最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
○「お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ」 4
この中に一人、妹がいるよ。これがハーレムアニメだっ! という筋を通しまくり、結果的にその筋だけが残っているという恐ろしい作品。ここまでされると逆に驚くレベルで迷いを断ち切った、ある意味現代アニメの粋と言っても間違いでは無い気がするが、そのこと自体が大きな間違いな気もする作品。 少し前までは必死に実の妹を探していたラノベ世界だが、今回は冒頭から嫌というほど妹である。誰がどう見ても妹、自他ともに認める妹。しかし、非常に残念な妹。「兄を溺愛している妹」という設定はこれまでいくつもあり、「おちんこ」なんてど直球だったし、言ってしまえば今期再放送が始まっている「俺妹」だって似たようなもんだろう。しかし、この作品は、そんな「飽き飽きしたぜ!」の声に対しても、「いやいや、もっと面白くなる新しい作品なんですって」というこすい売り方ではなく、「黙れ! ブラコン妹をそのまま使って何が悪い!」と開き直ってしまっている。これ、当然ラノベ原作なんだが、一体どういう層に売れているものなのだろうか。謎は深まるばかりである。 そして、このアニメは謎の一端を垣間見せる力がある。監督は川口敬一郎。SILVER LINKでは初仕事のはずだが、この人はとりあえずドタバタギャグをやるならはずしはしない。今作の場合も、おそらく自分が何をすべきなのか、充分に理解している。この1話の脚本、実はものすごいことになってるんですよ。何せ、まず妹と兄が何故今まで離ればなれだったのかが分からない。そして、何故今になって再会して2人暮らしをすることになったかも分からない。何故寮に住んでいるかも説明していないし、その寮に学園の生徒会メンバーが一気になだれ込んできた理由も謎だ。あらゆる謎は投げっぱなしで、とにかく「そこに妹がおり、その妹が兄を溺愛している」ことだけが分かる。1話で衝撃の事実を告白させた「おちんこ」とはエラい違いである。 もちろん、多分今回起こった諸々の事情説明は2話以降で行われることもあるのだろうが、とにかく1話目ではそうしたものを全てなげうって、ひたすら「兄は妹に迫られる」という事実と、「兄はそれをかわし続ける」という事実、更に「兄を狙うライバルが一つ屋根の下に大挙している」ということが分かり、それは全て「妹の偏愛」に収束する。姫子という妹ヒロインさえ全力で描ければ、それでいいという1話目なのだ。これ以上ないくらいの決意表明、これ以上無いくらいの内容説明ではないか。Aパートなんて延々自宅で兄妹がどうでもいいことしゃべってただけだもの。えらいこっちゃ。 しかし、それでも何となく見てしまうのが悔しい。別に川口監督が特別上手いとも思わないのだが、とにかく「振り切ってしまっている」ので、その勢いに負けた形だ。キャラクターデザインも色々と諦めたり挑戦したり、潔い造形を徹底させており、風呂シーンの人体としてはおかしすぎるムチムチ感はどうして良いのか分からないレベル。エロい……のか? そもそも妹キャラにあのムチムチきょぬー感が求められているものか。まぁ、他のキャラも色々分かんないけどさ。一番分からないのは生徒会長かな。あいつ、絶対人望無いだろ。どう考えても叩かれる以外の選択肢がなさそうな駄目テンプレキャラしか寄り集まってないのに、そのことにすら一切説明を要さず、色に狂ったかのような熱烈アプローチに理由付けをしない時点で、我々は考えることすら許されていない。「このキャラ、とりあえず見とけ」とぶん投げられただけだ。ひどい話だ。川口さん、あんた男だよ。そして、多分これ書いてる原作者も救いようが無いくらいに男だよ。 さぁ、2話目以降を楽しむことが出来るかな? 出来なくても特に悔しくないぞ?! ちなみにメインヒロインである秋子役は、新人さんである。「なんかアカンな」と思って聞いていたのだが、なんとなんと、まだ14歳だと。あかんやろ、流石に義務教育終わってない人間にあんな役やらせるのはどうかと思うぞ。中学生だと思って聞けば、実は案外上手いのでは、という気もする。回りを取り囲むのはキタエリ、下田、茅原という面々で、主人公役はいつの間にか自然に業界に溶け込んだ逢坂良太だ。うーん、これでいいとは思うんだが、まずもってキャラがどうなのかも分からないからOKというのも躊躇われる……なんやねんこれ。 PR |
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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