最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
春休みのイベントというとこれでした。劇場版の「ストライクウィッチーズ」。アニメも含めて「ストパン」の大ファンっていうわけじゃないけど、少なくともシリーズ2作は楽しく見させてもらった身、やはり劇場にも足を運ばないのは失礼ってもんだろう。
以下、遠慮無く作品のネタバレは含んでいますので存分に注意して下さい。 まず一言で感想を言うと、「大満足」ですね。見たいと思って行ったものは全部やってくれたという印象。正直言ってそこまで身を入れて見ていたわけではない作品なんですが、この劇場版は「もう1回観に行きたい」と思わせるだけの作品だったと思います。最近は劇場アニメも増えて敷居が低くなっているとは言っても、こういう趣向を劇場に持ち込むのはアリだと思いますね。 作品の中身をまとめると、延々90分の時間を費やして「宮藤少尉マジイケメン」ということをひたすら手を変え品を変え描き続けるだけ。そのためにフラットな視線から芳佳を見られる新キャラである服部静夏という新兵が登場し、若者、年下から見た芳佳の人となりが克明に描かれていく。時間が限られているおかげで個々の事件の展開なんかは非常にご都合主義のきらいはあるのだが(ネウロイ出現の空気の読み方がハンパ無い)、1つ1つの事件やバトルのテンポが良く、劇場版ならではの画で見せてくれるおかげで充分に価値のあるものになっている。特にバトルシーンについては、この作品ならではのパンツ……じゃない、ズボンアクションがこれでもかというくらいにしつこくしつこく描かれておなかいっぱい。まぁ、ぶっちゃけると2期の1話を延々やっているような状態な気もするのだが、1つ1つのバトルにきちんと個々の隊員たちの個性が出るように工夫が凝らされているので、戦っているのが似たようなネウロイであるにも関わらず、不思議と退屈な印象はしないのだ。ほんと、あれだけのズボンと尻、生足を大スクリーンで楽しむっていうのは……素敵ですねぇ。個人的に好きなのはシャーリーのむちむちぱっつんとした足です。健康エロですよ。尻でここまで書き分けられるってのはすごいよね。 ベタなシナリオとは言っても、その構成は手慣れたもの。魔力を失った芳佳が、生身の身体1つだけでネウロイと戦い続ける展開は無謀と言われても仕方ないものなのに、そのアツさと一貫した正義感のおかげで共感がもてるものになっているし、ジープで突貫をかけるシーンの悲壮感などは涙を禁じ得ない。「潜水艦での特攻」→「崖崩れの村での白衣」→「防空壕からの誘導」という風に少しずつ彼女の思いが積み重ねられてのクライマックスなので、彼女の持つ魔法力の源、「他者への愛情」が綺麗に形作られる。静夏が嫌悪感を示した彼女の破天荒さについても、それが501のメンバーによって少しずつ「良さ」に変わっていき、最終的には「仲間が全員で芳佳のもとへ駆けつける」というカタルシスに繋がる。「献身」と「友情」という芳佳の全てが、この作品で全て味わい尽くせるのだ。 もちろん、芳佳だけではなく501の他のメンバーの活躍シーンもばっちりだ。私は個人的に501以外の人間を知らないので他の部隊については省くが、残りの10人については個別に書いていこう。最初に盛り上げてくれたのはロマーニャのルッキーニとシャーリー。この2人はもう、単に仲良くしながらわいわいやってくれるだけで楽しいですね。よくわかんないけど「赤ズボン隊」との小競り合いは、2人の脳天気さがよく出ていて素直に笑えるシーン。 続いて芳佳が訪れたガリアのリーネとペリーヌ。リーネちゃんは……今回は芳佳ときゃっきゃうふふする役。いや、白衣のくだりはすごく大事なエピソードなんだけどね。あのシーンのおかげで、芳佳の覚悟がきゅっと切なくなるくらいに伝わってきたわけだし。まぁ、リーネちゃんはお布団の中で芳佳の枕になってくれればいいんですよ。久しぶりの再会の時にストライカーユニット履いたままで甲板の芳佳にダイレクトアタックしてたけど、大丈夫だったんでしょうかね。