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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 自由過ぎるな、第4話。しかし、今回の内容みたいなものも既に10年前に「妄想代理人」で通過した道だ。いや、狙ってる方向が全然違うけども。

 突き詰めると1話まるまる使ってやっていることはあるあるネタでしかない。ジャンプ文化を基本としたマンガ業界をくさしたネット界隈でもお馴染みのネタをばらまき、それを繋いでいるだけなのである。言ってしまえば便所の落書きに匹敵する内容とも受け取れるということ。そんなん面白いわけもない……わけもない。これ、やっぱり色々とずるい作品なんだよなぁ。あるあるネタを繋げるにしても、色んな所でやっぱり予想外。1つ1つのネタの混ぜ込み方がいちいちひねてるというか、どこかズレてるというか。作中ではそれが全て「妖精さんの仕業だから」という一言で片付いているわけだが、実際に考えて一本のシナリオにまとめようっていう原作の図抜けた頭の悪さは素晴らしいものだと思う(褒めてますよ)。妖精さんフィルターと「衰退」フィルターがかかっているおかげで、単なるパロディなんだけどもどっかエキゾチックなものにもなってる気がするんだよね。ただ、具体的に何が違うかはうまく説明できないので、気のせいかもしれない。まぁ、いいや。

 結局、2つの巨星・中原麻衣と沢城みゆきのタッグっていう時点で作品世界がどれだけ無茶苦茶だろうが、立派にひとつの世界が出来上がってしまうわけですよ。「わたし」さんのいつも通りのテンションは言うまでもないが、次回以降果たして出てきてくれるのか分からないY氏の活躍が今回の最大の見どころ。この人、本当にダメなんだよな。でもパワーがある。このどうにも救いようの無い人間性がきちんとキャラにのってるのは恐ろしい事態ですよ。沢城先生が今回の作中のネタをどれくらい理解しながら演じていたのかは謎だが、全くもって疑念を抱かせない完璧な「終わってる感」でした。そういや、この2人って業界を牽引する大看板のくせに、最近の声優に多いオタク臭がほとんどしない珍しいコンビなんだよな。

 今回のコンテはなんと森義博氏。うーむ、こういうメタレベルの高い素っ頓狂な景色を描かせると、本当に際だちますな。途中で気付いたのだが、今回は背景がほぼ真っ白のままという、アニメとしてはとんでもない状態だったのに、そのことが意識されないようにきちんと画の存在感で見せているのが楽しい。もちろん、「漫画のコマの中」なんて無茶な世界設定のメタ世界でも何の不便もなくやりくりして構図が作れてしまうのは、長年シャフトでも舞台風、実写風の荒波に揉まれた森さんならではだろう。まぁ、ネームのとことかはホントに「ひでぇな」って思ったけどね。これ、原作ではどうやって表現してたんだろう。謎だ。

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