最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
「生徒会の一存 Lv.2」 4→3 今期最初のゴールは、正確には今期新番じゃなかったこの作品である。0話を含めて全10話しかないという半端な話数なので、スタートが遅かったにも関わらず真っ先に終わるという、ショートトラックな作品である。 正直、「まぁ、そうなるだろうな」という感じの感想しか出てこない。1話目は謎の桑島ボイスがメインという変則構成だったので評価に迷ったが、1期放送分を知らずにいきなり2期でバリエーション部分だけを見せられても、そりゃ理解も追いつかないし、楽しむことは出来ないだろう。そして、楽しむと言ってもそこまで大きな楽しさが出てくるような性質のものでも無いだろう。元々「生徒会室での当たり障りのない会話を楽しむための作品です」みたいなところがあるわけで、更に内輪ネタ、メタネタ、パロネタが強めに出てしまっては、一見さんお断りになるのは仕方ないことだったのだ。前クールにやっていた「えびてん」と全く同じ感想になっている気がするのだが、大体同じで問題ないのじゃなかろうか。 ただ、「えびてん」はアニメーション自体がパロディを目的としたものであり、画面にそうした副次的な意味合いを付随させようとしていた部分が特徴的だったのに対し、こちらはそうした奇策は用いず、一貫して「作品そのもの」の質で勝負し続けていたのは異なる部分。どちらがいいかとは一概に言えないが、少なくとも「えびてん」のパロディ要素はどうにも徒労にしか思えなかったので、そうした残念さはこの作品にはない。中心となる杉崎の人物造形はそこまでひどいものではないし、真正面から「ハーレムを作りたい」と声高に宣言して女性キャラに挑む主人公というセッティングは、嫌いではない。そのまま徹底して「杉崎が女の子をとっかえひっかえしては袋叩きに遭うギャグ」という状態なら、むしろ楽しく見られたような気もする。ただ、何故かこの世界の女の子はみんな無条件で杉崎ラブだからな……その辺の感情の機微が分からないせいで、本筋のお話が心底どうでも良かったんだよね。みんなして杉崎が好き。これは「隠し事のない真正直な性格の男」ということで百歩譲ってOKにしたとしても、その態度をみんな正面からアピールせず、なんか煮え切らないツンデレみたいな状態で平行線なのに違和感がある。結局生徒会の面々って、どういう関係性を構築したい集団だったんだろうか。 また、生徒会っていうセッティング自体にも特に意味が無くて、世界観が広がらなかったのもどうかと思う。会長は会長のはずなのに特にそうした仕事もなかったし、他の3人のヒロインに至っては、最後まで誰が何をしたい人なのか分からないまま終わってしまった。緩めのギャグなんだからセッティングの補強なんて大して重要じゃないし、「じょしらく」なんかもっとひどいやないか、と言われるとそうなのだが、この作品の場合、「設定を必要としないほどに奔放なギャグ」という部分が無く、どこを拠り所にして楽しめばいいのかが分からなかったのである。アニメーションとしても画で見せる部分に魅力が乏しく、これなら好きな人はドラマCDとか買った方が安く上がるんじゃないか、とすら思えてしまった。多分ファンの人はこれのアニメがぎゅんぎゅん動くことなんか期待してないから別に構わないのだろうが、理由もなくこれを見ることにしている人間は、本当にモチベーションが維持しにくかったのではなかろうか。 結局、そこまで目くじらを立てるような作品でもなかろうと思うので特に嫌いだとも思わなかったし、最後までだらだら見続けたことに後悔も無いのだが、多分改めて見直すことはないんだろうな、というくらいの作品。ただ、中の人的にはエース勢の頑張りが楽しめるから嫌いではないんだけどね。本多真梨子の活躍は次にどこで聞けるんでしょうか。 PR |
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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