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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 ヒューッ、ルードヴィグさん男前! 第45話。あの面相でどんな声でしゃべるのかと思ったら、人間バージョンでも問答無用の秀勝ボイス。でもやっぱり恰好いいな。

 ついに明かされたマルスの過去。ただ、「ついに」とは言ってみたものの、大体予定調和ではある。結局「俺じゃなくて世の中が間違ってるんだ」的な思いつきの情熱であるから、陳腐な感は否めない。まぁ、この世界で目的意識云々を問いただすのは無粋だ。何しろ、現在ぶつかり合っている3人の目的意識をまとめると以下のようになるからだ。

軍神マルスさん「女(ミーシャ)が殺されるなんて許せない!」

正義の味方光牙さん「女(アリア&沙織)が殺されるなんて許せない!」

悩める息子エデンさん「女(アリア&ソニア)が殺されるなんて許せない!」

 まぁ、つまりは世の中全てオンナ次第ってことだな。マルスさんはどの時代でどのくらいの年齢のときのあの事件に遭遇したのかは定かじゃないが、割といい歳したおっさんが「テロリストに最愛の妻を殺された」→「理不尽過ぎて世界を滅ぼすしかないと思った」という厨二発想なのはどうかと思う。テロリストの行動の理由なんて「何もないのでございます」とロベルタさんなら優しく諭してくれるところだろうに。ちなみに、あの爆破事件の時代はよく分かっていないわけだが、少なくともものすごく昔のことでは無い。時代背景なんかを見ても分かるが、そもそもロリソニアさんが出てきている時点で、せいぜい十数年前ってところだろう。ソニアさんがどれほど若作りババアだと仮定しても、流石に30代とかじゃないだろうし(そうだよね?)。つまり、イケメンルードヴィグさんが世界に絶望し、夜のヒットマン家業を始めて虚無感に襲われ、更に火星の魔力にとらわれてアテナと対峙し、アリアを強奪して再び戦いを挑んで眠りについて、目覚めたあとでパライストラを立ち上げてもう一回アテナを拐かすまでの期間は言うほど長くないのである。何とも忙しい人生を歩んでいる御仁だ。

 そんな激動の世界の中、マルスさんの行動理念の根源にあるのは、先妻のミーシャというご婦人である。ソニアさんのご母堂ということになるが、実に綺麗で、画に描いたような良妻賢母。このままの家庭で育っていれば、きっとソニアさんも一流の淑女として社交界で名を馳せたことだろう。しかし、哀れ彼女の命は露と消え、愛の深さのあまりルードヴィグさんは狂ってしまう。そして、どう考えてもその後押しをして「軍神」にまで仕立て上げたのはその脇でほくそ笑む「魔女」メディアさんなわけである。どこからどこまでがメディアの企みなのかは判然としないが、元々火星は凶星としても有名。最初は復讐心に燃えたルードヴィグを火星そのものがたぶらかし、その闇の小宇宙に惚れ込んでメディアが擦り寄ってきたというのが自然な流れだろうか。擦り寄ってくる時の距離感はあまりにも露骨で、先妻を失って悲嘆に暮れているはずのマルス様を籠絡して、気付けば子まで成しているという仕事の早さ。生まれたてのエデンを迎えるソニアさんがまだロリロリしていたことを考えると、この間、わずかに1,2年といったところ。マルスさん、ミーシャさんへの愛を唱えてる割には、そのあとの流されっぷりが半端ないんですけどね。多分、メディアさんがものすごい魔性の女なんだろうなぁ。弱ってる男につけ込んで骨抜きにしちゃうんだろうなぁ。エロ妄想が止まらない! そういや、その頃弟のアモールさんは何してたんだろうね。「えー、ねーちゃん玉の輿だって? 誰とくっついたの? ふーん、火星の王様かぁ……えっ?!」とかいう会話があったのかもしれない。

 で、そんなマルスさん爆誕物語を経て、アテナ軍とマルス軍の一次決戦が行われた。例の四天王と沙織お抱え聖闘士軍がぶつかり、単なる殴り合いだったところに、メディアさんが召喚した大いなる闇の意志が介入。アテナは光の力でそれに真っ向から対抗するが、たまたまその辺に放置されていた2人の赤子がこの光と闇のごたごたの余波で人生をボロボロにされた。片や、発動したアテナの最大級の光の加護を受けるも、マルスに強奪されて鬱々とした次世代アテナとして育成される。片や、強大な闇の小宇宙に支配されて顔色がどす黒くなるも、アテナの力で表面は光で取り繕うことに成功し、いきついた先がメディアさんやアモールさんのおもちゃである。結局、光牙もアリアも、生まれながらにして光とか闇に関わってたわけではないんだよな。恨むならあんな修羅場に放置していった生みの親を恨むしかない。ちなみに、この大決戦の舞台では、やっぱり星矢だけが黄金聖衣をまとって戦っている。紫龍は天秤座聖衣を預かってたんじゃないのかよ、とは思うのだが、他の連中は全員ブロンズである。また、今回初めて、一輝さんがある程度長い尺で描写されており、あの懐かしのアニメ版鳳翼天翔のモーションがついに描かれた。これにより、「一輝さんはもう出番が無い」可能性が非常に高くなっており、旧作ファンからしたらなかなかの絶望感。なんでだ! 出すチャンスなんていくらでもあったやないか!

 まぁ、仕方ないかなぁ。一輝さんは基本がチートキャラだから、こっそり出すのが難しいからなぁ……とりあえず、そんな旧作の話は無かったことにして、無事に説明が終わったので次回は仮面が割れて男前フェイスが明らかになったマルスさんが、親子喧嘩のついでに光牙と対決する。このまま最終決戦が本腰を入れて描かれることになると、どさくさでアモールさんがものすごくどうでもいい負け方をする気が……。このあとに真のラスボスメディアさんが待っているので、アモールはそこに絡んでもう一騒ぎ起こしてくれることに期待しようか。個人的には、今回のルードヴィグ家の団欒が実に微笑ましかったので、マルスさんには幸せな末期を迎えてほしいところです。


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