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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 酒飲んで勢いでよく分からないメンバーでカラオケになだれ込み、喉を完全に潰した状態で帰宅したら、「そういえば今日はアワードの発表の日じゃないか!」と思い知らされる。そして結果を見に行き、このテキストを書き始めるのが午前4時。むぅ、仕方がない人生だな。しかし、今年は笑わせてもらった。どんだけ笑えたかは、今年の「予想記事」を見て貰えばなんとなく分かる気がする。ちなみに去年の「結果寸評」はこちらです。




○主演男優賞

福山潤(06) 宮野真守(07) 神谷浩史(08)

小野大輔(09) 該当無し(10) 平田広明(11)

2012・<梶裕貴>

・予想と感想

 

 予想していたラインから寸分違わぬあまりにも順当な結果。あまりにも問題無いためにコメントのしようもない。予想も梶君、そして私の投票先も梶君。どう考えても今年は梶君の年だったということである。対抗として木村良平の名前を挙げていたので2択ではあったのだが、やっぱり本命の方に落ち着いたみたいです。いやぁ、分かりやすい。こういう分かりやすさは問題無いと思うけど、男性声優の場合、選択肢が少なすぎるのがなぁ。

 

 

 

○主演女優賞

朴璐美(06) 平野綾(07) 釘宮理恵(08)

沢城みゆき(09) 豊崎愛生(10) 悠木碧(11)

2012・阿澄佳奈

・予想と感想

 

 こちらもまったく番狂わせなど無く、綺麗に予定調和のゴール。今期はぶっちゃけ阿澄・茅野の直接対決の構図でしかなかったと思うが、やはりこちらも順当にキャリアの上回るアスミスの受賞となった。こちらも誰も文句のいえない結果である。まぁ、流石にアスミス依存度が高すぎるアワードだという気もするが……1つだけ言えるのは、「やはり今年も大沢は沈黙を守ったか」ということである。

 

 

 

○助演男優賞 

石田彰 宮田幸季(06) 神谷浩史 小野大輔(07)

井上和彦・杉田智和(08) 浪川大輔 三木眞一郎(09)

岡本信彦・中井和哉(10) 木村良平・宮野真守(11)

2012・小野友樹・諏訪部順一

・予想と感想

 

 さぁ、鉄板の消化試合ぎみだった主演までは置いておくとして、ここからが今回の真骨頂である。まず1人目はこちらも予想通りに小野友樹が受賞している。普通ならば新人賞枠になる立ち位置だと思うのだが、キャリアの関係でそっちには送れないので、とりあえず助演としての受賞。毎度お馴染みの「どう考えても今年の小野君は主演だったような……」という突っ込みは無しである。そして、誰がきてもおかしくないもう1人の名前は、なんと諏訪部順一である。「別に順当なところだろ、誰が受賞してもおかしくないんだから」と思う人はまだ素人だ。なにせべーさん、所属事務所があの俳協なのである。そう、今回のアワードは、「ついに山が動いた」のである。これまで頑なにメイン部門に受賞者を輩出してこなかった俳協が、ここにきてようやくアワードとの関係を結び、無事に受賞者を送り出すことになった。これが何を意味するか分かるだろうか、つまり、こういうことだ↓

 

 

○助演女優賞

小清水亜美 後藤邑子(06) 釘宮理恵 斎賀みつき(07) 

遠藤綾 沢城みゆき(08) 井上喜久子 堀江由衣(09)

新井里美 伊藤かな恵(10) 加藤英美里(11)

2012・大原さやか・戸松遥

・予想と感想

 

キタキタキタキタキタキタキタ━━((((()))))━━━!!!!!!!! 

 つまりそういうことだな! 「俳協が動く」、つまり、ここにこの名前が出てくることは必然ということである。えー、でもー、どうせならー、今年はー主演でも良かったんじゃないのぉー? ねぇ、実際私主演で投票してますしねー、もう一声いけたんじゃないのーーー。いや、でも文句は無いですよ。ここに名前が出たことでほんとに何もかもが幸せ一色。もう、あと今年1年何があってもいいや。ちなみに、その脇にいる戸松の受賞だってわたしゃとてもめでたいと手放しで喜んでおります。まぁ、戸松こそむしろ「やっぱり主演の方で……」という気もするのだが、枠が狭いのでここはいったん我慢しようか。正直、戸松の場合は「まだまだいくらでも主演賞もぎとる機会はあるやろ」と思えるからな。

 

 

 

○新人男優賞

柿原哲也 森田成一(06) 羽田野渉 代永翼(07)

岡本信彦 梶裕貴(08) 阿部敦 前野智昭(09) 

内山昂輝(10) 江口拓也・松岡禎丞

2012・島崎信長・山本和臣

・予想と結果

 

