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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「まよチキ!」 6→5

 Yeah、めでたくたどり着いた、今期最後の感想だ。総数は27本(うち2本が5分アニメ)、まぁ、今期もよく頑張った。休む間もなく次のシーズンですが、秋の夜長も頑張ってアニメを見ましょう。

 さておき、「ラノベ枠」というのは基本的に悪口である。この作品も徹底的にラノベだ。しかし、浸透と拡散を繰り返し、少しずつ特異な方へと広がっていくラノベ文化の中で、ここまで徹底してラノベ的な要素をおさえ、それだけを徹底的に突き詰める方向性でそれなりの結果を出せたというのは、「ラノベ枠」といっても評価されるべきものだったのではなかろうか。いや、あかん部分は本当にあかんはずなんだけれども。

 この作品で嬉しかったのは、覚悟していたような作画の崩壊が見られなかったこと。キャラクターデザインが割とシャープで、アニメ向きとはいえ少しの油断で崩れが目立つようなデザイン。この手の作品はキャラクターの見せ方が8割とは分かっているものの、制作がfeelってんでは不安も残ろう。川口監督も「SKET DANCE」との2本体勢だし、もしこの作品が「あまり本気で作られないもの」になっていたなら、おそらく目も当てられない結果になっていたのではなかろうか。

 しかし、実際にはそのわずかなセールスポイントを維持したままで、この作品は無事に走り抜けた。キャラのドタバタしたイメージは残しつつ、とってつけたようなシリアス展開に若干の無益さを感じさせつつ、「中の人さえ居ればそれでいいよね」とかいうお約束の感想も孕みつつ、それでもゴールにはたどり着けた。そのことが偉い。

 おかげで、どこを明示的に褒めたらいいのかは分からない。この手の「褒めどころが難しいラノベ文化」っていうのは、見る人によっては徹底的に駄目なものに見えるんだろうけど、何と擁護していいのか分からない賑々しさが好きですよ。メインヒロイン勢は全員キャラが立っていたとは思うが、個人的にお気に入りだったのは、毎回多様なプロレス技で魅せてくれた紅羽。ボストンクラブやパイルドライバーなんかは分かるんだけど、OLAPなんかもかけられるあたりに、単なる格闘技好きの範疇を超えたマニアックな嗜好が伺える。彼女が出てくると無闇にテンションが上がるし画面にも動きが出て楽しいのですよ。お誕生会の話とかも良かったですよね。純正の花澤妹キャラが気になるのって久し振りの経験。

 もちろん、それ以外のキャスト陣も元気いっぱい。「にゅ」で殿堂入りを果たしたキタエリの奏も見事だったし、シンプルなツンデレ押しできた宇佐美役の伊瀬茉莉也もグッジョブ。ナクル役のアスミスは普段とはちょっと違う立ち位置だったが、最終回も含めて、何だか無駄に美味しいところを持っていった感じだ。そしてメインヒロインとなるスバル役のゆかち。うむ、頑張った。面白かった。ただ、個人的にはスバルはデレるのがちょっと早すぎた。もう少し1話のクール状態で引っ張ってもらえた方が、ゆかちの百面相が堪能出来たと思うのですよ。そこだけが心残りだったので、点数は1点下げさせてもらった。まぁ、いらんお節介だとは思うけど。

 アスミス、ゆかち、そしてキタエリ。この3人が集まってワーキャーやってるだけって、……単なる日常のワンシーンじゃないですか! もう、キャストが実写でだべってるとこを延々放送してくれてもいいんですよ。以上だ!

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