最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
Gods Willing 神々の思し召し (W) C インスタント 対象の、あなたのコントロールするクリーチャー1体は、ターン終了時まであなたの選んだ色1色に対するプロテクションを得る。占術1を行う。 今回多数登場する、「ついでにちょこっと占術」スペル群の1つ。サイクリングとかもそうだったけど、基本形にちょい足しするだけで新しい世界のカードになるってんだから、便利なもんである。まぁ、アヴァシンの時の「ちょっとだけライフ足し」は世界観もシステムも関係無かったから何が何だかよくわからんかったけど。この手のカードの欠点は、一切コメントで書くことが無いという点。だってこれなんか「リミテッドで入れておくとそれなりに便利」くらいしか言うことないやん。あと「神様の思し召しっつっても、割と微々たるもの」とか。まぁ、最軽量の占術カードだし、固め打ちするときには便利なのかもね。
Heliod, God of the Sun 太陽の神、ヘリオッド (3)(W) M 伝説のエンチャント クリーチャー・神 5/6 破壊不能 あなたの白への信心が5未満である限り、〜はクリーチャーではない。 あなたのコントロールする他のクリーチャーは警戒を持つ。 (2)(W)(W):2/1で白の、クレリック・エンチャント・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。 このテーロス世界を象徴する5柱の神々のサイクルが、このゴッドサイクルである。コストからは想像も出来ないほどのステータスに破壊不能、それに全軍にキーワードを付与する常在能力と、更に休眠状態でもサポート出来る起動型能力のパッケージが共通仕様。ただし、神様とは言っても割と世知辛いところがあるので、信仰心が一定数以上にならないかぎりは重い腰を上げてくれないというデザイン。白のゴッドは、明らかにゼウスがモチーフであろう太陽の神である。ステータスは充分、起動型能力は警戒持ちの2/1が無制限に湧き続けるというなかなか節操のないクオリティ。白は序盤からパーマネントを並べやすく、この神様に満足頂ける戦場を作り出すのも比較的容易だろう。エンチャント推し環境でもあるので、元々エンチャントが得意分野だった白ならば、万一墓地に行っても「オーラ術師」で回収するなんて荒技も可能だ。まあ、やっぱりこのサイクルはマジゴッドだよ。
Hundered-Handed One 百手巨人 (2)(W)(W) R クリーチャー・巨人 3/5 警戒 (3)(W)(W)(W):怪物化3を行う。 〜が怪物的である限り、〜は到達を持つとともに、各戦闘で追加で99体までブロック出来る。 一瞬「むかできょじん」と読みそうになるが、多いのは足ではなく手である。振り仮名は「ひゃくしゅきょじん」。千手観音の1/10と考えると、仏教はテーロス神話の10倍の力を持つハイパーな宗教であるということが出来る。すげぇぞ仏。さておき、Magic史上初めて、テキストに「99」というとんでもない数字が現れたカード。まぁ、どう考えても「門なしの守護者」と同じテキストで構わないと思うのだが、「欠片の双子(ROE)」コンボで一億二千万体の「やっかい児(LRW)」に殴られたりした場合には、こいつの場合は文字通り手に余る状態になるわけだ。まぁ、絶対モダンやレガシーには出てこない生物だろうけども。4マナ3/5警戒というナイスがっちりレア体型であり、更に2ターン後には6/8到達になって攻守にわたり大活躍。本当に攻め入る隙が一切無い、スーパー頑張りゴールキーパーとなって相手の進軍をがっちりホールドである。まぁ、レアだしね。でも、パックから出てもそこまで心躍らないのはなんでだろうね。完全に出落ちキャラだからだと思うよ。
Phalanx Leader 密集軍の指揮者 (W)(W) U クリーチャー・人間、兵士 1/1 英雄的 - (あなたのコントロールする各クリーチャーに+1/+1カウンターを1つ置く。) 現時点で判明している情報だけを見ると、ヒロイックで与えられた誘発型能力は、割と強力なものが多い。このクリーチャーはその最たるもので、なんと2マナアンコモンの身でありながら、前人未踏の全体カウンター載せが実現するというのだ。身体は小さくても、このポテンシャルは圧倒的脅威である。まぁ、これだけのものがアンコモンにあるってことは、やっぱりヒロイックでいちいち対象に取るタイミングってのはなかなか無いという判断なのだろうけどね。確かに、リミテッドのデッキで自軍クリーチャーを対象に取りたい呪文なんてせいぜい3〜4枚程度。そんな状態で見返りを期待するには、この1/1はいささか不安かもしれない。でもまぁ、1回起動出来れば充分元が取れるレベルの能力だしなぁ。よし、シミックのデッキにぶち込もう(色マナは各自でご用意下さい)。
