最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
鷹の爪団とファビュラスマックス、第23話。どんなコラボやねん、いや、ちょっと楽しそうだったけれども。
ここ数話は、「風呂敷をたたむ話」になっているのでそこまで詰め込んだ情報の多くないエピソードが続いている。様々なキャラクターが複雑に絡み合った状態から、1つずつ解きほぐされて中心となる面々に収束し始めているからだろうか。今回も、そこまで新たな情報が多いわけではなく、確実にゴールしたい、という意志がしっかり見て取れるだけの内容になっている。 まず、今回一番大きかったのは、概念的な意味ではなく、渡瀬医師と荻野目桃果は対立関係にあったということ。これまでも様々な局面で「桃果と、その日記がある限り自分は勝つことが出来ない」と繰り返していたわけだが、そうした相互関係が、明確に二人の対面を含めた対立関係にあることが示されたのは意義がある。冒頭の、渡瀬がモノローグを入れる電車の車内が心象風景であるならば「直接の対面」があったかどうかは定かでないが、どちらにせよ、二人は互いに自分の「敵」を認識し、直接手を下す形の対決に至った。渡瀬は自らを「呪いのメタファー」と名乗った幽霊であり、桃果に対して「封じる」方策を狙い、桃果は「運命を書き換える呪文」でもって渡瀬を排除しようと試みた。そして、その動機は、渡瀬が「この世の全てを壊す」ことを目的としており、桃果はそれを阻止しようとしたためであることも分かる。これまで、渡瀬たちの軍勢を「もう1つの正義」と表現してきたが、どうやらここに来て、彼は純粋に「悪」と受け取っても良さそうな状態になってきた。 「呪いの幽霊」渡瀬と「呪文の魔女」桃果。超越的な存在である2人は互いの力をぶつけ合い、結果は痛み分けとなった。桃果の力は2つのペンギン帽へと分化され、渡瀬も2体の黒ウサギへと分断される。おそらく、この2人は、分断された状態では力を発揮出来なくなったと考えるのが自然だろう。そして、渡瀬は自らを分断する呪文の力を持った日記帳を無き者にしようと奮戦し、桃果(ペンギン帽)はなんとかして日記を手に入れて呪文を完成させようと、高倉兄弟を使って「ピングドラム探し」をさせていたわけだ(この期に及んでピングドラム=日記帳かどうかは定かでないが)。互いに不自由な状態からの捜査活動であり、これまでは様々な人間を巻き込んだ乱戦模様だったわけだが、その最終的な勝敗が今回決したことになる。渡瀬の陰謀により、冠葉の罠にかかった苹果がついに日記を焼失させてしまったのだ。これで、一見すると桃果側の完全敗北にも見える状態になった。しかし、ついにペンギン帽の中から動き出した桃果は、まだ負けを認めてはいないようである。「運命の至る場所」へと向かう高倉兄弟。彼らを待つ対決は、一体どのようなものになるのだろうか。 渡瀬は「悪」である。しかし、冠葉はまだ分からない。彼は渡瀬が「人の命を救える」ということを信じ、陽鞠を守りたい一心でテロ活動を含めた彼の命令に従っている。それは純粋な悪意ではなく、やはり未だに「もう1つの正義」ではある。しかし、既に渡瀬の行動には「もう1つの正義」はみとめられない。「自分が世界を嫌いであった」というあまりにも利己的な理由から、彼は世界を壊そうと企んでいるのだ。彼の「悪」を巡って、冠葉と晶馬が今一度激突するようだ。桃果の言によれば、彼女に必要なのは、晶馬と冠葉の2人。プリンセスオブクリスタルが一番最初に「生存政略空間」に引き込んだ2人だ。彼女が渡瀬の存在をどこまで理解し、どれだけ対策を施そうとしているのかは定かでないが、「別々の正義」を持つ兄弟が「失われた未来」である陽鞠を奪い合う展開は、「どちらかの勝ち」という終わり方にはならないかもしれない。まぁ、本気で「正義」と「悪」でぶつかるつもりなら、あそこで晶馬が撃たれないはずが無いしね。次に明かされる2人の兄弟の出会いが、最後のファクターとなりそうだ。 しかし、渡瀬はあの2羽の黒ウサギに分化したはずなのだが、どうもウサギとは別々の個体として存在しているように見えるのだが……まぁ、「幽霊」に何を言っても無駄か。渡瀬が見せた「黒い列車」は運命を突き進む「黒い未来」、そして、彼が壊したい世界に残し、苹果を手にかけた黒いテディベアは「黒い破壊欲求」。プリンセスの見せる「白いテディベア」とは対象型になっているということか。さて、次はどんなパーツが解題されていく事やら。 PR |
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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