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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 最後で全部吹っ飛んだけど、流石に今週の展開はどうかと思った、第9話。いや、なんかもう、色々ありすぎて何からまとめていいのかよく分からなくなってるわ。まぁいいや、とりあえず1つずついきましょう。

 まず、先にどうかと思ったところからつっこんどくけど、流石にこのシナリオ展開の中での突然の中華風修行は空気読めなすぎだろ。突然のおっさん絶唱に始まり、未来のことを一端忘れたように笑顔を見せる響、そんなことしてる場合じゃないはずなのに真面目にのっちゃう翼さん、そして、最後にフラグにしか聞こえない独白を漏らすクリス……あのシーンだけ完全に浮いてたんだよ。いや、古式ゆかしい(?!)中国映画風修行を繰り返す面々の構図は面白かったが、ホント、全員が全員「そんな場合でも無いしそんなメンタリティでもないやん!」っていう気持ちばかりが先行するわ。なんであのくだり入れたんでしょうか。まぁ、多分一番の理由は、クリスちゃんに最後の一言を言わせることだったんでしょうけど。

 というわけで「今週のクリスちゃん」だが、久しぶりに戦闘シーンで大馬鹿活劇を披露してくれたところが1つ目の見せ場。キャラソンの発売日も間近に迫ったのでもう一回くらいてこ入れしておく感じだろうか。しかも、とんでもサイズのミサイルで飛行型のノイズ(1期では3人の共闘で初めて倒せたサイズな気がする)を問答無用の一撃殺。ホントに凄まじいぞイチイバル。もう、なんでおっぱいからミサイルが出ないのかだけが不思議でしょうがない。見せ場その2は、何故か突然訪れたファミレスでの翼との対話。序盤の戦闘中に「こんな嫌な現状を誰が作ったんだ?!」と自問した結果、「私がソロモンを呼び覚ましたせいだ」と一人でテンションを下げてしまったクリスちゃんは、誰かとの温かい繋がりを求めてとりあえず翼さんに声をかけてみることにした。傷心の響をいじらなかったあたりは彼女なりに成長したところだと思うが、それにしても空気が一切読めない翼さんを相手に選んだのは大失敗。ホントは仲良くなれているはずなのに、お互いの目的が噛み合わずに喧嘩別れみたいな形になってしまった。学園祭のくだりのあの穏やかな空気はどこへ行ってしまったのか。まぁ、ご飯を美味しそうに食べるクリスちゃんが実に愛らしかったので、あのシーンは良しとするべきだろうか。「私がソロモンを目覚めさせてしまった」「話し合おうとしてもすれ違ってしまう」、そして「この場所は私にはあったかすぎる」と立て続けにサヨナラフラグを急増で乱立しだしたクリス。はたしてどうなってしまうというのか。なんで制作陣はこんな無理矢理な形でクリスちゃんに試練を与えようとするのか。ギブミー笑顔。

 謎修行のくだりのせいで響のテンションもよく分からなくなってしまったので、とりあえず敵側に視点を移そう。前回のタワーの一件で、完全に間違った方向に吹っ切れてしまったのがマリアさん。米国政府との和睦は完全に失敗に終わり、その会見の場では相手の悪意をまざまざと見せつけられてしまった。マリアさんはただでさえ「自分のせいでナスターシャが守れなかった」という負い目を持っているところに、更なる追い討ちをかけられた形であり、「米国政府は頼れない」「とは言ってもマムはもう手を失った」という状況で、「じゃぁ変態博士に全てを賭けるしかない」という短絡的かつ絶望的な選択肢である。大義名分を半分失ったような状態なので切歌・調コンビともそりが合わなくなるし、自然に非人道的な挙動になってしまうので、本人の精神状態はますます悪い方へと傾いてしまう。今まで先頭に立ってた人間が突然寄る辺を失い、転げていく様子が実に痛々しい。初登場時の凜とした勇姿はどこへ行ってしまったものか……。

 もちろん、そんな味方の惨状に黙っているわけではない仲間だっている。突如ヒールに転げだしたマリアたちに、予想もしていなかった事実をぽんぽんと告げられて動揺する切歌・調コンビ。どうやらウェルの発言からすると、彼女たちが「月の落下から人類を救う」という目標を第一に掲げていたのは事実のようである。しかし、目的が正しくても手段は当然吟味する必要があるわけで、彼女たちはこれまで、ウェルとは違った「正しい方法での世界秩序」を目指していたのである。しかし、まずマリアが現実を突きつけられたことによって転げ、そんな彼女の窮状を見て、セレナのことで負い目もあり、一番にマリアのことを考えていたナスターシャも折れた。こうなってしまっては、幼い2人はどのように現状を判断したら良いのかが分からなくなってしまう。辛うじて、調は自らの正義を奮い立たせ、今回単独でのシュルシャガナ歌唱からのバトルへ突入。今期新規ギアの中でも一番の変わり種、面白い挙動を見せるシュルシャガナ、その無茶苦茶な暴れっぷりを、南條愛乃の生歌込みでたっぷりとお届けである。考えてみれば今回はクリス、司令(!)、調と、なかなか贅沢な歌パートが多かった。

 しかししかし好事魔多し。調のようにシンプルに「自分の思う正義」に身体を委ねられないのが切歌である。フィーネの真実を知ってしまった今、彼女が自分の中にフィーネを宿していることはほぼ確実。そうなると、彼女に課せられた最大の呪縛は「時間」である。次第に自分が失われていく恐怖は、これまでマリアのものとして外から眺めていたものであったが、それが突如自分の身体に降って湧いたのだ。彼女の恐怖はいかほどのものか。そのために、彼女は判断力を失い、ウェルの魔の手にかかってあのような行動に走ってしまう。「すぐに何とかしないと」という焦りは、詐欺師にとっては恰好の餌になってしまうわけだ。

 更に更に、そんな修羅場に何とか翼とクリスが間に合い、アンチリンカーを使用された調がいない状態では当然ワンサイドゲーム。このまま2人も押さえ込めるか、と思った直後に、ウェルから送り出されたのはなんと4体目の適合者。歌う起動キーはなんとあの神獣鏡(シェンショウジン)である。なるほど、聖遺物なのだからギアとしてまとうことも可能だったということか。そしてそのギアをまとっているのは未来である。もう、何がなにやら。完全にレイプ目だったので洗脳状態だったのは間違いないだろうが、ウェルの手にかかればなんでもありだ。多分、どこかでネフィリムの心臓も噛んでるんだろうな。そういや、一応ウェルって未来が響たちの関係者だってことは知ってるんだっけ(もう面倒なので確認しないけど)。未来の生存を素直に喜びつつも、更なるどん底展開にはたしてどうしたものか!

 はぁぁぁあ、突っ込みどころ、いじりどころが多すぎて本当にしんどい作品である。よくもまぁ、これだけ色々とやろうとするもんだ。今週分をまとめると……ご飯を美味しそうに食べる女の子は可愛いな! 栄養が全部胸に行くのは素晴らしいな!

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