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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 ぽかーんとしてる、第3話。マジでぽかーんとしてる、略してまじぽかしてる。

 このお話が3話で終わる内容のものだとは思っていなかった。1話である程度の含みを持たせていたハンプニーの正体や、アイの出生の秘密、それに不死者としての運命やアイの墓守としての能力など、この不思議な世界に与えられた更なる謎が、この物語の根幹を成すファクターだと(勝手に)思っていた。しかし、それがわずか3話であっさりと消え去った。いや、何一つ消えてはいないのだが、なんか知らんが終わったことにされた。正直、投げっぱなしである。

 分からないことはたくさんある。ストーリー上の要請でそうなっている部分は仕方ないのだろうが、現時点ではどの要素が「意図的にまだ残されている謎」なのかが分からないので非常に困る。少なくとも次回予告を見る限りでは今回のエピソードでハンプニーの物語は一回区切りがついて、あとは身寄りの無くなったアイが様々な町を見るために放浪するお話、言ってみれば「キノの旅」みたいな流れになるんだろうと思われる。そうすると、やっぱりこのお話は今回である程度落とし前を付けなければいけないと思うのだが。これって的外れな困惑なのだろうか。

 1つずつあげていくと、まず最大の謎はハンプニーという存在そのものであった。彼が何者で、これまでどんな人生を歩んできたのか、わずかな回想で語られるのみ。生い立ちが多少分かったところで、彼が現在行っている行動についての説明にはならない。「友人」と呼ばれていたユリーとどんな関係だったのか、結局不死性はどこへ行ったのか。死者となった後のアイとの関係はどうだったのか。一番気になる部分がダイジェストで流されてしまった。アイの母親、アルファとの関係性も分からない。子を成したということはそれなりに深いつきあいだったと思うのだが、何故「死の谷」が彼女の生まれ育った町であったことに気付かず、アイの自己紹介からアルファとの関係性を想像しなかったのか。もし「墓守と子を成す」ことがそこまで信じがたいことであるとするなら、末期の一瞬で何故それを信じたのか。1話であれだけ劇的な出会いをしておきながらそこはスルーで、今回は手のひらを返したように受け入れた理由が分からない。彼の不死の苦しみはもっと幼い頃からだったのに、アイとの出会いですんなりと解消されたことも分からない。当然、ハンプニーを襲ったちんぴら集団が何者だったのかなんて気にする余裕すら無い。

 いつの間にかアイの回りに集まっている人々についても謎である。ユリーは元々ハンプニーを殺してやると息巻いて出てきたキャラのはずなのに、そんな過去などなかったかのように協力的になっているし、死の谷近辺でボーッと突っ立っていただけの墓守が突然あの場所に現れ、何の前置きも無しにアイに協力している意味も分からない。どうやらアルファはちゃんとした墓守と認定されているようなのだが、この世界の墓守とは人間とどこが違うのか、そのへんの設定も見えてこない。

 無い無い尽くしで考えることが出来ない困ったお話。これは難解なものを意図的に作っているのか、アニメ変換時のシェイプアップによる説明不足なのか、それとも単に原作がよく分からんものなのか。最初に印象的なビジュアルイメージからスタートしたので興味を持って見ていた作品だけに、ここで躓くと今後が非常に不安である。エンディングのみかこしの歌が非常に良かったので何となく良い終わり方に見えるのがまた何とも……どうか、アニメから見始めた視聴者を分からん殺ししないようにお願いしたいものだ。

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