最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
今期はあんまり感想が書きたくなるような作品もないなー、というよく分からない悩みを、最も嫌な方向から解決してくれた絶望の第2話。すまん「ミラクルトレイン」、お前よりも「もうやだこの国」な作品は存在していた。腐女子のパワーというのもものすごいものがあるが、やはり男性ヲタ向け作品の方が、芸術点は上を行く。やおいやBLがいる場所は、萌えエロが既に三千年前に通過した場所なのかもしれない。
視聴してからざっと見ただけでも分かるのだが、この第2話、既に各所で話題を呼んでいるようだ。そらそうだよな。これまで様々なアニメが作られ、ギャグもシリアスも実に多種多様な角度から創作が行われているわけだが、ここまで「バカ」の一言が似合う創作物も珍しい。たった1つ「パンツ」というキーアイテムをとことんまで突き詰めることで、ここまで馬鹿馬鹿しいものに仕上げてくるとは。このスタッフ、ほんまもんや。確認すると、コンテ切ってるのは斎藤監督本人。まぁ、これは仕方ない。こんな気の狂ったコンセプトで他人に指示を与えるのは無理だろう。そして、演出には奥野耕太。……奥野さん、何してはるんですか。あんたやっぱりすげぇよ。 具体的に何がバカなのかはエンディングを見れば分かるのでここでグダグダ説明する必要も無いだろうが、野暮とは知りつつ更に余計な掘り下げを行いたい。まず、この作品を支える大事な要因の1つに、前回感想でも取り上げたキャラクターのデフォルメ化がある。ギャルゲー原作などの萌え作品の場合、野郎のキャラにも「愛らしさ」のステータスを損なわないためにデフォルメで描くというのはよくあることなのだが、この作品の主人公は、これが徹底している。最近だと「ケメコデラックス」の三平太なんかが近いイメージだが、極端な場合には他のキャラクターが全員普通の等身なのに、智樹だけが1人でずっとデフォルメを維持している場合もある。そはらが水たまりを渡るシーンからの連続モロ未遂シーンなんかは、デフォルメでやってるからギャグになるが、もう、あり得ないレベルで色々アウト。いや、どう弁護しようがやっぱりアウト。これが世間の選択だというなら、とりあえず「乃木坂」の湯気をとってくれるようにYTVに乗り込むべきだとは思う。 他にも、非常に爽やかかつ鮮やかな映像を使って真顔で小ネタを連発しているために、息つく暇もない。最初は羽ばたいていただけなのにブルマを境にジェットで飛び出す下着類(正確にはジャージやスパッツも飛んでるから下着じゃないけど)、ご丁寧に包帯だけは何の爆音も出さずにひょろひょろと飛び出す。幼い頃の回想では、智樹が偉そうにそはらにチョップの指導を行っており、幼児の瓦割りという非常に珍しいシーンもみられる。現在あれほど智樹が恐れている殺人チョップだが、実際はお前が伝授したんじゃないかと。ご丁寧にそはらはどんな体制からでも打撃はチョップ限定。チョップを連打で繰り出せるヒロインってのは珍しい(「SOUL EATER」のマカくらいか)。 そしてエンディングでは大群を成すパンツを、何故か鷲が捕獲して持ち去る。「あぁ、これが弱肉強食の自然の摂理か」……って、鷲は巣に持ち帰った後に途方に暮れたんだろうなぁ。パンツがきれいな群れを成して飛んだり、疲れて樹にとまってみたり、非常に細やかな表現が見事なのが、かえってこの作品の病巣をくっきりと浮かび上がらせる。パンツのみをわざわざCGでモデリングして美麗なグラフィックに仕上げるという手間のかけ方は、「努力」でも「演出」でもなく、単なる「病気」だ。あぁ、褒め言葉ですけどね。そしてバックに流れる歌がちょっと懐かしい感じでまたいい歌なんだ。もう、こんな国に誰がしてしまったんだ。 とにもかくにも、2話目で一気に話題をさらった超絶バカアニメ。ただ、「ケメコデラックス」も2話がピークであとはトーンダウンした、なんて実績もあるので、来週も同じように感想が書きたくなるかは分からない。今のところトピックス立てたのがこれと「超電磁砲」って……今期のアニメは大丈夫なんだろうか。 PR |
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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