Venquish the Foul 邪悪退治 (5)(W) U ソーサリー 対象の、パワー4以上のクリーチャー1体を破壊する。占術1を行う。 直球和訳が笑いを誘うカード。アンコモンに与えられた除去なんだから嫌でも期待は高まるのだが、さて、なんだろうこのもやもやは。どう見ても「大物潰し(ISD)」なのに、占術1をつけただけで2マナも重くなり、あげくソーサリーになってしまった。流石にこんだけ弱体化するのはちょっと……トロスターニさんならインスタントで何とかしてくれてましたよ。うーむ、それだけ、この世界では「大物潰し」が貴重なカードということなのだろうか。確かに、怪物化する連中のおかげで「パワー4以上」との遭遇率はリミテッドでは大きく上がっている。使用頻度が上がるのに、コモンに「大物潰し」があってほいほい壊されていたら、愛好者たちも嫌気がさすかもしれないので、怪物には怪物なりの楽しさを味わってもらうための配慮として、このジャンルの除去は弱めに設定を……って、そんな気遣いは今求められているんでしょうかね。……まぁ、リミテッドなら使うけどさぁ。
Wingsteed Rider 天馬の乗り手 (1)(W)(W) C クリーチャー・人間、騎士 2/2 飛行 英雄的 - (〜の上に+1/+1カウンターを1つ置く。) イラストと名前だけを見て、「ははぁん、ヒロイックで対象に取ったときだけ空を飛ぶタイプだな」と思ったら、最初から飛んでました。白は毎回そういうジャンルのクリーチャーがいる気がするのだが、こいつはそんな適当な予想をはるかに上回る、コモンのエースクラスのクリーチャーだった。何しろ花形ステータスの3マナ2/2フライヤーである。「太陽塔のグリフィン」に比べるとちょっとひ弱だが、そこは一回でも能力が使えれば余裕でおつりが出るレベルだ。適当なオーラを着けるだけでも一気に決戦兵器になりうる、攻めの要である。ダブルシンボルなので信心稼ぎにも重宝しそう(普通の世界では「マナ拘束が厳しい」と表現する)。
Artisan of Forms 形態の職工 (1)(U) R クリーチャー・人間、ウィザード 1/1 英雄的 - (〜が対象のクリーチャーのコピーとなり、この能力を持つことを選んでも良い。) 英雄的なクローン! どういうことやねん。英雄なのかコピーなのかはっきりしろや。……まぁ、過去には伝説的クローン! もいたのできっとものまね師業界も色々と事情があるのだろう。とにかく、登場してから一手間かかるクローンである。……まぁ、軽いのはいいんだけどさ、クローンがそこまで軽いメリットってあるのかな。後で衣替え出来るところがセールスポイントか? でも、こいつの着替えのためにわざわざスペルを用意してやるのもどうかと思うしなぁ……そもそもレジェンドルールが改正されたせいで、クローンの仕事ってほとんど無いような……なんかすげぇ色拘束の厳しいカードをコピーして信心の足しにするとか? 相手陣営に現れたゴッドをコピーしたはいいものの、信心が足りなくて置物になったりとか?
Curse of the Swine 豚の呪い (X)(U)(U) R ソーサリー 対象の、X体のクリーチャーを追放する。この方法で追放された各クリーチャーにつき、そのコントローラーは2/2で緑の猪・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。 なるほど、フレーバーはよく分かる。確かに、魔法使いってのは相手を豚に変えちまうもんだ。千と千尋だって神隠されたりするもんだ。しかし、そんな不思議学園魔法組なフレーバーを再現するためとはいえ、青にこんなカードを作ってしまうのはいかがなものか……完全に対象を絞って、一撃で相手をなぎ払える「全体除去」である。そりゃま、2/2が残る部分は青にとっては簡単な課題ではないかもしれないが、それでも相手陣営のクリーチャーが全部クマ、じゃなくて豚になるなら、対処法はいくらでもあるだろうよ。ご丁寧に対象のカードは追放しちゃうから、たとえば「ゲラルフの伝書士」みたいなカードでも後腐れなしで処分出来ちゃうし。コストはそれなりにかかるけど、4体まとめて片付けても6マナだろ、充分実用レベルやんけ。これ、すごくない? リミテッドで「怪物化!」「豚におなり!」とか言われたら立ち直れないぞ。
