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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 2話目もキレッキレやな、第2話。「新しく結成した合唱部が最終的に発表会に出られるように頑張っていくアニメなんやな」と思っていたら、2話目でもう発表会っていうね。「最後のチャンス」っていってたくせに、次から何すんねん。

 いやぁ、テンション落ちず。今回は正直言って「早すぎんだろ!」という突っ込みが色んなポイントで発生する展開になっておりますよ。発表会出場もそうだけど、「合唱部出来るの早すぎ!」「部員集まるの早すぎ!」「和奏ちゃんデレるの早すぎ!」などなど、普通のアニメなら「多分このあたりの要素で1話分だな」とか思っている要素がものの数秒で片付くという。ばしばし予想を裏切ってくれる恐ろしい作品となっております。

 しかし、その分期待は裏切らない! 前回の雪辱に燃えた入浴シーンは、なんと禁断の天丼である。「もうやめろって!」じゃねぇよ! こっちの台詞だよ! 無駄にいい画で艶めかしく見せてるんじゃねぇよ! そして、今回はその他のギャグのテンポも恐ろしく詰め込んでハイテンポ。サラッと流す容赦無い見せ方がやたらと癖になる。冒頭のウィーン空回りのところとか、かなり意図的に構成と音響いじってあの雑多な雰囲気出しているのが楽しい。その他にも「生臭坊主」のくだりとか、紗羽ちゃんのおふくろさんのキャラとか(P.A.作品で麻美子が出てくると「巴さん!」って思うよね)、校長の訳の分からんキャラ作りとか、病院での遭遇とか、産婦人科のシーンとか。登場キャラクターが総出でボケに回るってのはなかなか無いセッティングよね。現状真面目なの教頭先生だけじゃんよ。

 もちろん、そんな楽しげな雰囲気を醸し出しつつも、真っ当なシナリオ面も問題無く進行している。結局発表会がどの程度の意味があったのかがよく分からないところだけは次回以降に持ち越しだが、ちゃんと来夏の雪辱については「何があって、何がしたいか」は伝わって来たし、「真面目に合唱をやる」ことの意義は伝わってくる。来夏ちゃんは普段ノリが軽いのに、合唱することについては裏表無しでまっすぐなのが良いね。残りの面々についても、合唱をやることに対しては思いの外真摯なのですよ。この姿勢が無いとクライマックスは映えないのでね。あとは気になるのは教頭先生と合唱曲の関係くらいかな。あの曲を一度封印しようとしたのは一体何故で、それを来夏に再び与えることにしたのは何故だったのか、という。普通に考えたらやっぱり「教頭が作った曲だった」っていう展開だよね。教頭は来夏に随分こだわっているみたいだけど、同じように校長は和奏に何か思うところがあるみたい。まぁ、まだ分からないことはありますわな。

 そして、それらの「なんか賑やかで忙しないエピソード」を締めくくり、ちょっとくらい分からないことがあってもいいや! と全てを吹き飛ばすのが、ラストの合唱シーンというわけだ。クライマックスではさぞかし良いものを見せてくれるだろう、と思っていたわけだが、2話目からいきなり素晴らしいものを見せてくれました。瀬戸・早見のコンビというだけでこの完成度。そりゃま、これが出来るから採用されたキャストだってのは分かっていたが、やはり見せつけられると圧倒される。ちゃんと「合唱曲らしさ」がフォローされているのがすごい。前回気になった来夏、紗羽の2人エンディングイラストは、今回のエピソードに続くものだったのだね。まだ遠くで見ているだけの和奏が、2人の間にいつ入ってくることになるのか、それが楽しみで仕方ないのです。

 正直、始まった時には「歌うことがメインのアニメ」ってどの程度作り込めるのかな、っていう不安はあったんだけど、これなら何の問題も無くいけそうだ。

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