最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
イカれちまったぜ! 第16話。いや、イカれてんのは知ってんだけどね。ここんところ、一週間にピングドラム1話と「ウテナ」2話を見なきゃいけない生活なので、もう何が正しいのか分からなくなってきてますよ。こえぇよ、この合法ドラッグ。
前回の時籠ゆり編に続き、今回はまさかの夏芽回である。「ペルソナ4」と続けて放送されるおかげで、スーパー堀江タイムになってるよ、この時間帯。そして、高倉家、荻野目家、時籠家に続き、本作中では4件目の「親子関係に問題ありまくりの家庭」ですよ。ほんと、この作品では「親子」や「家族」っていう関係性が一切安らぎに繋がっておらず、各々のキャラクターの一番根深い問題を生み出すリソースにしかなってないのが恐ろしい。こんだけ問題がある家族しか出てこない理由は前回分析した通りだけど、それにしたって、ここまで歪んだ家族観を立て続けに産み出されると、脚本を作っている人間は大丈夫なのかと心配になってくるほどだ。 加えて、これまでの時籠家、荻野目家の場合、真剣な家族の悩みをそれなりにシリアスも交えながら描いてくれていたのでまだ理解の範疇にはあったのだが(いや、荻野目家は海洋生物コントメインだからあれもひどいんだけど)、今回の夏芽家のエピソードは徹頭徹尾ギャグテイストで統一してあり、問題の根深さをどこか別の次元、別の概念レベルにまで転化させているので混乱の度合いが段違いである。でも、どうせ今回ギャグっぽく扱ったテーマも最終的には大きな問題に絡んでくるんだろ? どうせそういうことをやるアニメだよ! 夏芽家のエピソードの幕を開けたのは、意外にも真砂子の従者である眼鏡メイドさん。中原麻衣ボイスの時点でただものじゃねぇな、ってのは分かったけど、なんと本邦4人目の生存戦略空間への招待客になるというサプライズが展開された。せっかく久し振りの生存戦略だったのに、高らかに宣言するプリンセスの声がなく、まさかの吹き出しスタート。そこから謎の575バトルを経ての着やせメイドサービスシーン撮影会へ。「撮影してるカメラマンのかっこの方がよっぽどエロいやないか」とか「祖父の代から務めてるメイドのくせに、なんでそんなにピッチピチなんだよ」とか、突っ込みどころしかないワンシーン。 そして、そこからは夏芽の独り語りによる、祖父との関係性の回想。なんかよく分からない理由で別離している父親との関係性を取り戻すために、諸悪の根源たる祖父を亡き者にしようと思い悩む夏芽がひたすら繰り返して祖父の殺害を夢に見てしまうという天丼コントだが、連発するシュールなシーンのおかげで悲壮感も緊迫感もありゃしない。さりげなく発揮される祖父の変態性は、なんでそんなキャラにする必要があったんだよ、という意味の分からないクドさ。「夏芽家の男子たるものぉ〜」って言ってたけど、あんた1代で財を成したんだったら、先祖代々の謂われとか無いですやん。 散々暴れ回り、愉快なテンションでウンコちゃん呼ばわりまでしていた祖父が、ギャグのテンションを維持したままにフグ毒で即死。めでたしめでたしかと思いきや、その情念は呪いとしてマリオへ。更にフグ毒攻勢で真砂子を追い立てた結果、姉は中毒、弟は犬神家。夢うつつで彷徨う夏芽は、あの苹果たちの運命を隔てた「黒電車」の中で冠葉を見とめるも、冠葉は声の届かぬ「扉の向こう」へと消えた。世界を変える、その選択へと。 どこまでが回想? どこまでが夢? どこからが現実? 何が何だか分からないまま、夏芽は無事に生還した。マリオも無事だ。彼女は絶対に「あちら側」に行かないと心に誓った。渡瀬は、そんな彼女を見ても静かに笑っているだけであるが、「黒電車」の中では彼の隣にあの帽子を被ったマリオがいた。プリンセスオブクリスタルは、オープニング映像でも分かる通りに「渡瀬と同じラインに立つ者」である。同じ帽子を被ったマリオも、渡瀬と同じレベルを保つ存在であるかもしれない。必死で守ろうとする2人の兄を手玉に取る「妹」としての陽鞠、そして必死で守ろうとする姉を手玉に取る「弟」としてのマリオ。この符合が一体何を意味するのか。 さっぱり分からないことはいつもの通り。毎回主観視点すら変わるのでエピソード感のブツ切り感も半端じゃない。それなのに、何故こんなに続きが気になるのだろう。怖い。そして、能登麻美子の歌がトラップとして使われ、あげく燃え上がるというその事実も、怖い。 PR |
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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