Lost in a Labyrinth 迷宮での迷子 (U) C インスタント 対象のクリーチャー1体は−3/−0の修正を受ける。占術1を行う。 なるほど、ギリシャ神話がベースなら迷宮もあるだろうし、迷宮があるなら迷子にもなるだろう。出来れば、道に迷うことには定評のあるフブルスプさんの意見も聞いてみたいところだが、残念ながら次元が違うので彼は迷宮には入れない。「迷子ってのはね、こんなもんじゃないよ。ちょっとパワーが下がるだけの迷子なんて可愛いもんじゃないか。本当に迷子になったらね、気付いたらライブラリの上にいる。そういうもんだ」。カードとしては特に触れたい部分は無いです。
Master of Waves 波使い (3)(U) M クリーチャー・マーフォーク、ウィザード 2/1 プロテクション(赤) あなたのコントロールするエレメンタル・クリーチャーは+1/+1の修正を受ける。 〜が戦場に出たとき、あなたの青への信心に等しい数の、1/0で青のエレメンタル・クリーチャー・トークンを戦場に出す。 神話マーフォーク業界に新たな挑戦を仕掛けてきた謎の新人。4マナと言えば先輩のターランドさんと同じコストであり、トークン製造業で勝負を挑んできたのも真っ直ぐだ。ターランドさんは後出し型だったが、こちらは登場時に187で不特定多数のエレメンタルを産みだす。1/0という斬新過ぎるステータスを持つトークンだが、彼自身のご加護で実質2/1、このコストで2/1トークンが複数湧くカードというだけでもポテンシャルは高い。当然、これだけの能力だとブリンクされたりなんだりで悪用されているのが目に見えているので、基本的にはこの人がいなくなるとトークンが全滅するようにセッティングされたわけだ。しかし、「センギアの従臣(TSB)」のように直接的に一蓮托生になっているわけではないので、たとえば「幽霊の将軍」を置いておけば道連れを回避出来たりする。また、こいつはレジェンドではないので、複数体並べてガンガンクリーチャー・トークンを増やすのもなかなかおっかない展開だろう。エレメンタルだったらなんでもサポート出来るので、新世代のホープである「若き紅蓮術士」に人員確保のオーダーを任せるのも強力である。ま、結局はコイツが死んだら元も子もないので非常に扱いが難しいのだが、予防のために持たされたプロ(赤)のおかげで存外しぶとい仕上がりになっているし、赤単が相手ならば防壁と人員を同時に調達出来るので非常に強力なアンチカードになりうる。結局どこの誰かは分からずじまいだが、今後の環境の赤の頑張り次第では、波間から顔を出してくるかもしれない。
Omenspeaker 前兆語り (1)(U) C クリーチャー・人間、ウィザード 1/3 〜が戦場に出たとき、占術2を行う。 2マナで1/3,戦場に出たときにちょっとだけライブラリを覗けるというのは、この秋に1年間のお勤めを終えて引退する「ボーラスの占い師」に似ている挙動。様々なデッキで活躍したスーパーサブとは違い、このクリーチャーではアドバンテージが稼げないし、掘り進む枚数も1枚少ないが、スペル偏重のデッキでなくとも無難に使えるという汎用性が彼女にはある。リミテッドならば序盤の壁を作りながらじっくりデッキを吟味出来るだろうし、タフ3の壁ならば、最低限の役割は構築でも果たすことが出来るかもしれない。ただまぁ、やっぱりアドバンテージが無いのは雲泥の差かなぁ。先輩が強すぎただけだとは思うけど、コモンでは荷が勝ちすぎているか。
Sealock Monster 海檻の怪物 (3)(U)(U) U クリーチャー・タコ 5/5 〜は防御側プレイヤーが島をコントロールしていない限り攻撃出来ない。 (5)(U)(U):怪物化3を行う。 〜が怪物的になったとき、対象の土地1つは、他のタイプに加えて島になる。 今回の海蛇枠はタコである。なんだかよく分からない書き方だが、言わんとすることは何となく分かるよね。この「半分Islandhome」クリーチャーは青のファッティでは長い伝統を持つもので、やはり代表選手といえばベテランの「シー・モンスター(10ED)」ということになるだろう。あの蛇は相手が用心深くて海に近づいてこない場合には一切殴れなかったが、このタコは多少なりとも触手のリーチが長い。怪物パワーを発揮すれば強引に縄張りを拡大して8/8の巨大タコが街へ上陸する怪獣映画の始まり。キャスターさんと竜之介が悦に入っていた冬木市みたいな状態になる。5マナでナイスサイズの壁が置けて,7マナ揃った時点で8/8がパオーン出来るんだから、決め手の1つとして飼っておくのは悪くない相談である。あと、アメリカ人とかはタコが苦手だっていうしさ。知り合いのアメリカ人は「刺身もウマいよネー!」ってニヤニヤしながら日本酒飲んでましたけど。
