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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 大筋では全く予想外なことなど起こらなかった最終話。予定調和の連続でも、何故こうも試合に身が入ってしまうのだろう。櫻花會と朝香中の最終決戦は、野球漫画のお手本のような一進一退の攻防が続く。

 最終回ということで、今までやってきたことを全てまとめ上げることが必須となる今回。「逆転される」→「個々人が持てる全てを発揮(小梅は親父オプション付き)」→「切り札はナックル」というところまでは完全に予想通りだったのだが、想定外だったことは、あっさり逆転されたこと、お雪が怪我をしてしまったこと、そして、最終打席が晶子だったこと。個人的には負けパターンなら小梅、勝ちパターンなら巴だと踏んでいたのだが(あと、序盤で一回ナックルで失敗する行程も予想外ではあった)。

 さておき、今回そんな予定通りの進行だった中でもなんとナイン全員がそれぞれに見せ場を作るという、「サービスシーン」がきちんと設けられていた。1人ずつ観ていくと、胡蝶は当然の内野安打。乃枝は相手がフォームを盗んでいることを逆に利用するという策、巴は満塁ホームラン、晶子はナックル、小梅は最終打席のヒットとナックルキャッチ。このあたりまではあって当然という気もするのだが、他にも、鏡子が難しい外野フライの処理。構図やキャッチまで全て10話のラストを再現しているというあたり、芸が細かい。お雪は怪我の原因になったファインプレーだけでもおなかいっぱいだと思ったのだが、その後も痛む手を振り切ってのヒット、そして環とのコンビプレーはなんとあのアライバ連携。あまりのテクニックに爆笑してしまった。そして影の薄い静にまで連携でファインプレーがあったし、あげく記子も「敵の作戦を見破る」という使命があった。最終回の試合の流れの中で、きちんと10人の見せ場があるってのはものすごいうれしかった。

 他にも回収すべきものは余すことなく回収しており、例えば晶子と岩崎の関係や、小梅と三郎のラブラブっぷり、また、以前も少しだけ気にしたことがあるが、最後まで謎だったお雪が野球をする理由が、ここでようやく明らかになった。完全にギャグエピソードだと思っていた「麻布八景娘戯」での顛末も巴の「吹っ切れちゃったホームラン」のシーンに活きてきたり(まぁ、乃枝は可哀想だったけど)、今まで櫻花會を応援してきた人間にとっては、大満足の天王山。

 結果的には朝香中に敗れはしたものの、朝香中のメンバーが全員誠実な野球人だったおかげで全力の試合が出来たし、最終回の4番からの攻撃の流れ、展開も非常に素晴らしい。アニメの筋立てからいうと、「親父パワーで小梅ヒット」→「因縁に決着を付けるべく、晶子が全てをかなぐり捨てて渾身のセーフティー」→「1塁の塁上では晶子が勝利」→「小梅の想いが強かったためにクロスプレーに持ち込む」→「僅差で敗退」という流れ。全てのプレイが手に汗握る展開で、普通の野球漫画としても面白かった(まぁ、普通の野球漫画ならセーフティーから2塁ランナーは突っ込まないとは思うけどね)。いやぁ、野球って本当に面白いなぁ。是非続編でパワーアップした面々の試合が見たいです!

 最後に気になったので確認したのだが、やはり晶子の投げる魔球はシンカーのように見える。「手元で落ちる」と言われていた割に縦の変化は少ないし、球の回転からしてフォークはない。利き手側の変化とすると、やっぱりシンカー。 

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