最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
斑目ェ……斑目よぅ……泣いた、マジでげんしけんで泣かされることになるとは思っていなかったが……辛いよなぁ。針のむしろってレベルじゃない。針の寝袋みたいになってましたやん。女って怖いな……。 波戸問題が解決したので、シナリオは自然にこの作品のメインヒロイン、斑目へと収束していく。春日部さんが来てしまったことで、げんしけんは「二代目」から「初代」の空気へと揺り戻しが起こり、気付けば全メンバーが揃う事態に。一昔前とは随分雰囲気が変わったげんしけんを見て、春日部さんもちょっと浦島気分、本当だったら嫌々付き合っていたはずの集団だったのに、懐かしさもあって普通に「良いOG」になっている。波戸問題の余波で相変わらずこのサークルの中心には「ヒロイン」斑目がいることが持ち上がり、咲ちゃんたら、いつものようなちょっとした悪戯心でか弱い斑目を刺激してしまう。当然、斑目はいつものように尻込みしてはぐらかすだけだったが、周りを固めている面子が悪かった。気付けばあれよあれよと舞台が整い、いつの間にやら数年越しの告白強要イベントが成立してしまうという。そりゃまぁ、放っておけない気持ちも分からないではないが、斑目側からしたら当然「放っておいて欲しい」以外の何ものでもないわけで……世間はそれすら許してくれないというのか。 あとはもう、あの部室のシーンだ。ホント、斑目の気持ちってのは1つ1つが手に取るように分かる。何をしていいか分からない。何をしても傷つく未来しか見えない。そんな中にありながら、目の前には憧れたあの人がいるのだから、格好悪い姿を見せることも出来ない。精一杯粋がって、張り子の虎とは知っていながらも、スタイルを崩すことだけは許されない。オタクの矜恃、喪男の拠り所。自分自身に許され、世間に許されるギリギリのラインを全ての処理能力を費やして必至に探し求める。その結果が、あの「鼻毛」云々である。まぁ、誰がどう見ても苦しすぎる主張ではあるのだが……。しょうがないんだ。自分が何を言っても彼女には響かないはずなんだから。自分はそんな格好悪いこととは無縁の存在なのだから。それが、斑目がこれまで培ってきた人生なんだから。 救いがあるとすれば、斑目が惚れてしまった女、春日部さんは、本当にいい女だったということである。後輩達の意図を汲んで舞台に躍り出た春日部さんは、全てを知った状態で、なお斑目の侠気を優先させる気配りを見せた。彼が傷つかないように配慮しながらも、彼にとってただの甘えだけで済まぬよう、きちんと段取りを踏ませ、せっかくの舞台が無駄にならないよう、きちんと義理を通してみせた。そんな彼女が相手だったからこそ、斑目も最後の最後で、なけなしの勇気から一歩だけ踏み出せたのだと思う。一歩間違えれば女性恐怖症にでもなりかねない壮絶な現場ではあったが、春日部さんが春日部さんだったおかげで、斑目は笑って済ますことが出来たのである。本当に、彼女はいい女だ。 歪みきった斑目の心情がじわりとにじみ出て本当に切なくなるエピソードだったが、これまでずっと紡がれてきた「男×男」の話でなく、至極真っ当な恋愛観を描いたものだったおかげで、この「いい最終回」は本当にクる仕上がりである。何の画面変化も無い部室で繰り返される、ギリギリのせめぎ合いがこうも緊張感のあるシーンになるあたり、やっぱり一筋縄ではいかない作品だ。水島さんは「動」の作劇も「静」の作劇も、いちいちドラマを引っ張り上げる勘所をよく心得ている。 そして、今回ホントにたまらなかったのは、咲ちゃんの中の人がサトリナだったところ。ホントにね、彼女の優しさは刺さるよね。飄々とした外面の咲ちゃんだが、声の影響もあって内面の優しさ、思慮深さが5割増し。全てが終わったあと、何故か斑目ではなく春日部さんが泣き出してしまうシーンがまた切なくも温かい場面だが、このシーンで、最初に春日部さんがしゃくりあげるその一息が本当に切なくてたまらない。なんでこんなにいい女なんだろう。外の人も中の人も。 実にいい最終回だった。……で、来週何すんのよ。 PR |
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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