Thassa’s Emissary タッサの使者 (3)(U) U エンチャント クリーチャー・カニ 3/3 授与(5)(U) 〜かエンチャントされたクリーチャーがいずれかのプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび、カードを1枚引く。 エンチャントされたクリーチャーは+3/+3の修正を受ける。 この世界独自のシステムである授与カードは、「神様のご加護がオーラの形で人間たちに力を貸してくれる」イメージがエンチャントとして表されているらしいのだが……カニが? 憑いちゃうの? 大丈夫? 体重が一気に奪われたりしない? オーラっていうより怪異だったりしない? いや、一応名前からして青のゴッドであるタッサさんのお付きの者みたいだけども。「使者」っていうか、「海産物」じゃんね。しかしこのカニ、なかなかの高級品。いわゆる一つのカササギ能力であるが、「巻物泥棒」に1マナ追加しただけでパワーが2もあがり、更にあわよくば「好奇心」のようなオーラにもなっちゃうという汎用性。「二人組の見張り番(AVR)」がリミテッドで活躍した記憶も新しく、カササギ能力持ちのカードはやはり今後も要注意。さぞいい出汁が取れるオーラなんだろうなぁ。
Wavecrash Triton 波濤砕きのトリトン (2)(U) C クリーチャー・マーフォーク、ウィザード 1/4 英雄的 - (対象の、対戦相手のコントロールするクリーチャーをタップする。そのクリーチャーは、そのコントローラーの次のアンタップステップにアンタップしない。) 「トリトン」ってのもそれなりに聞くことが多い名称だが、改めて考えると何のことなのかよく知らなかったので調べたら、ちゃんと出自が明らかな神様の名前なのね。ネプチューンの息子って、割とご立派な家柄ですやん。ただ、テーロス世界ではそんな由緒正しい名前もコモンのマーフォークに与えられているので、多分マーフォーク一族の総称として使われているってことなんだろう。3マナタフネス4のがっちり役であり、英雄的な足止めを務める。ステータスだけでも「角海亀(M10)」基準値なのだから能力も含めれば壁性能はそれなりなんだろうけど、そもそもヒロイックってのは「あんまり使う機会が無いから強めに設定されている」能力なわけで、それがこんな地味な壁役についててもあんまり有効利用出来ない気がする。コンバットトリックや補強オーラを使うとしても、多分こいつ以外にもっと相応しい奴がいるだろうしなぁ。
Gray Merchant of Asphodel アスフォデルの灰色商人 (3)(B)(B) C クリーチャー・ゾンビ 2/4 〜が戦場に出たとき、各対戦相手はX点のライフを失う。Xは、あなたの黒への信心の値である。あなたは、この方法で失われたのに等しい値のライフを得る。 まず「灰色商人/Grey merchant」ってなんやねん、という疑問が先立つわけだが、なんかスラング的な意味があるんだろうか。まぁ、確かにイラストを見たら灰色っぽくはあるが……何を売ってる人(ゾンビ)なんでしょうね。さておき、実は割と洒落になってないクリーチャーである。黒で187ドレインを行うクリーチャーってのはそれなりの数がいるが、基本設定は「血狩りコウモリ(M13)」の2点ドレインあたりだろう。カード1枚で4点のライフ差なら結構なインパクトなのだ。その点こいつはというと、自身がダブルシンボルなので2点が確定している。更に前座次第ではその値はぐいぐい上がっていく。4点ドレインに2/4クリーチャーが5マナコモンだと割と事件。更に、こいつを2,3枚かき集めると、1体目で2点、2体目は4点……あれ、凄いぞ。こいつに冥界探索に行ってもらうのがすげぇ魅力的な旅行プラン。
Nighthowler (1)(B)(B) R エンチャント クリーチャー・ホラー 0/0 授与(2)(B)(B) 〜とエンチャントされたクリーチャーは、+X/+Xの修正を受ける。Xは、すべての墓地にあるクリーチャー・カードの数である。 いわゆる一つのルアゴイフ能力を持つホラー。最近はイニストラード産の「骨塚のワーム(ISD)」や「裂け木の恐怖(ISD)」など、自軍の墓地だけを参照するカードが多かったわけだが、流石にこの世界ではそこまで墓地も肥えないだろう、ってことで、どちらの墓地もカウントしてもらえるようになった。「ルアゴイフ(8ED)」が4マナなのだから、3マナでこれなら充分である。ただ、実際はこいつの比較対象はルアゴイフではなく、もっと最近活躍した「骨溜め(MBS)」の方だろう。クリーチャーになるのとサポートになる順番が逆だが、大体同じようなコストで、ルアゴイフ役をこなしながら、他人のサポートにも回れるデザインである。どっちが良いとはあながち言い切れないが、一応こちらのクリーチャーならば、装備先のクリーチャーが死んだとしても1点サイズアップが出来るのは売りになるかもしれない。授与コストも比較的軽いし、そこまで気を遣ってデッキメイクせずとも、単体で充分活躍出来るスペックである。
