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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「夢色パティシエール」 4

 朝7時から始まる、「りぼん」掲載原作の完全子供向け作品。こういうのも一応1話だけ見て、「よし、この時間は寝ててもOKなんだな」という確認をするのも、この時期には大切な作業である。でないとうっかりとんでもない作品を見逃すこともあるのでね。ただ、やっぱり番組中にランドセルのCMとかが入る作品を見てると、時たま人生について考えたくなるときもある。でも、考えないようにする。

 もちろん朝の作品と言っても全部が全部チェックするわけではなく、この作品の場合、ヒロインの中の人が悠木碧であるという事前情報があったがための視聴。ヒロインのいちごは中学2年生なので、ぶっちゃけ、中の人の年齢もそんなに変わらないんじゃないか、というのが目玉(?)。この歳でキャリアも少ないのに、なかなかしっかりしていて将来が楽しみである。

 で、「一応あおちゃんだけ確認して、来週からは見ないんだろうなー」と思っていたら、意外にすんなり見られてしまう恐怖。画の出来が素晴らしいとか、奇抜な脚本があるとかいう天変地異は起こるはずもないのだが、なんだろう、特につまらないとも思わずに30分を見終わってしまった。

 もちろん前提条件として、「少女漫画原作のお約束作品である」という補正はかかっており、あり得ないサクセスストーリーとか、ものすごくステロタイプなキャラデザとかは苦笑いものなのだが、アニメとして不快感を感じるタイミングがない。要所要所であまりにおかしなえづらが入ってくるせいだろうか。幼い時期に川辺で泣いているいちごに、コック帽被ったおばあちゃんがゴテゴテしたタルトを差し出すシーンは流石に吹いた。そりゃま、パティシエールにだって孫はいるだろうが、屋外で泣いてる孫にタルトはないだろ。ばあちゃんならばあちゃんらしく、果物とかおはぎにしてくれ。中学生で栗田ゆう子もびっくりのリポートコメントをまくし立てるいちごのポテンシャルも未知数で、これがスイーツ大国日本の、幼い女の子たちが目指すヒロイン像なのかと戦慄してしまう。「スイーツ王子」「スイーツ魂」などのフレーズにも、いちいち(笑 を入れないでインプットするのが大変で、字義的にも諧謔的にも、斜め上からの「スイーツ量産アニメ」になるかもしれない。うーん、恐ろしい。

 まぁ、いにしえの昔から女の子はお菓子にあこがれるもんだからね。大体幼稚園児の将来の夢は「ケーキ屋さん」だし、小さい頃にはソフトクリームつくるおもちゃとかもあったし。ああいうお菓子願望が先鋭化しすぎちゃった形だと思えば、至極まっとうな「少女漫画」なのかもしれない。なにやら教育テレビでは料理をする幼女が人気らしいが、当方3次元幼女属性は無いので、ひとまずこちらを応援させてもらいます。

 で、何故か最後になったが、この作品のスタッフには監督名義では久しぶりの鈴木行がクレジットされている。わざわざデフォルメ→リアルの造形の変化を画面で再現させたりとか、この人の描くキャラクター像は案外嫌いじゃないんだよね。脚本、シリーズ構成にも馴染みの名前が並んでいるし、スタッフ面では意外に鉄板なのかもしれない。余談だが、「あぁ、行さんが監督ってことは、絶対にエンディングでデフォルメキャラが大量に踊るんだろうなぁ」と思ったら、あまりに予想通りのエンディングで吹いた。このパターンで一体何作続けるつもりなんだろうか。
参考→(

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