最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
無事に幕引き、最終話。始まる時には「8話ってどないやねん」と思っていたものだけど、案外身の丈にあったちょうど良い話数だったのかもね。
崩壊するストレングスと、そのために入れ替わりを強要されてしまうユウ。「現実は怖い」と叫び続けるユウに、ストレングスは大丈夫だと力強く声をかける。そして、ブラックロックシューターはマトとの直接対決に挑む。内的世界のさらに内部、というよく分からないフィールドで対峙した2人は、「他人を傷つけることなんて出来ない」というマトが一方的に嬲られる展開に。破壊衝動だけが一人歩きするブラックロックシューターは、宿主だってお構いなしだ。最終的には、キン肉マンやらなんやらでもお約束の「俺たちがここにいるぜ!」エンドへのルートを突き進み、これまで倒してきた色とりどりの少女たちがマトに助力することで、彼女はブラックロックシューターを打倒することに成功した。 ただ、事ここに及んで分からなくなっているのが、結局「異世界」とは何だったのか、という部分だ。元々は「現実で苦しむ少女達の代わりに、異世界の少女が戦うことで心の痛みを軽減する」という設定。これに、さらに「異世界で少女が死ぬことで、現実世界の苦しみ=こだわり・愛着が喪失する」、という設定もあり、ブラックロックシューターは、これまで幾人もの少女の愛情を砕いてきた。さて、今回壊されてしまったのはそんな現実世界に現出したイレギュラーであるストレングス。彼女の場合、ユウ本人が異世界に溶け込んでしまっていたため、彼女の破壊による「喪失」現象は起こっていない(まぁ、最後に再生していたためかもしれないが)。 だが、もう1人壊されそうになったことも忘れてはいけない。マトと、ブラックロックシューター本人だ。マトが壊されそうになったことは、おそらくブラックロックシューターにはさして問題ではないのだろう。「異世界の少女が消えたら現実に影響が出る」ことは分かっているが、「現実のよりしろが消えたら異世界の少女がどうなるか」は言及されておらず、彼女にとってマトは必要な存在ではないからだ。しかし、マトにとっては逆のはず。ブラックロックシューターが死ねば、彼女の中で何かが失われるはずであり、彼女はその理屈を知っていると思うのだが、それでも彼女は対決に挑んだのだ。結果的に、彼女から失われたものは1つだけある。それが「他人を傷つけてまで交わりたくない」という気持ちである。 このことは、なんだか綺麗にまとまっているようにもみえるのだが、初期の設定からするとどこか捻れてしまっている。彼女の「他人を傷つけるなんて」という思いが、異世界に少女を生み出すほどの「苦しみ」として描出されていなかったためだ。しかし、こうして最終話の1シーンとして描かれると、この捻れも最初からあったかのような気がしてくるのでずるい。最終的に、「マトたちの世界」に他の少女達が流れ込み、全ての色が混じり合うこと自体が、マトの拒否し続けてきた「痛みを伴うつながり」を表しており、実際にはブラックロックシューターを打ち砕かずとも、マトの痛みは切り開かれていたのだ。ひょっとしたら、最後に彼女が特大戦隊バズーカみたいなやつでブラックロックシューターを吹き飛ばす以前から、彼女は消え去っていたのかもしれない。 最終的に、ブラックロックシューターが打ち砕いた全ての「思い」は戻り、彼女たちの言う「喪失」すら一時的な現象として片付けられるに至って、全てが幻想だったような気もしてくる。あくまで「異世界」の理はサヤちゃんやストレングスたちが作り上げたもので、絶対的なものではなかったのだ。そこに現れたブラックロックシューターが、その「理」すらぶち壊して去っていったとしても不思議ではなかろう。 現時点でのまとめは、これくらいかな。色々と考える余地が残っているけれど、楽しい作品でした。 PR |
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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