Flamespeaker Adept 炎語りの達人 (2)(R) U クリーチャー・人間、シャーマン 2/3 あなたが占術を行うたび、〜はターン終了時まで+2/0の修正を受けるとともに先制攻撃を持つ。 赤には毎度お馴染み、そのセットのギミックでダメージを増し増ししようカードの最新版。いや、いつもみたいに「多色呪文で2点!」「門タップすると1点!」「φマナで火力!」なんて直接的な奴ではなく、「鉄を食うもの(SOM)」みたいに殴り力が爆発するタイプの奴。現時点では何とも言えないが、今回は「占術1」がプチブームで、1マナインスタントなんかにもちょいちょいついている。実際にそういうカードを頑張って集める気にはなかなかならないだろうが、こいつが殴った時に「もしかしたら持ってるかも」と思わせるだけでも結構嫌な存在だ。あれ、ひょっとしてコイツ、「謎めいたアネリッド(FUT)」と手を組むと凄いサイズに? 一体どういうエネルギーをパワーに変えているのかさっぱりだな。
Purphoros, God of the Forge 鍛冶の神、パーフォロス (3)(R) M 伝説のエンチャント クリーチャー・神 6/5 破壊不能 あなたの赤への信心が5未満である限り、〜はクリーチャーではない。 他のクリーチャーがあなたのコントロール下で戦場に出るたび、〜は各対戦相手に2点のダメージを与える。 (2)(R):あなたのコントロールするクリーチャーは、ターン終了時まで+1/+0の修正を受ける。 赤のゴッドは鋼鉄巨人パーフォロスさん。油断するとすぐに金槌で新しい製品を作ろうとして、保守派の人間をぶっ叩きにくる危険な神様だ。まぁ、この世界の神様軍団って、基本的なMagicの色の概念ほとんどそのまんまの連中ばっかりだけどね(唯一、黒のエレボスが「富を象徴する」っていうのだけがちょっと違うかもしれない)。で、そんなパーフォロスさんだが、まず緑のナイレアさんと並び、ちょっとだけパワーが大きい。赤なので当然といえば当然だが、最初から破壊不能でタフネスにあまり意味が無い連中なので、パワーにステータス振りが回っているのはちょっとだけ有利な点ではあるだろう。そして、常在能力はクリーチャーがもれなく火力になるというもの。盤面に影響をあたえないのでインパクトの薄い能力に見えるが、この能力は信心関係無しにいつでも使えるので、単なる置物として考えたときにはかなり強力な決め技である。なにせ「ゴブリンの結集」1枚で8点火力。「溶鉄の誕生」でコインフリップしてるだけで勝ててしまう可能性すらあるし、「トロスターニの召喚士」が死を運ぶ恐怖の商人に早変わりする。リミテッドで出されて一番困るのは間違いなくコイツだろう。その分、起動型能力の方はやや抑えめではあるが、全軍に影響をあたえる能力でそこそこのコストなので使いやすい。このカードの目標である「クリーチャーを横に並べる」にもマッチしており、それこそ「ゴブリンの結集」1枚でゲームに勝つことが可能だし、新規エルズペスさんとタッグを組んだ時の鬼畜っぷりは目を見張る。この秋、注目してみたい神様ナンバーワンだ。
Stoneshock Giant 石殴りの巨人 (3)(R)(R) U クリーチャー・巨人 5/4 (6)(R)(R):怪物化3を行う。 〜が怪物的になったとき、あなたの対戦相手がコントロールする飛行を持たないクリーチャーは、このターンブロック出来ない。 おまけ付きの「炎の精霊(M13)」。ファイアーエレメンタルさんがコモンになったんだから、今更この程度のステータスで驚くようなことはないが、やっぱり最近のクリーチャーはでかいよなぁ。そして、そんなサイズ自慢を更にでっかくしようというのがこの世界の目標である。8/7になった上で相手はブロック禁止。いや、どう考えてもゲームが終わりますやん。イラストを見て分かる通り、「この巨人が岩をぶっ壊して突然出てきたもんだからブロックが間に合わないよ」テイストなわけだが、巨大な石壁をぶっ壊して進撃してくる巨人には、「まさかMagicまでアレに擦り寄ってくる気か?」というあり得ない不安が一瞬よぎるのであった。いや、巨人文化なんてMagicの方が圧倒的に早い時代に花開いてますし。別に「怪物化って巨人に変身すること?」とか思ってませんし。変異持ちの巨人っていないなぁ。