 さて、一段落して新人賞。男性の方の新人賞は該当者数が少ないために予想があまりに簡単で、去年は2人あげて2人受賞というストレートだった。今年は島崎信長の名前は挙げているが、予想段階で山本君の名前は挙げていなかったのがちょっと悔しい。山本君は2年前の予想の時に挙げてたんだよなぁ。あれから随分経ってしまっているが、まだ受賞権利が残っていたのだね。実を言うと知らなかったのだが、山本君の所属はプロダクション・エースだったんだね。並み居る妙な売り方の女性陣を抑えて、意外にも男性からエースの初受賞者が出てきたわけである。これはこれで面白い。ちなみに、島崎君に加えて鉄板だと予想していた逢坂良太の名前が出なかったことが、今年の一番の番狂わせであった。とりあえず期限に余裕が無くなった山本君に先を譲り、逢坂君は来年以降、っていうプランになるのかしらね。

 

 

○新人女優賞

平野綾 鹿野優以(06) 加藤英美里 小林ゆう(07)

阿澄佳奈 戸松遥(08) 伊藤かな恵 豊崎愛生(09)

金本寿子 佐藤聡美(10) 茅野愛衣・三上枝織(11)

2012・石原夏織・大久保瑠美

・予想と感想 

 

 ここが一番笑ったかもしれない、新人女優賞。予想記事ではまさにそのまんま「ゆいかおりが受賞するけど、流石に2人同時だとまずいので片方が受賞。普通に考えるときゃりさんが優先される」と書いたらほんとにそのまんまになった。こういう書き方をすると怒る人もいるかもしれないが、やはり声優としての安定感はきゃりさんの方が現時点では上である。唯ちゃんが来年以降にチャンスを与えられるかどうか。そしてもう片方は、去年のみかしーから1年遅れでおいついてきたるみるみ。去年の私の願いも1年遅れで届いた。やっぱり彼女は受賞しなきゃいけない人材だと思う。そういう意味では、今年選ばれた新人2人はどんぴしゃで「私が受賞して欲しかった2人」だったのですよ。やっぱり同じ新人賞でも女性の方は激戦区だから、なかなかエース勢は割り込めないよなぁ。

 

 

 

○歌唱賞

水樹奈々(06) 平野綾・加藤英美里・福原香織・遠藤綾(07)

中島愛(08) 放課後ティータイム(09) 茅原実里(10) STRISH(11)

2012・後ろから這いより隊G

・予想と感想

 

 助けてドラえも〜ん! あまりにもオチが予想通りすぎるよ〜! 去年予想の斜め上を行かれたので今年は予想がしやすかったな。あのうーにゃー狂乱から1年近く経過した現時点では「そんなもんか」っていう気もするが、やっぱりあの電波は力強かったからな。阿澄さん、がんばりすぎ。でも、これでついにまつらい先輩もアワードの壇上に登場。さらにバウムもどさくさに紛れて受賞しており、役柄のせいで参加出来なかったキタエリの立場がない。こんだけやっててキタエリがあらゆる賞で一回も絡んでないのって、不可解だよなぁ。「ひょっとして事務所縛りが……あれ? アーリーウィング? あれ?」みたいな流れ。まさかバウムが先取りしちゃうことになるとはおもわなんだ。

 

 

○ベストパーソナリティ賞

浅野真澄(06) 鈴村健一(07) 神谷浩史(08)

小野坂昌也(09) 豊崎愛生(10) 井口裕香(11)

2012・岩田光央

・予想と感想

 

 「大沢が沈黙を守り続けている」っていうのはこのパーソナリティ賞以外の部門の話で、実はこちらは去年のゆかちに続いての2年連続の大沢である。もう、このまま来年ここにはにゃじゃわさんを持ってくればいいんじゃないかな。今年は男女のバランスを考えて、まさかのみっちゃんである。相方のすずが受賞したのが既に5年前、更に3年前には「声優下ネタ3人衆」の1人であるヤング師匠もいるし、ラジオでは師弟関係とも言える荒鷲先生はこの部門の開祖である。つまり、結論からいえばこの部門は「ヨゴレ枠」ということに。……まぁ、間違ってないな。みっちゃんは確実に真面目な受賞コメントなんかするはずないので、今後のいじられっぷりが楽しみである。

 

 

 

 

以下、コメント控えめで結果のみ。

 

○特別功労賞 ・ 青野武

○功労賞 ・ 近石真介・野沢雅子

○シナジー賞 ・ タツノコプロ50周年(大平透・森功至・岡本茉莉・小原乃梨子)

○富山敬賞 ・ 三ツ矢雄二

○高橋和枝賞 ・ 緒方恵美

○キッズファミリー賞 ・ 田中真弓

○最多得票賞 ・ 神谷浩史

 

 

 こちらは昨年に比べて賞の数が減ってちょっとすっきりした功労枠の部門。あまり知識も無いので多くは書けないが、やはり毎年特別功労賞の名前を見るとグッと来るものがある。青野武氏は、おそらく私が一番最初に認識したであろう「おじいさん声優」である(大塚周夫とどっちだったかはさだかじゃないが)。最初にインパクトを受けたのが「ビックリマン」のスーパーデビルで、それ以来、青野さんの声は「うひゃぁ、スーパーデビルがこんなところにも!」という記憶に繋がっている。その後も本当に色々なところでお世話になった。改めてご冥福をお祈りする。