そしてペリーヌさんは、戦闘シーンだとあんまり見せ場がない代わりに、今回はシナリオ上でとても大切な役割を担った。芳佳の破天荒な振る舞いに頭を悩ませる静夏が、過去のペリーヌと完全に被っていたためだ。優柔不断な堅物キャラだったペリーヌも、長年のつきあいですっかり丸くなり、芳佳の良き理解者となったことが見事な対比となっている。ペリーヌの現在の柔和な表情と静夏の悩ましげな表情を見れば、宮藤芳佳という人間がよく分かる。そして、そんなペリーヌだからこそ、1人だけ静夏の感情を察知し、さりげなく彼女に歩み寄りの機会を与えたのだ。直接的に変化を促すことは出来なかったが、彼女の心遣いが静夏を変えたのは間違いないだろう。 そしてオラーシャからわざわざ出てきてくれたエイラーニャの2人。今回はそんなに活躍シーンが無かったのはこの2人かな。ただ、出立のタイミングで2人して仲むつまじく手を繋いでランデブーしていただけでも、ファンはそれなりに納得してくれた……と思いたい。 対して、カールスラント組、エーリカとバルクホルンは尺もたっぷりとって見せつける大活躍。おねーちゃんは芳佳の名前を聞いたとたんの大ハッスルで笑いを誘いつつ、ヘロヘロになったエーリカになんだかんだ言いながら優しくしてあげるところでニヤニヤポイントアップ。鼻水つけられても怒っちゃ駄目よ。そして劇場版だろうがなんだろうがいつものテンションのエーリカ。こいつなーんもしてない、と思いきや、新型ネウロイを素手でぶっ壊すという荒技を披露。どこまでも規格外である。 相変わらず陰に日向に部隊を下支えし、最終的には高らかに501の再結成を宣言した頼れる隊長ミーナ。2期以降すっかり事務方が板についてしまった感があるが、まだまだ現場でも頑張ってますね。そして、なかなか出てこないと思ったら案の定最後の最後で一番美味しいところを持って行くことになった坂本少佐。もっさん、なんでストライカーユニット持参なんでしょうね。しかも大和を強引に引っ張り出したり、やりたい放題ですがな。このぶっ飛び感が坂本さんなんでしょうけどねー。 そんなみんなに支えられ、どこまでもまっすぐに突き進む我らが主人公、宮藤芳佳。本当に彼女は素晴らしい主人公ですね。クライマックスの格好良さとか、もうどうしていいか分かりません。やっぱり救国の英雄は器が違うのだ。ただ、個人的に一番気に入ったのは、冒頭で静夏に返した「あ、そですか」の一言なんだけどね。2期7話でその間の抜けた空気には笑わせてもらいましたからな。どこまでいっても芳佳ちゃんはマイペースな子やで。 中の人の話は今更必要ないと思うが、新しいところでは今回ゲストキャラの静夏を演じたのは、内田彩。正直キャストロールを見るまで分かんなかったんだけど、青臭くてお堅い静夏のキャラには上手い具合にマッチしていた。今後もこの作品に続けて登場することが出来るなら、なかなか楽しみなことで。他にもちょいちょい登場した他の部隊のキャストなんかも本当に豪華で、「ストパン」ワールドはまだまだ広がり続ける期待が持てる。川澄なんてほんの一言のためにわざわざ用意されてたんだもんなぁ。あと、今のご時世は声を聞いただけだとナチュラルに「さて、今のはミズハスでしょうか、石原夏織でしょうか」クイズが出来る。まぁ、流石に間違えんけども。ちなみに蛇足だが、作品のパンフレットは、キャストインタビューも写真付きで掲載されており、501の面々(の一部)はわざわざストパンジャケットを身にまとったオリジナル写真で掲載されているので、ファンは必見である。千和とあみっけがやべぇくらいに良い写りなので、マジ必見。 最後にもう1回書いておくと、涙あり、笑いあり、感動あり、ズボンありの、とてもよくまとまった作品だったと思う。スクリーンの最後を飾った「つづく」の文字に期待を寄せつつ、第3期が始まるのを首を長くして待ち続けたいと思う。あ、そですか。 PR |
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