Titan of Eternal Fire 永遠の炎のタイタン (5)(R) R クリーチャー・巨人 5/6 あなたのコントロールする各人間クリーチャーは、「(R)(T):このクリーチャーは、対象のプレイヤーかクリーチャー1体に1点のダメージを与える」を持つ。 「火をくれる巨人」。デザインとして全然違うけどコンセプトが似ているクリーチャーには「憤怒焚きの巨人(SHM)」がいたっけ。こちらのカードは全員が要コストのティム化。こいつ自身が重たいのでおそらく発動までに1ターンかかってしまうだろうが、上手いこと生き残れたときにはなかなかの祭りっぷりを発揮してくれる。接死持ちを準備しておけばクリーチャーの制圧は簡単なので、あとはそれなりのステータスのコイツがぶん殴ってゲーム終了だ。でもまぁ、「憤怒焚き」が活躍したっていう話もあんまり聞かないので、やっぱりリミテッド用のギミックだろうなぁ。これでそれなりのクリーチャーがタップするならまだ我慢も出来るが、苗木トークンとかゴブリンによってたかって火を射かけられたら腹立つだろうなぁ。
Two-Headed Cerberus 双頭のケルベロス (1)(R)(R) C クリーチャー・猟犬 1/2 二段攻撃 先に登場した「地下世界のケルベロス」のところで「ケルベロスなら三段攻撃じゃないとおかしいんじゃないのぉ?」と茶化したら、マジで2つ頭のケルベロスが出てきた件。違う、そういうことじゃない。確かに納得は出来るけど、そもそも首2つだとケルベロスと違う、それオルトロスや。まぁ、神話の幻獣にはっきりしたデザインの定義なんて無いんだろうし、何をやっても「この世界ではそうなんです」と言ってしまえば間違いではないのだろうが。とにかく、そんなわけで小型のケルベロスなのである。コモンでデフォルトの二段攻撃持ちというのは史上初であり、世が世ならマルチカラーのアンコモン(「ボロスの速太刀(RAV)」)になっている性能。「剣術の名手」のタフネスが1上がった状態なのだから、コモンとしてのポテンシャルはかなり高いだろう。あとはこの世界の名産品であるオーラなどでどこまで味付けが出来るかである。でもなぁ、この世界はヒロイック能力持ちなんてのもいるし、オーラをつける優先順位が難しいんだよなぁ。俺だけ「向こう見ずな技術」をピック出来るとかいう特別ルールが無いものだろうか。
Hunt the Hunter 狩人狩り (G) U ソーサリー 対象の、あなたのコントロールする緑のクリーチャーはターン終了時まで+2/+2の修正を受ける。それは、対象の、対戦相手のコントロールする緑のクリーチャーと格闘する。 何度読んでも某人気漫画のタイトルにしか見えないカード。「はんとざはんたー」。緑ではお馴染みの格闘推奨呪文で、増強も兼ねているのにわずか1マナという大サービス価格でのご提供。これで裏が無いはずがなく、なんと殴り合える相手は同色限定、緑限定。うーむ、流石にこいつは使えるタイミングがあまりにも狭すぎるなぁ。ただ、その分はまった時のコストパフォーマンスは間違いなくトップレベル。相手に先んじれば除去になりクロックアップにもなるわけで、是非ともサイドボードに1枚は用意しておきたいカードである。緑どうしの対決はこれのせいですげぇ殺伐としそうだなぁ。オデッセイ時代の、サイドボードから「葉の踊り手(ODY)」投入でその上に「シートンの願望(ODY)」っていう展開を思い出しましたわ。
Karametra’s Acolyte ケイラメトラの侍祭 (3)(G) U クリーチャー・人間、ドルイド 1/4 (T):あなたのマナ・プールに、あなたの緑への信心に等しい数の(G)を加える。 マナがいっぱい出るかもしれないの人。そしてこの人見て気付いたけど、そういやこの世界はエルフがいないな。まぁ、世界観的には完全に違う次元だからね。エルフさん達、1年はお休みしなきゃいけないんだなぁ。多分ゴブリンとかもそうだから、どんな世界でも節操なく出られるゾンビさんが勝ち組やね。で、こいつのマナ増産力だが、とりあえず単色に寄せればマナが出しやすくなるのだから、「斧折りの守護者」よりは難度は低いだろう。それどころかエルフ限定の「エルフの大ドルイド(M13)」よりも加速度は上。そう考えると結構洒落にならない可能性もある。最大のネックはこいつ自身が4マナかかってしまうことだが、4マナの次が8マナとか9マナってんなら異次元である。何かそれ専用のデッキが産みだされるかもしれない。とりあえずガラクさんと手を組むと色々デンジャラスな楽しさは提供してくれそうだぞ。
