最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
バルティック通りに大してペンシルバニア通りをあげるのはさすがに割に合わない気がする第4話。しょうがないなぁ、この電力会社もつければいいんだろ。ちなみに僕の好きな土地はマービンガーデンです。280$のお得感!
さておき、今回もいつにもまして酷い(ほめ言葉)内容となっておりますこの作品。少女達を巡るドロドロのあれこれを見ているだけで脊髄がうずくような何とも悪趣味な高揚感が得られるのです。特に沢城先生演じるヨミがお手本のように綺麗な地獄にたたき落とされてぶっ壊れるさまは、背徳感含みの加虐的な楽しみがあります。演出するスタッフ陣も、そのあたりを徹底的に醜く、醜く描いてくれているので、救いのなさにも拍車がかかるってもんです。 今回、新しく判明した事実が大きく1つある。それは、かの仮想世界における支配力が、どうやら現実世界でもイメージ以上のレベルで介入している部分がありそうだ、ということ。具体的には能登カウンセラー・サヤ先生の象徴たる赤い人の精神操作が、超常的なレベルで現実世界の女生徒たちのメンタルにも影響しているということ。現実世界で直接接触があったこはっち先輩の場合には、あのカウンセリングの影響ととることも出来るのだが、カガリの場合はサヤ先生と直接の接触はなかった。この2人に同じような症状が現れているということは、サヤ先生ではなく、あくまで異世界の赤い人の影響が現実に出ていると考えるのが妥当だろう。 サヤ先生の生み出す影響力は、一言で言うなら「感情の喪失」。こはっち先輩は憧れの男子生徒への幼い恋心を失っており、「好きでも嫌いでもない、とにかく分からない」という状態になってしまっている。そして、病的ともいえるほどにヨミの執着していたカガリも、その感情を完全に喪失し、記憶ごと改変されてしまっている。異世界で赤い女が「少女の雛」をつぶしたことがこはっち先輩を砕き、「戦車の少女」が打倒されたことが、カガリの破壊を招いたのだ(まぁ、戦車の少女に直接手を下したのはブラックロックシューターだった気もするのだが)。 先生の目的は、以前も書いた通りに「女生徒たちを自分の理想通りの状態で手元に置くこと」。名簿にマークされたユウとマト、前回完全に「壊して」しまったこはっち先輩に続き、今回は周りから絡め取ることでヨミを「完成」させた。彼女の手の中で踊るヨミの惨状は、彼女が提供したコーヒーのマグカップに1対1対応で表示されている。また、彼女が全く手をつけずにカウンセリング室を飛び出すことになった「コーヒー」のモチーフも、「ブラック」がそのままマトを表示することにもつながっており、彼女が既にマトと相容れない関係性になってしまったことも含意されるだろう。 全てが崩れ去ったヨミの世界。せっかく手に入れた「親友」のマトは、彼女の思うような接し方をしてくれず、より大切な友人であるユウに奪われていく(とヨミは思っている)。彼女の目からは、既にユウが「敵」としか映っておらず、彼女から「友達」というメールが送られても、「マトは自分の方がより強い友情を持っているのだ」というひけらかしにしかみえない。そうなると、彼女に残されたのは過去の思い出であるカガリだけなのだが、そのカガリも、既にあの病室の一件で思い出を打ち砕かれている。ヨミの思惑とは裏腹に、カガリが望むのは「解放」でしかなかった。 ヨミの象徴たる仮想世界の緑色の少女は、登場当初から「鎖」というイメージにとらわれ続けていた。最初のうちは、カガリに縛られ続ける彼女の身の不幸を体現するものだと思われていたが、どうやら鎖の持ち主はあくまでヨミ本人だったようだ。マトを自分の望み通りに縛りたいと願う鎖。そして、望まざる世界の変容を受けて、がんじがらめの自分を縛り付ける鎖。その鎖の存在に目をつけたサヤ先生が、より強力な束縛を生み出し、新たなヨミを「完成」させたというわけだ。八方ふさがりで高々と立ちふさがるヨミの周囲の「壁」を、はたしてマトとブラックロックシューターは打ち砕くことが出来るのだろうか。 相変わらず高度な緊張感が持続し続ける本作。今回は部屋に閉じこもったヨミがカガリによって完全に壊されるまでのシーンの盛り上がり方が壮絶きわまりない。沢城劇場に終わり無し。暗躍する能登ボイスもたまりません。至福の作品です。 PR |
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声優のこと全般
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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