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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 そのチケットは意味がなくないだろ、第5話。いいじゃないか軽蔑されたって。永久に有効なんだぞ。なんの迷いがある。

 さておき、ようやくサブタイトルの通りのキャラクターに焦点が絞られてきました。今回はアバンが月火、Aパートが火憐対貝木で、Bパートが阿良々木さんと羽川、阿良々木さんと火憐の対話という構成になっている。まず、現時点では単なる傍観者である月火ちゃんだが、画面内での役割は単なる「可愛い妹」である。強いて言うならプラチナ可愛い。阿良々木さんは本当に恵まれた兄だなぁ、とそればかりが頭をよぎる。

 そして、そんな月火たちの会話を統合して得られた、火憐と貝木の対決シーン。これが今回のストーリー上の山場と言えるわけだが、いかにも西尾維新らしい、パッと見には統制された対話になっており、火憐の振りかざす「正義」の論理と、貝木の打ち出す「金」の論理が真逆に対応しているような分かりやすさがアピールされている。ただ、この会話をよく聞いていると、得意の詭弁で対比されているように見えているが、実際は火憐の主張は貝木の持つポリシーに何ら影響を与えるものではなく、文字通りに「大人と子供」の関係にしかなっていない(というか、どちらも大したことは言ってない)。その証拠に、後のシーンで火憐は「世の中はお金がすべてではない、お金がほとんどだ」と言っており、貝木に対峙するには主張が弱いのである。まぁ、このストーリー自体がファイヤーシスターズたちの弱さ、そしてそれを見守る阿良々木さんの兄弟愛を描くことにあるんだとしたら、火憐の「弱さ」は当然のものだとも言えるんだけどね。

 そんな弱い妹たちと対比されるのは、ひょっとしたら貝木なんてぽっと出のキャラではなく、完璧な女である羽川さんなのかもしれない。結局彼女の強さばかりが引き立つエピソードだしなぁ。今回彼女が阿良々木さんと2人で歩く帰り道はどこかしら1期の彼女の心象風景をイメージさせるようなものになっていて、なんだか懐かしいと思ったらコンテが森義博氏だった。「なるほど、森さんか」と思ったら、意外にも森さんって化物語の仕事してなかった。まぁ、シャフトの看板みたいな人だからよしとする。

 ラストは今作でも屈指のサービスである、妹の身体を拭く兄、というマニアックなシーン。これが平気で出来るあたり、阿良々木兄妹の関係性ってなんだかすごい。そして、武道を通してしっかりと締まった火憐ちゃんの身体もなかなかすごい。キタエリの切ない喘ぎ声もたまらないものがある。なるほど、これが「おちんこ」のたどり着いた果てか。よいものを見せていただいた。実際はあんなただれた兄妹関係とはほど遠いシーンなんだけどね。阿良々木さんが何のてらいもなく「妹の苦痛を自分が引き受けられるならそれに越したことはない」っていう台詞を吐けるのが格好いい。こんだけかわいらしい妹がいるからこそ出来る無償の愛かなぁ。

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