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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 ファンタジッタッドー! 第4話。もう完全になめきってて視聴の順番がすげぇ後回しになってたせいで今頃観たんだけど、なんやこのアニメ。おもろいやんけ! 今までじわじわ溜まってきたアホが4話でボロボロとキャパを超えてこぼれだした感じだろうか。

 「朝アニメのよう」というのがこのアニメによく見られる感想なわけだが、確かに朝アニメっぽさというのはそのままである。そして、朝アニメというのは、往々にして特大の狂気を孕んでいるものらしい。私は毎度毎度そういう番組を逃してしまう残念な人間なので具体例はなかなか出てこないのだが、「マイメロ」なんかはかなりのピーっぷりだったらしいし、「ジュエルペット」の危険さなんかも漏れ聞いている。現在放送中の「マイリトルポニー」だって、その恐ろしさは説明不要だ。そうした「隠そうとしてもにじみ出る狂気」成分を深夜アニメ枠に持ち込もうというのがこの作品の目的なのだとしたら、なるほど、これは成功といえるかもしれない。まぁ、今のところどこまでが制作者側の狙いなのかは定かでないのだけども。

 狂気の片鱗はシナリオ上の様々なポイントで確認出来る。前回あれだけ思い悩んでいた「ホントはホラー苦手なのに」を秒で解決するくだりなんかは軽いジャブ。「お風呂ルーレット!」→ヨーヨーとかもひでぇインパクトがあるし、ドールどうしの戦いが緊迫したのに、生身の人間のワンパンでドールが吹っ飛ぶシーンなんかも容赦無い。「酷い事」が描かれているはずなのに何の溜めもなくごく当然のように流されるのが狂気に感じられるんだろう。今回キャラ作画はどこかおかしな部分があったのだが、その分クライマックスでアクション作画などが面白く、画面も退屈が無かった。コンテ演出に越田知明氏という名前がクレジットされている。こういうクセが出る描き方が出来る人は良いよね。

 しめじの辛い過去が明かされ、旧友アロエとの関係性も分かった。その上で「泣きのエピソード」が入り、しっぽりするはずのお話なのに、窮地で突如現れる特大バッテリー(電池)とか、衝撃の「不採用通知」など、理不尽のオンパレードで泣く暇を与えない。というか、そもそも泣かせる気が無い。最後にあのにーちゃんが改心するくだりなんて、説明一切無いからな。このちぐはぐなテンション、嫌いじゃないぜ! もう、ホントにこの世界のルールはわからねぇな。アロエに使われたカードの効果とかもさっぱりで、「ザ・ゴッドオブサンダー」かと思いきや謎のお仕置き自爆装置になったり、この世界のカードはどこまでも自由。マドレーヌさん、のんびり解説してないでさっさと助けてよ。

 繰り返しになるが、不安定になるシナリオラインだけでそんなに食いつけるわけではない。覚醒したしめじによるアクションシーンのモーションが本当に見事だったために、ワンランク上の狂気が演出できたことが大きなプラス。まぁ、その割にアロエ自爆シーンがすげぇあっけなかったり、色々とバランスがおかしかったりはするのだが……このドキドキ感はお利口にまとまったアニメじゃ楽しめないものですよ。斎藤久はもっとガンガンこういうヘンテコ愉快な画面で楽しませてくれればいいと思うの。

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