 

 功労賞の近石真介氏という名前は、恥ずかしながらあまり知らなかった。アニメ畑から縁遠いというだけで近視眼的な知識しかないのは申し訳ない。その隣の野沢雅子の名前を見ると「あれ、まだ受賞してなかったんだ」という感想が先に来る。そういや今年はドラゴンボールの映画も公開されるんだったなぁ。未だにこの歳で悟空とか、本当に凄いバイタリティである。まだまだ活躍を期待したい。

 

 シナジー賞はこれまでの「稼ぎが第一」といった印象から少し離れて、アニメ業界の節目をお知らせする役割を担っている。タツノコが50周年を迎えたらしいが、はて、今年そんな大々的なお祝いしてたっけ? と首をかしげる次第。特に印象無いよね。代表して大平さんについてだけ触れておくと、もう、私のなかではいまや「戦隊の人」のイメージしかない。何しろサンバルカンもダイナマンもジャッカーもオーレンジャーも全部大平さんやからね。たまに真面目なナレーションが入ると逆におかしく感じる不思議。でも写真を見ると大平さんもまだまだ若いなぁ。他の人たちも全然年齢相応に見えないくらい若いけどね。

 

 続いて、声優業界の顔を選出する富山敬賞と高橋和枝賞。男性部門は……男性?! なんともグレーゾーンな受賞、三ツ矢雄二である。まぁ、今年1年で一番「目立った」声優といえば間違いなくこの人だろうからね。なんかあさっての方向にいっちゃったから「声優として」っていうのは大量のクエスチョンマークが乱舞するけども。しかし、たとえば「プリキュア」のジョーカーとか、やっぱりこの人にしかできないすごみっていうのがあるのは間違いない。「空中ブランコ」の大ファンとしては素直に喜ばしい顔出しである。一方、女性部門の方も……女性?! うーむ、なんだこのグレーゾーン極まったツーショットは。狙ってやってるとしか思えないぞ。しかも理由は違えど、一時的に仕事量が減って地に潜ったところまで共通しているという。まぁ、今年はエヴァの映画もあったし、やっぱりこの人の受賞にも誰の文句も出るものではない。復帰後も本当にぶれない良い仕事してるんだよなぁ。「グッドルーザー」、良かったわ。

 

 キッズファミリー部門は、我等が海賊王。去年が医者トナカイだったので、このまま行くと海賊団だけでこの部門回せる気もする。ちなみに剣士は助演賞、コックは主演賞持ちだな。狙撃手か考古学者あたりは何か受賞してもおかしくないよなぁ。さておき、田中真弓の受賞についても、「あれ? まだ受賞してなかったっけ?」と思ったが、過去に高橋和枝賞では選出されていた。うーむ、まさかこっちの部門にも受賞被りが出てくるとはなぁ。いや、これは仕方ないのかしら。

 

 ちなみに、昨年まで存在していた「海外ファン賞」はいつの間にか自然消滅した。まぁ、確かによく分からん部門ではあったからな。最後の受賞者となった櫻井さんは誇ってよかったのかどうなのか……

 

 そして最後の大ネタ、「最多得票賞」。なんと「神谷浩史V2」。去年の総評では冗談半分で「本当に得票数だけで選出するなら、これってV2もあるんだよな」って書いたら、マジでそうなった。ある意味フェアだが、なんかひどいな。これって、他の部門も重複受賞可能ってことになるのでは……まぁ、深く考えないでおこ。純粋に得票数だけで決める部門は調整せず、っていう姿勢ってことだろう。神谷兄ぃ、今年も受賞セレモニーに行かなきゃいけないの? いい加減飽きたやろ。流石アジアナンバーワン声優やで。

 

 

 というわけで、まとめ。

 7年目という歴史に比べると、箔がつくどころかどんどん適当なお祭りになってる気がするアワード。なかなか威厳も出にくくて大変ではあるが、まぁ、とにかく現時点では「継続は力なり」ということにしておこう。何よりも楽しんでいる私が文句を言うのも野暮だしなぁ。サブの部門の調整も進み、ボチボチ落ち着いた体制になったといえるのではなかろうか。今年はほとんど番狂わせが無かったので面白さという意味ではそこまでのものではなかったが、逆に言えば「無難に表彰出来る人間が表彰されている」と考えることも出来る。

 そして、そうした「無難さ」を裏付けるようになるためには、何とも怪しげな事務所縛りという枠が完全に撤廃されないことには始まらない。未だ動きが見えないシグマ・大沢が動き出せば、このアワードが完成するはずだ。そういう意味で、今年の「俳協の参加」という変化は大きな大きな一歩である。今後もより大きなアワードの発展に期待したい。

 そしてさぁやオメ!

 そしてさぁやオメ!!



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