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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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なんやこの展開(驚愕)……第7話。えーと、えーと……

 いや、嫌いじゃないんです、正直言って。やっぱり強引な筆力がものを言っているのか、不覚にもラストの「爆ぜろリアル」は割とグッと来たりしたんです。六花が涙を流すシーンが右側アングルっていうのもなかなか面白い部分で、今までギャグとしてしか描かれて来なかった六花の涙が、彼女のトレードマークである眼帯と合わさる演出はキました。相変わらず京アニの「泣かせ」っぷりが堂に入っている。石原さんも狙ってやってるだろうから質が悪い。

 ただ、この展開は果たして正しい方向性なんだろうか? 以前も触れたことなのだが、この作品における「中二病」要素っていうのは、「一切理由があっては駄目」なものだと思うんだ。中二病にかかるのはそういう年齢だから、という以外の何ものでもなくて、それ以外の要素は普通の青春物語が構築できる、っていうバランスが面白いと思うんだ。だから、多少無茶苦茶なキャラクターであるはずの六花に対しても、回りのみんなは明るく接してくれるし、引いたり、いじめたりという無駄な現実感が排除される。そこで残るのが「中二病と素のギャップ」という六花独特の武器であり、それを見るためにこの作品は作られているのかと思っていた。

 しかし、今回のエピソードがまるまる本当のことだとすると、もう誰も六花の中二病を笑い飛ばすことが出来なくなってしまう。もちろん、設定として「どないやねん」と思う部分も多々あるわけだが、とにかく彼女の精神構造が、本当の意味で「リアルを許容出来ず」に結界を張ってしまっているのだとしたら、それはもうネタでも美点でもなく、純粋な「弱さ」にしかならない。それを見せられても、もう今までのようなほほえましさは無くなってしまう。回りにいる人間、勇太や森サマーや凸守はそんなバックグラウンド無しでの「純正」中二病だったわけで、六花だけがそこにノイズを挟んでしまっては、回りの人間の立つ瀬もなくなってしまうだろう。残りの話数は5話残っているわけだが、このままの路線だと、勇太は本当にあった六花の「結界」を打ち破るために頑張ることになるのだろうか。シナリオラインとしてアリだとは思うのだが、これまで見てきたものとは違う作品になる、ということは覚悟しなければならないだろう。さて、どう転がしてくるのやら……。

 ま、個人的にはこっちのシリアス路線でもきちんとゴールが見えているならば見たいという欲求はあるのだが、もちろん、そんな面倒くさい悩みを抱えずに済む方法もある。「全力で凸守に逃げる」という方法が。相変わらず、彼女のスロットルレバーが一番押しやすい。いつの間にやら森サマーともすっかり仲良くなって、ブレない彼女のエネルギーが最大の清涼剤である。がんばれ凸守! ぼくらの凸守! なんでそんなに乳を恐れるんだ! 中の人の胸部装甲を考えると相変わらずの違和感だぞ! 

 あと、他の面子も順調に個性を振り回し始めているのは良い兆候。くみん先輩のあざとさはどうかと思うのだが、執拗にカメラが迫っていたあの尻のだらしなさが凄く気になるところ。まぁ、寝てるだけの人がナイスバディの森サマーと並んでしまうと差が出るのは仕方ないところだけど。なんだかんだで一番楽しんでた森サマーも、突き抜けたらだんだん可愛く見えてきたぞ。しかし、今作のメインヒロインはあくまで六花のはずなのだ。六花、お前のメンタルはそんなもんじゃないはずだ。何とかこの暗く淀んだ空気を吹き飛ばして、また僕たちの前で華麗な盆踊りを見せてくれ。

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