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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「ましろ色シンフォニー –The color of lovers-」 4

 なんだか久し振りに純正ギャルゲアニメを見るなー、と思ったが、単に個人的に「星空へ架かる橋」の視聴を切ったせいだった。まぁ、当方残念ながらギャルゲ耐性が全く無いので、この手のアニメを見るモチベーションが維持できないことが多いのでね。この作品も、正直言うと「あわよくば切ろう」くらいのスタンスで視聴している感がある。

 1話目の幕開けは、非常にゆっくりしたものになった。Aパートがほとんど妹と2人の絡みに費やされ、何の先入観も予備知識も無しに見たら、これって妹がメインヒロイン? と思えるような展開。Bパートまで見れば生徒会長の方がメインっぽいのは分かるのだが、その出会いを描くためとはいえ、あそこまでシトシトと雨の降る「決戦前夜」を描くというのは、この手の作品では割と珍しい構成なんじゃなかろうか。今まで生み出されてきた有象無象のギャルゲアニメといえば、1話目は必ず主人公かヒロインのどっちかが転校する朝から幕を開けるものだからね。

 「夜」パートからスタートしたことにも現れているように、何だか不思議とゆったりして、初見の人間でもついていきやすいように配慮されている導入は決して悪いものではない。相変わらず無茶苦茶な転校設定も説明がゆっくりしていたおかげで理解出来るレベルであるし、後半一気に顔見せしたヒロイン勢も、メインヒロインの衝撃発言で次回に引くという繋ぎのおかげで、「あ、今回はまだ顔を覚えなくてもいいんだ」と安心できるので、別に気にならないレベル。ま、結局は十把一絡げで「いつも通りのキャラ達」にしか見えないのは難点なのだが、これくらいのスピードならばマシな方なのではなかろうか。「野良メイド」なんて無茶苦茶な単語も飛び出してきましたが、世の中には捨てメイドやメイドの墓場が出てきた漫画だってあるんだし、まだまだ大丈夫。

 制作はマングローブってことで、作画面はかなり安定している。冒頭の雨に濡れる夜の雰囲気なんかはよく出ていたし、キャラ作画はちょっと心配な部分もありつつ、謎の猫型生物の愛らしさなどはプラスポイント(あいつ、作中人物視点から見ても猫じゃないんだよな……)。監督は我が心のアニメである「ささめきこと」を担当した菅沼栄治。再び私の心に引っかかる何かを期待したい(何だか分かんないけど)。女子校を舞台にこのまま百合展開になれば、あるいはっ! 

 とまぁ、見るべき点、見づらい点はちょこちょこあるんだけど、やっぱりギャルゲ展開を見ているだけで個人的にはあんまりモチベーションがあがらんのですよ。何が悪いってこともないのだが……こればかりは持って生まれた趣味趣向としかいいようがないかなぁ。男子学生が女子校に乗り込むとか、貞操観念の薄い妹とか、必ずいるやたらノリの軽い男友達(声が鈴木達央的な)とか……この辺の設定は作品によって変えたらいかんもんかねぇ。この手のゲームのプレイヤーはよくもまぁ飽きないものだと感心するのである。まぁ、はたからみりゃ、毎年飽きもせず「似たような」アニメばかり見ている人間も同じに映るんだろうけどね。

 あ、でもエンディングはすごく良かった。一足先にひだまった気分ですね。エンディング画面みたいなさりげないところでセンスが出たところをみると、やっぱり菅沼さんは悪い監督じゃない気がしますわ。

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