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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 なんとノコギリ! 第7話。今回は剣ではなかったです。響がわざわざ「盾?!」って丁寧なネタ振りをしてくれているのが優しいね。ちゃんと持ちネタをこうして消化してくれるスタッフの生真面目さは好きよ。

 ノコギリによって響の拳は阻止されてしまったが、正義側の展開は非常にスムースに予定通りの方向に進んでいる。響はギアを発動せざるをえない。たとえ敵に偽善と誹られようと、過去に生きることを否定されようと、立花響は信念を貫く。その信念が相手方を揺さぶり、まさかのどんでん返しが訪れたのはなんとフィーネの行方である。これまでずっと苛まれてきたはずのマリアの存在が、ここに来て大きく揺らぐことになる。ラストシーンを見る限りでは、どうやらフィーネは望まざる者、切歌に接続を果たしたようであるが……

 さて、今回も非常に見やすい、シンプルな筋立てである(基本的にこの作品は非常にシンプルに出来ているので、その分色々なポイントをたっぷりと見られるのが売りだと思っているが)。再びギアを身にまとった響に対し、もうどこからどう見ても悪役として吹っ切れちゃったDr.ウェル。もうどこからがウェルでどこからが杉田なのかもよく分からないぐらいにかっ飛ばし過ぎているので、迫真の悪っぷりのはずなのに何故かギャグに見えるのが難点だが、一般人を平気で殺害したり、味方に対しては弱みを振りかざして強迫してみたり、あげく命を軽んじて暴走させてみたり、暴れたい放題のやりたいほうだ〜い! である。「YOU達歌っちゃえよ」はどう考えても杉田の台詞だと思うんだけどもね。あいつ何故かこの言い回し大好きだからな。

 しかし、ウェルが1人でギャグシリアスやっているとは言っても、起こっている事件は全部シリアスである。リンカーの強制投与によって絶唱を余儀なくされる切歌と調。そして、リンカーによる適合からの絶唱は命を奪うことを目の前で見てきた響の献身。「繋ぐことと紡ぐこと」の強さはこんな局面でも発揮されるらしく、なんと手を繋がずとも相手のギアから強制的にエナジードレインが可能であるという。おそらく生体融合してしまったガングニールがあるからこそ発動出来る荒技なのだろうが、これによって戦闘は成立しなくなり、全ての咎を被った形で響がぶっ倒れることになってしまった。彼女が望むと望まざると、着実に「君でいられなく」なっている響。近づくだけで巨大な熱を放ち、触れた木の葉を燃やし尽くす異様な光景は、皮肉にも、人に触れるだけで炭素化させてしまうノイズに酷似しているのである。

 響の窮地は、駆けつけた仲間によって辛うじて救われた。翼さんがバイクに乗ったまま歌い始めて天羽々斬がバイクに直結、まるで「仮面ライダー翼」みたいな展開は不覚にも笑ってしまったが、その結果やったことが「貯水タンクぶった切って水をかける」っていうだけだったのも笑える。今回、クリスちゃんと翼さんの出番これだけですからね。前回翼さんは嘘くさい突き放し演技で響を戦場から遠ざけようと頑張っていたわけだが、わずか1話でクリスにも未来にも響の容態は知られてしまい、結局「一般人代表」たる未来の手にゆだねられることになった。まぁ、現時点では敵側もぼちぼち改心フラグが積まれているので、すごく運が良ければ響の戦力が無くても何とかなる可能性はあるが……フィーネの復活とウィルの暴走は止まらないでしょうから、多分「未来を守るため」の変身が待っているんだろうね……未来さんは1期に続いて苦しいお仕事が回ってくるなぁ。

 そして、ウェルが1人で盛り上がっているおかげでどんどん醒めていってる敵側陣営。元々は幼い少女の命を奪ったFISの姿勢に疑問を抱いての反乱だったわけだが、結局やってることがテロリズムであるという認識になっており、ナスターシャさんは体調のこともありボチボチ限界。若い連中を牽引していた「マリアがフィーネを引き継いだ」という事実が、実は全くの嘘であったとカミングアウトしたのである。もしこれが事実だとすれば、最大の後ろ盾を失い、マリア達は長いものに巻かれるエンディングしかないだろう。そして、実際にマリアにフィーネが憑いていないのも間違いないらしい。あそこまで堂々と翼さんと渡り合った新たな「黒いガングニール」が、実は単なるフツーの適合者でしかなかったというのは、なるほど絶妙なサプライズ。「じゃぁ、誰がフィーネだったの?!」という問いに対して、ナスターシャは「誰でもなかった」と答えたわけだが、時を同じくして、親友のピンチに切歌さんがなんか発動。いや、流石にあの展開だったら調の方に覚醒イベントが来ると思っていたが……まさかの切歌なの? そりゃ意外過ぎるデス。確かに彼女の操るイガリマは、どこかしらフィーネのまとっていたネフシュタインに似ていないくもない……か?(今回響の拳を受ける時にアンカーに使ったチェーンの形状は、フィーネが月を引っ張り降ろしたアレに似ている気がする。まぁ、ギアのデザインってどれも割と似通ってるけども)

 さぁ、こうなるとまた話は違ってくる。既に投降に意志が傾いているであろうナスターシャと、強制力が衰えこそしたが、妹の遺恨を一番強く持つマリア。最初は響の姿勢に反発していたが次第に困惑が深まり、自分たちのスタンスが分からなくなっている調に、謎の力に支配されつつある切歌。誰が望むでもないはずだが、どうやら戦いはまだ終わってくれそうにない。

 今回はAパートで繰り広げられたバトルシーンが(ほとんど直接接触はないが)画面的な見どころになっていた。作監に沼田さんが参加していたが、沼田さんはシンフォギアにかかわるのは初めてやんね。「正義を信じて、握り締めて」に合わせて突き進む響の男前なアクションは実に見栄えがいいのに加え、この作品ならではの持ち味である、楽曲のアフレコ収録により、響の打撃の迫力が3割増し。ぶっちゃけあおちゃんの歌は(他のギア奏者に比べると)そこまで上手いわけではないのだが、その分、力を込めた時の歌の自然な崩れ方なんかが面白い変化になっていて、「ホントに歌いながら戦ってるなぁ」というのがよく分かって楽しい。そして、この響の新曲、大好きです。やっぱりシンフォギアソングは熱くなってナンボ。今回良いデザインを見せてくれたイガリマ・シュルシャガナの2つも早くフルで楽曲が聴きたいところ。あ、あとイガリマ・シュルシャガナは、ギアの尻の部分がエロい。まぁ、どのギアでもエロさは大して変わらないんだけどさ。どこかのおねーさんがコスプレでもしてくれないもんだろうかね。

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