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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 サイはもういい、第7話。女が怖い、というか、ウィーンが楽しすぎるだけのような気もする。女3,男2の空間であの力関係になるのは仕方ないだろうし、うち1名がウィーンだからなぁ。来夏が無茶苦茶するのはキャラ通りだからいいのだが、紗羽は阿吽の呼吸でついてくるし、和奏も一度打ち解けてしまうとすごく付き合いやすいキャラになってる。このまま和気藹々な楽しい合唱部アニメになってくれればそれはそれで素晴らしいとは思うのだが、なかなかそう言うわけにもいかないのがアニメのストーリーという奴です。ちなみに「サイはもういい」の後に一番フィットする言葉は、「今はヤギだ」だと思う。

 さておき、和奏の身辺は一通り片付いたので、今度は紗羽の家庭に話が動く。既に冷戦状態だった父娘は、紗羽が取り寄せた専門学校のパンフによって開戦を告げられた。年頃の娘と、大事な一人娘を見守る父親の進路についての意見の食い違いという、遙か昔から繰り広げられてきた日本のご家庭のよくあるシーンだ。ただ、娘さんが馬好きで、目指しているのが騎手というのがちょっと尋常じゃないだけの話。端から見ている分には、「お父さんも頭固いな。娘の希望を最大限にくみ取ってこその親子愛だろ。『誰が養ってやってるんだ』は一番お寒い台詞なんだから、黙って応援してやれよ」という風に見えなくもないのだが、親御さんからしたら娘を何の保証もなさそうなヤクザな業界に進ませるのは当然抵抗がある。「勝負の世界は厳しく、ものになるかどうかも分からない」というのは事実だし、娘の浅慮と思い、ここで正しい道を諭すのも親の役目といえる。当然のことながら、どちらが正しいか、なんてことは言える訳もない問題だ。

 ただ、やはり今回の喧嘩の様子を見ていると、親父さんの「言い方がまずい」のは事実だと思う。曲がりなりにも「馬がいる」という訳の分からない家庭環境で育った娘で、サブレとの愛情関係はある程度理解しているのだろう。そんな娘の前で、「騎手なんて、競馬なんてしょせんギャンブルなんだ」という風に職業の貴賎を持ち出すのはいただけない。馬に乗ること自体は全くもって卑しいことではないのだから(もちろん競馬自体も卑しいというわけではないが)、ここで指摘すべきは、先行きの見えない業界に進むことのリスクの方であるべきだ。職業自体を否定してしまっては、「はげろ!」と言われても仕方ないのである。

 結果的に、紗羽は反抗期真っ盛りへとランクアップし、自分の気持ちがどこまで本気かを示すため、騎手にとっては欠かせない減量作戦に突入。育ち盛りで「歌う大食い大会」を提唱するような胸の大きな娘さんには、かなりハードルの高いハンガーストライキである。やせるときにはまず胸からやせる、なんて話も聞くし、視聴者としては全力で止めに行かねばならない展開。無茶な減量の結果は意外に早く訪れ、流鏑馬なんてD難度のミッション中にアクシデントを起こしているのだから、冗談抜きで早く対策しないとまずいんだけども。回りのお友達2人は、彼女の行きすぎた思いをコントロールすることは出来るのだろうか。おにぎりオンザチャーハンを平らげるくらいじゃ助けにはならないぞ。まぁ、男連中は何の手助けも出来ませんけどね。クズって言われますから。連呼されますから。なんなのさ、あれ。大智じゃなかったら泣いちゃうところだぞ。

 とまぁ、紗羽の家のエピソードは、「青春群像劇」としては大切な1つのピースではあると思うのだが、この作品は「合唱部のお話」として見たいというモチベーションが強いので、多少横道にそれてるかな、という気がするのはどこか勿体ない。今回合唱するシーンが無くて、せっかく和奏が復帰したというのにそっち方面の見せ場がなかったしなぁ。まぁ、和奏については、吹っ切れて明るくなったニューバージョンの立ち居振る舞いがいちいち可愛いので良しとするか。坂井家は父親との関係がうまくいっているよ、というのが、紗羽の家の事情を引き立てるために対比的に描かれているのが憎らしい。親父さんからすればあの娘さんの面倒が見られるのは嬉しいばかりなんだろうけども。

 その他、大智はバドミントンからは一時撤退しての受験勉強に突入。そりゃな、高三の夏も過ぎてるわけだしな。回りの連中がのんびりしすぎだ。和奏はとりあえず母親との約束を守るために作曲活動を本格化。一度は声楽部を離れて諦めた音楽の道だが、再び専門学校などを視野にいれて活動していくことになるのだろうか。いざ進学するときに、途中でコース変更したっていう経歴はどう影響するんだろうね。来夏は現時点でも全力でちゃらんぽらん。歌うことで進路を探していくのかしら。多分なにも考えてないんだろうなぁ。教頭との確執は今回もまた深まったので、とりあえず打倒教頭が1つ目の目標だろうけども。そしてウィーンは何も考えてないことを不安に思っているという、すごく普通の悩める青少年。大変だよね、転校してきていきなり進路を決めなきゃいけないってのも。ひとまず受験なのかなぁ。日本での受験は大変そうだなぁ。

 今回は歌絡みのシーンが少なかったので1つ1つのシーンで見たいパート、っていうのは少なかったのだが、たとえば3人してミュージカルを観に行ったシーンなんかは面白かったね。ガイジン4コマみたいになってたけど、他2人が分かりやすい表情だったおかげで紗羽の悩みがどれだけ深刻かっていうのが伝わってくる。あとは冒頭、5人が和奏の指揮で声出しするシーンかな。やっぱり混声って綺麗に出ると気持ちいいね。一発で音合わせをしてくる紗羽ちゃん、というかはやみんの声がすごく綺麗だし、リードする彩陽の声の強さも流石です。そうそう、声の強さといえば、今回初登場した理事長の声が菅生さんだったよ。ほら、恰好いい。

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