Nessian Asp ネシアンのアスプ (4)(G) C クリーチャー・蛇 4/5 到達 (6)(G):怪物化4を行う。 シンプルな味付けで手軽にご家庭でも怪物化を楽しむことが出来るコモン。しかし、そんなベーシックなコモンでも5マナ4/5とナイスサイズに到達まで持っちゃうのがこの世界の緑であり、コモンなのにあっさり8/9とか言っちゃうあたりが節操なし。普段ならばこのくらいのマナ域のカードで単なる筋肉馬鹿って大して歓迎されないものだが、流石にこのサイズだと頑張ってもらってもいいかもしれないと思えてくる。「巨体の蜘蛛(RAV)」(アンコモンw)とは何だったのか。
Sylvan Caryatid 森の女人像 (1)(G) R クリーチャー・植物 0/3 防衛 呪禁 (T):あなたのマナ・プールに、好きな色のマナ1つを加える。 さぁ、これが生まれ変わった新たな時代のマナクリーチャーだ。「極楽鳥」が姿を消し、「ラノワールのエルフ」も世代交代を済ませた今、新たな「極楽鳥」ポジションが求められているのは間違いない。そこで名乗りを上げたのがこのカードで、新世代の「ユートピアの木(9ED)」である。マナコストはそのままでタフネスが1あがり、更に呪禁までついて安心のマナ加速基盤になっている。「ユートピアの木」は前評判に比して実際は全然活躍しないまま終わってしまい、基本セット再録の時にも大ブーイングを喰らった可哀想な子であるが、ここまでてんこ盛りにしてもらえれば、活躍の場も増えるのではなかろうか。とりあえず、これでますます「斧折りの守護者」「門衛」コンビの仕事が捗るな! 次元を超えてもあのコンビのことばかり気になって仕方がないのです。
Daxos of Meletis メレティスのダクソス (1)(W)(U) R 伝説のクリーチャー・人間、兵士 2/2 〜はパワー3以上のクリーチャーにはブロックされない。 〜がいずれかのプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび、そのプレイヤーのライブラリの一番上を追放する。あなたは、そのカードの点数で見たマナコストに等しい値のライフを得る。ターン終了時まで、あなたはそのカードを唱えてもよく、それを唱えるために、マナをどの色のマナとして支払っても良い。 一体何者なのかさっぱり分からないレジェンドであるが、その能力もさっぱりイメージが湧かない。多分、相手の拳法をそのまま跳ね返してみせるという、格闘漫画だと割とあっさり負けるタイプのライバルキャラなんだろう。パワー3以上にブロックされないということは、とにかくこいつのタフネスをあげてしまえば戦闘では負けなくなるということ(勝てはしないかもしれないが)。そうして貫通力をあげてワンパン通れば、ちょいちょいライフを貰いながら相手のライブラリの上をかすめ取る「夜帳の死霊」のお仕事が出来る。ただ、死霊は盗んだカードを貯蔵しておけたが、この人はそのターンのうちに使い切らないといけないのがネック。また、キャストしか出来ないので土地がめくれてもNot宇宙ですよ。どんな色のデッキが相手でも気兼ねなくパクれる器用さは悪くないが、そもそも「夜帳の死霊」に出番があったかと言われるとそんなことは無かった訳で、より即応力の劣るこの能力にどの程度のニーズがあるのかは謎。まぁ、面白キャラやな。一応、色マナを無視出来るようになるため、相手がライブラリの上に「スリヴァーの女王(STH)」を積んでくれる、とかいう友情タッグがあれば意味のある能力ではあるのだが。
Battlewise Hoplite (W)(U) U クリーチャー・人間、兵士 2/2 英雄的 - (〜の上に+1/+1カウンターを1つ置き、その後占術1を行う。) 白にもいた、サイズが上がっていくヒロイックのアゾリウス版。白いやつは3マナ2/2フライヤーが大きくなっていき、こちらは2マナ2/2の熊が大きくなる。こうしてみるとなんだか単色カードの方が強そうな気がするが、一応穴埋め代わりに占術1もおまけでついてくるので、取引としてはそれなりだろうか。ただ、やっぱりヒロイックの起動ってそこまで回数が多いわけでもないので、素のステータスが優れているクリーチャーの方が優先度は高いと思う。占術1って無闇に便利そうに見えるけども、チラ見して「あ、うん」って言って戻すことも多いわけで、そこまで渇望してる能力でもないしな。
