最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
○「はぐれ勇者の鬼畜美学」 3
今期2本目のラノベ枠。そして、こちらがいわゆる、私が言う意味でのラノベ枠。逆にホッとするスタート。 「人類は衰退しました」のところで書いた「滅び行く人類が魔物と戦ったりする設定のいけ好かない中高生男子を主人公としたファンタジーラノベ」テンプレは、こちらに適用されるべきであった模様。いや、別に人類が滅んだりしてないし、魔物と戦うかどうかもよく分からないけども、何となく言わんとすることは伝わるだろう。何せ「人類最強の主人公」だからね。もう厨二病設定という言葉が一人歩きして久しいが、これはなんだか懐かしいにおいがする、本当の意味であまり触りたくない設定だ。 もちろん、「よくある」部類なのだからそこからいくらでも面白くすることは出来ようが、本作の場合、本当に褒めたい部分が見あたらないのが清々しい。設定に面白味が感じられないだけならいいが、見せ方にも魅力が見いだせないし、個人的な好みから言ったらキャラクターデザインもなーんかもっさりしてて萌えないし、あげく1話からそのキャラクターの作画もやや怪しいときている。アームスの制作なんだからそのあたりのコントロールはお手の物だろう、と思ったのだが、崩れじゃなくて本当に「そういうデザイン」なんだろうか。だとしたらモチベーションあがらないなぁ。メインヒロインが可愛くないんだ。何でなんだろう。 ただ、問題はヒロインよりも主人公の方にある気がする。タイトルにもなっているのだから、このラノベの肝は主人公の設定が全てだろう。確かに「異世界で最強になった主人公が元の人間界に戻ってきてからのお話」という切り出し方は新しいと思う。新しいと思うのだが、そこが全く活かされる気配がない。1話目からそんなにぽんぽん盛り上がる展開なんて出来やしませんよ、と言われるかもしれないが、それにしたって主人公の描写が凡庸過ぎて、どこに最強要素があるのか、どういう部分に共感を持てばいいのか分からない。冒頭、異世界でのメイドとのバトルでは拘束脱衣術で辱めたりしているのに、そのエロ要素は本当にとってつけた要素でしかなく、その割に「クールで恰好いいキャラ」を目指そうとしている向きも見える。「俺カッケー」したいことだけは分かるのだが、その割には人間界に戻ってきてからの「試験」とやらの受け方がそこまでパッとしない。全然「はぐれ勇者」である気がしないし、そもそも「はぐれ勇者」だったからと言って何が面白いこともないのである。なんなんだろね、これ。 まぁ、こういう枠から早めに切れそうな作品が出てきてくれるのはこちらとしても歓迎するところなのだが……今後のキャスト次第かなぁ。1話で出てきたサトリナのお姫様は多分もう出てこないですよね。じゃぁ別にいいや。 PR |
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