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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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次回予告がエラいエロいことに、第8話。本編がせっかくいい話だったってのに……一体この作品のスタッフは何をやってやがるんだ……次回もこの調子で頼むぜ……

 妖館の住人たちの関係も一通り見終わったところで、無事に帰ってきたのはやはり凛々蝶と双熾の関係性である。今回のシナリオを一言で説明すると、「凛々蝶様が双熾をお茶に誘ったらリアルにハアハアされた」で終わり。なんてアニメだ。でも、それだけでも充分見てて楽しいんだよなぁ。幸せな作品だと思うよ、本当に。

 今回最大の眼目といえば、やっぱりあふれ出る凛々蝶様の不器用さ加減と、それに起因する可愛らしさ。学校生活にも少しずつ馴染んできて自然体で振る舞えるようになってきた凛々蝶様は(というか、学校の周りが凛々蝶に慣れただけという話もあるが)、余裕が出来たことでいよいよ双熾との関係性に突っ込むことになる。周りを見れば他のSSと主人たちの関係性は、自分たちよりも近しいように見えてしまう。どこか壁を作っているかのような一方的な双熾の奉仕に疑問を感じた凛々蝶は、自分が出来る最大限の「仕返し」として、コーヒーを作って飲ませようと企むわけだ。

 もう、本当にそれだけのことなのに、凛々蝶にしてみればたくさんの壁が立ちはだかる。コーヒーを作るだけならなかなかの手並みだが、どうやって誘ったらいいのかがまず分からない。様々なプランを立ててみるも、自分のステータスに合致するような作戦はなかなか出てこない。結局、一晩悩んで締め切り間際の缶詰め作家みたいになったあげく、何も出てこずにギブアップである。今時の若い子とは思えないくらいに手書きの文書を大事にするところは感心するが、本当に駄目な子だ。色々と悩んでみたあげく、最終的にはいつも通りの高圧的な態度から自然にお茶に誘えてしまったあたりは拍子抜けだが、このくらいの関係性が、やっぱり今の2人は精一杯なのかなぁ、と微笑ましくもなる。歩み寄り方は2人から少しずつ、ね。

 改めて書き起こしたら本当にシナリオはあっさりなのだが、この作品独自のかわいらしいデフォルメ混じりの描写と、ワイシャツ完備の凛々蝶様の阿漕なエロ可愛らしさなどを振りかざし、直球勝負の見せ方が気持ちいい。実はこの作品、割と細かいところまで演出が行き届いていて、今回はアバンでコーヒーを入れる凛々蝶様の様子なんかがすごく丁寧に描かれていて見栄えがするのだが、そうした「真正直な」演出方向以外でも、なんだかちょっとはぐらかすようなあざとさが味になっている。こういうのを、世間的には「ちょろい」という。

 それ以外にも、今回は学園生活で凛々蝶・かるた・卍里の3人の絡みとかもほのぼの愉快だったね。「素直クールな食いしんぼキャラ」「ツンしゅん」「勘違い不良」の3人という訳の分からないトリオ漫才は、一切かみ合わないはずなのに無駄に可愛い。考えてみりゃ、この作品の萌えキャラトップ3だもんな。せんせーい、髏々宮さんがもの食ってないタイミングがありませーん。ほんとに燃費の悪い娘やで。そして、長屋好きとしては地味に嬉しかったのが、今回初めて野ばらさんと連勝がポジティブ方向に絡んでいたこと。この2人って、一体どんな距離感で主従関係結んでるのかさっぱり分からなかったから、「あぁ、そういう方面でなら仲良く出来るんだ……」とよく分からない合点がいった。兎と狸については相変わらずだけど……凛々蝶はアレを見ても「近くていい関係」に見えるんだもんよ。

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