最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
「バックからヤッてみよう」(意味深)、第4話。潔すぎる作品作りの方向性は、ある意味京アニスピリットの体現者と言える出来なのかもしれませんよ。 ホモホモしさに歯止めが利かない酷い内容だが、それでも楽しく見られてしまう麻薬のような扱いづらさが非常にやっかいな作品である。ギャグとしての立たせ方をベースに、予想通り、ちゃんと「部活もの」として成立させており、地味で本来描くのが難しいはずの「地道な練習」エピソードでもメリハリが効いていて見やすいのがお見事。つくづく「これで女の子の水泳部だったら完璧なのに……」と放送中2分に1回くらい思わないでもないのだが、これが単なる萌えエロアニメだと、そっち方向に意識が振られるのでまた違ってくるのかもしれない。ホモ成分に多少の嫌悪感を持ちつつも、そのおかげで先鋭化するシナリオ運びの妙を楽しむのがこのアニメの正しい視聴方法なのだろう。でもなぁ、ここまで徹底的に野郎の更衣室シーンが描かれたアニメってのは初めてだろうなぁ……ゴウちゃんは中の人的に、普段更衣室のシーンだったらラッキースケベ引き起こす側の人間なのに。ゴウちゃんは何故頑なにジャージを脱ごうとしないのか。プールサイド暑いだろ。先生はあんなんなんだから、ゴウちゃんだって脱いでもいいんだぜ。むしろ脱ごう。 しかし、このアニメを見ていてつくづく思うのは、ホモアニメというのはとても恵まれているな、ということ。どういうことかというと、いわゆる男性向け萌えアニメと違い、その発展のスピードが桁違いに速いのである。考えてみれば、深夜アニメの文化が根付いてから今日まで、製作されたアニメの本数は圧倒的に男性向けが多い。ニーズを考えれば当然のことだが、過去十数年にわたって、萌えアニメは様々な手法で研鑽を積んできた。粗製濫造と誹られる向きもあろうが、その中で何かが芽生え、研ぎ澄まされてきたことも紛れもない事実だろう。他方、いわゆる腐向けアニメというものの(大きなニーズに向けての)歴史は比較的浅い。「アンジェリーク」などの時代から本格的に始動し始めた方向性ではあるが、その本数はどうしても少なく、1つのジャンルとして伸びるのには時間がかかるかと思われた。 しかし、このアニメを見ると、貪欲に全ての成果を吸収し、そのまま新しい方向へ引きずり込んでしまおうという制作側のしたたかさが確認出来る。これまで萌えアニメのジャンルで作り上げてきた数々の業績を、「腐向け」という新たな金脈に向けて着実に作り替え、先人達の生みだした所産を遠慮無く注ぎ込んでやろう、という意識が見える。萌えアニメで定番化したような展開の安定感に加え、目を引く構図の取り方や、大胆で扇情的な演出方向は、本来もっと冒険を重ねてから産みだされるようなものである。萌えアニメの歴史があり、それが女性監督によって遠慮会釈無く反転したことによって、このアニメのすごみが出ているのである。監督コンテ回だと露骨にそっち成分が増すのでホントに分かりやすくて、更に今回は作監に堀口さんが起用されているせいで容赦無く「京アニクオリティ」の中核的な破壊力も加わる。これ、描いてるおねーさん方は本当に楽しそうだよなぁ。凜による壁ドンシーン(実際にはフェンスだけど)なんかも露骨だし、野郎どうしが手と手を取り合ってのスイミングレッスンなんかもド直球。ストレッチする野郎の腹筋越しに風景を見せるカットなんて、かの「HIGHSCHOOL OF THE DEAD」の乳抜きショットを想起させるようなあり得ないレイアウトである。こういうことが出来る人だからこその、監督起用なのだろう。やっぱり京アニの人材ってのは恐ろしい。 来週はお休みなのです。「何かに目覚めやしないだろうか」とびくびくしながら視聴しなくて良いのでホッとしてる自分がいるよ。 PR |
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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