの良さが分かるようになるんだろうか…… 切ってもいいものかなぁ……でも神戸監督とJ.C.だろ? そんなに大きなハズレが飛び出すという気もしないのだが……うぅむ……夏に切った作品が「R−15」だけで、あそこまでひどいものにはなってないと思うのだが…… PR |
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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