最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
東京はタコが多い町、第17話。私みたいにほとんど東京を知らない人間には勉強になるアニメだなぁ。あれだろ、電車に乗ると毎日違う「今日の標語」がオリジナルアニメーションで流れる街だろ? いいとこだな!
さて、前回までがサブキャラエピソードの充填回という位置取りだとすると、今回からいよいよ作品の主題たる高倉家の中へと食い込んでいくことになりそうだ。おかげで、今までは分かりにくい部分が多くてついていくだけでヘトヘトになる本作だったが、今回のシナリオは分かりやすい進行になっており、真っ直ぐに中身を楽しむことが出来る。まぁ、それでも相変わらず何がなんだか分からない部分もあるのだが…… これまで描かれてきたのは、ゆりの内面や夏芽の内面など、実際には16年前の事件とは関係が薄い部分だった。そして、プリンセスの影も次第に薄くなり、ろくに生存戦略すら見られないというないがしろな状態。しかし、今回はようやくコール有りの生存戦略が施行され、その中では全裸陽鞠による完全アウトなサービスまで披露。視聴者が陽鞠のあられもない姿にうわーって叫んでいるその隙に、プリンセスが「お前には何とかすることが出来る」と冠葉に宣告するという重要な要素も描かれている。陽鞠が倒れたあの晩に、冠葉はプリンセスから直々に「お前ではもう陽鞠は救えない」と言われていたはずだったが、今回、プリンセスはそんな冠葉に救いの手を差し伸べている。相変わらずピングドラムがなんなのか教えてくれないプリンセスの言葉をどの程度信じていいのかも分からないが、これをきっかけに、冠葉はもう少し生産的な、前を見た行動が出来るようになるのだろうか。 そして、今回最も大きな変革がもたらされたのは、なんとあの時籠ゆりの心境であった。これまではるかな高みから見下ろしていたかのようなゆりの振る舞いだったが、苹果との行動を繰り返すうちに、どうやら過去に色あせていた桃果との想い出も強烈に蘇ってきたようだ。彼女の生きる理念の1つとして、罰するべきは高倉の血筋である、という強い想いがあった。そして、そのたった1つの信念が、彼女を多蕗との結婚にまで至らせた原動力になっていたようである。実に直接的な手段で陽鞠を亡き者にしようと企てたゆり。その計画はすんでのところでもう1人の闖入者である夏芽に阻まれたが、彼女こそが、冠葉や晶馬が恐れていた「高倉を許さない者」であるのは間違い無い。生娘と年増のよく分からない日記争奪戦の結末は、どちらに転んでもあまり高倉家には幸せな結果にはならないようである。 そして、そんなゆりの意志をどう受け止めているのだろう。未だ謎が残り続ける最後の登場人物、多蕗も動き出した。ゆりと2人で話し合っている時には「既に高倉の子供達には何の感情もない」と言っていた多蕗だったが、意外なところからゆりの計画に介入、そのまま苹果と陽鞠を自分の手元に置くことに。さぁ、彼の桃果に対する思いは、一体どこに着地するのだろうか。 今回最も焦点が当たっているのは、間違い無くこの多蕗とゆりの桃果への想いということになるだろう。最も象徴的なのは、2人が語り合う夜の自室のシーン。2人が揺らすシャンパングラスの中には、光輝く東京タワーのシルエットが揺れている。彼らが手中に入れて揺らすこの東京タワーは、過去に桃果が「改変した」この世界の象徴ともいえるパーツである。彼らは今でも、桃果が産み出したこの世界を愛し、そして桃果を失ったことを悔やんでいる。あの時から別たれた2つの世界については、多蕗がついていたテーブルに置かれたグラスのシルエットも示唆的な図案を描いており、1つのグラスから同じように2つの影が伸び、「分かれた世界、有ったかもしれない世界」の存在を示唆している.桃果がいるからこそ得られたはずのこの世界に、既に桃果はいない。そんな理不尽を前にして、多蕗は一体どんな行動に移るのだろう。 実際に昇ったことが無いからしらないが、彼が苹果たちを招待したあの巨大なエレベーターは、どうやら東京タワーのもののようにみえる。この「東京タワー攻防戦」が、まずはこの作品世界の行く末を決める1つ目の勝負になるのだろう。……なんか、CCさくらの1期みたいだな。 PR |
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