Polis Crusher 都市国家の破壊者 (2)(R)(G) R クリーチャー・サイクロプス 4/4 トランプル プロテクション(エンチャント) (4)(R)(G):怪物化3を行う。 〜がいずれかのプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび、〜が怪物的であるならば、対象の、そのプレイヤーのコントロールするエンチャント1つを破壊する。 名前だけを見ると急進派の革命家みたいに見えるが、こいつの「国家を破壊する」は破壊(物理)である。そりゃまぁ、4マナ4/4トランプラーとサイズは充分ですからね。国家も壊れようというものです。更に、この世界では割と価値の高そうなプロテクションも持っており、授与持ちのクリーチャーなら全て無視することが可能である。本格的に都市破壊活動を開始するのは怪物化で7/7になった後。7点トランプラーの打撃などおよそとめる手段もあるはずがなく、ブチ抜かれると都市じゃなくてエンチャントが破壊される。つまりどんなゴッドでもこいつの手にかかれば粉みじん(破壊不能です)。まぁ、最悪ブロックは出来るからね。神々の天敵と呼べる存在がこんなお手軽なレアクリーチャーに在籍しているというのは恐るべきことだ。リミテッドならば当然圧倒的肉。構築でも、このプロテクションが意味を持つくらいにテーロスが盛り上がってくるならチャンスはあるかもしれない。「岩への繋ぎ止め」がどの程度流行るか、というのも注目して見たい部分である。
Pyxis of Pandemonium 伏魔殿のピュクシス (1) R アーティファクト (T):各プレイヤーは、自分のライブラリの一番上を裏向きで追放する。 (7)(T)、〜を生け贄に捧げる:各プレイヤーは〜によって追放されたカードを全て表にし、その後、それらの中からパーマネント・カードを全て戦場に出す。 今回のびっくりどっきりカード。Pyxisとは元々ラテン語では羅針盤のことらしいが、現在の英語の辞書を見ても「羅針盤座」としか書かれていない(羅針盤自体はCompassである)。よく分からない概念だが、だからってそのままカタカナにするのもどうかと思うぞぴゅくしす。で、そんなよく分からないアーティファクトだが、効果もよく分からない。1マナでお手軽に設置することが可能で、そこからは自分も相手も何が起こっているか分からないドキドキのカード埋蔵対決。7マナ揃ったら答えあわせで、二人して蓄えてきたパーマネントの展覧会を開くのである。まぁ、毎回登場するネタカードなので基本的にはファンデッキを目指せばいいんだと思うが、一応この世界に占術1が多いことは意味があるような、そうでもないような。いっそのこと、「時の引き潮」や「アゾリウスの魔除け」あたりを大量に取りそろえたデッキを組んで、こいつで延々リムーヴしまくるっていうのが手頃な使い方かもしれないです。まぁ、「石臼」でいいんだけどさ。どんなカードでも「相手のライブラリが1枚削れるな」という視点で観察するのは大切なことですよ。
Witches’ Eye 魔女の目 (1) U アーティファクト・装備品 装備したクリーチャーは、「(1)(T):占術1を行う」を持つ。 装備・(1) 目が装備品ってどういうことやねん、と思ったら、割とまんま、目を装備出来るようである。これ、渋川先生以外の人はどこにどうやって装着すればいいんだろう……。で、そんな魔女からもらったミラクルアイを使えば、ちょっとだけ未来を見ることが出来る。「水晶球(M11)」に比べると色々な点が劣るが、この軽さなのだから文句を言うもんじゃなかろう。手軽に運用出来て毎回占術1が繰り返し使える状況は、ターンが経過すればじわじわと優位が現れるものである。あとは、これを張って延々占いごっこに興じる暇があるクリーチャーがいるかどうかが問題である。「聖堂の護衛」みたいな立ってるだけがお仕事のクリーチャーがいるのが理想か。赤の占術大好きさんとは相性がいいけど、本人が装備しちゃうと殴りにいけないのが悩みどころである。 PR
なんかかわいい響きピュクシス
ピュクシスとは古代に化粧品箱として使われた円筒形陶器らしいですぜ
追放→開封と手間かかるうえ起動コスト7マナかあ…せめて5マナなら夢も見たが… Re:なんかかわいい響きピュクシス
ホントだ。普通にググったら写真付きで出ますね。まぁ、正体が判明したところでなんでそんなミラクルな効果が発生するのかはよく分かりませんが。
大丈夫、獄庫に封じ込めるのだって7マナだったから!(比較になってない) |
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