ドラフト通信No.131 9/20

９月２０日　ドラフト模様（DGM,GTC,RTR）

ピック順　【Alessi】→【Mei】→【Metallica】→【Serra】→【Ebi-chiri】→【Thraxi】→

 

　環境最終回ッ！　終わり良かった人は全て良かったかな？　心残りはなくなったかな？　まぁ、そもそも出席できなかった奴なんかもいたけども……、私は心残り有りまくりだよ！　苦手意識は次の環境に持ち越したくないね！！　覚えてやがれ。

　次週はいよいよテーロス突入である。エビチリ先生が興味を持っていたので、また７人になるかも。加えて、既に開催場所の状況があやしいので、スタート時間は割と遅くなる可能性があります。覚悟してご来場下さい。

 

 

（●は累積パック数。環境終了に合わせてリセットされました）

　　　　ＡＬ　ＳＥ　ＴＨ　ＥＢ　ＭＥ　ＭＴ

ＡＬ　　ー　　○　　×　　○　　○　　◎　　４ー１　１

ＳＥ　　×　　ー　　×　　×　　◎　　×　　１ー４　６

ＴＨ　　○　　○　　ー　　×　　×　　×　　２ー３　５

ＥＢ　　×　　○　　○　　ー　　×　　×　　２ー３　４

ＭＥ　　×　　×　　◎　　◎　　ー　　○　　３ー２　２

ＭＴ　　×　　◎　　◎　　○　　×　　ー　　３ー２　３

 

１位　【Alessi】　黒緑青白　＜幽霊の特使、テイサ　陰鬱の始原体　死の歓楽者＞

　無事に優勝で締めくくって、終わり良かった環境。ラヴニカでは謎の爆進撃を果たし、続く２つの環境もコンスタントに勝ちを重ね、唯一のネットプレイヤーとしての矜恃を守った。それにしても今回のデッキは……有終の美？　なのか？　１引き「テイサ」から、上の猛プッシュを受けて素直にゴルガリを押さえにかかるも、２パック目ディミーアは黒がぱっとせず、じわじわ青が増えていく。最終的に３パック目ゴルガリも鳴かず飛ばずで終わり、「何となく序盤耐えればテイサが何とかしてくれるだろ」というデッキである。まぁ、ある意味この環境らしいといえばらしいが……あのおばちゃん、迷路走者の中でも飛び抜けて理不尽だな。ちなみに今回は最終回ということで迷路走者も３人駆けつけてくれたぞ。この流れだとオルゾフが優勝したことになるのか？　今回オルゾフ弱かったくせにな。全体成績について特筆すべき点はただ１つ、あまりに偏った相性差で約１名食い物にしてるのはずるいってことだけだ。

 

 

２位　【Mei】　青赤白　＜狩りの仕込み　オレリアの憤怒　歌鳥の売り手＞

　終了後「２敗もしちゃった」などというナイスミサワ発言が飛び出し、変わらぬ雰囲気の悪さを維持してくれた。このブレなさは素直に感心する。そんなよっぽど自信があったらしいデッキのスタートは「肉体／血流」流しの「狩りの仕込み」ってことで、多分最終戦は自分の好きなシミックをやりたかったってことなのだろう。残念ながらその願いは叶わなかったが「俺ってイゼットプレイヤー」（過去に実際言った）というもう１つの夢をかなえる方向にシフトして、そこに「オレリアの憤怒」を指すという、割と理想的な３色。「返済代理人」×３という便利パーツがフル回転出来るデッキを作ったのは、確かに割とおいしい完成形だったのかもしれない。それを見ての「歌鳥の売り手」１引きとかだろうし。全体成績については、勝率で２位というのは多分本人も嬉しいところだろう。まぁ、マッチで見るとやっぱり１人食い物にされてるのがいるけども。

 

 

３位　【Metallica】　赤黒緑青　＜荒廃の司教　ゴーア族の暴行者　通りのひきつけ＞

　ピック終了後に（毎週言ってる気もするが）、史上最低のデッキであると豪語し、結果的にこの位置である。見る目ねぇな！！　いや、やっかみをさておくと、言いたいことは分かる。１パック目「荒廃の司教」に殉じようと思ったのに、世界にオルゾフのオの字もゾの字も無く、「ゴーア族の暴行者」からじわじわとグルール方向へ流れていくのを止められない。最終的に４色になり、何故か青からは史上初の採用となった「薨の徘徊者」がメインでデッキインされている始末。確かにこれは辛い。でもまぁ、見直して見ると、青を除けば、１パック目は黒、２パック目は赤を引き、３パック目に緑を足して整えただけ、というデッキな気もする。それなら別に悪くなかったのでは。そりゃまぁ、回してる人間はハラハラだろうけどさ。無茶多色のガラクタデッキはブン回ると理不尽なのでやるせない。やるせない。やるせない。ほぼ負け越しの成績のはずなのに。はずなのに。なんやかんやでちゃんと２回優勝してるから別に他の面子に見劣りしないんだよな。

 

 

４位　【Ebi-Chiri】　黒青白　＜思考を飲む者、ミルコ・ヴォスク　徴税理事　アゾリウスの拘引者＞

　前回ビギナーズラックでの勝利かと思われたが、今回もしぶとく２勝して勝負勘の確かさを印象づけた。確かにプレイ中に言ってることややってることはポンコツ気味なのだが、それでもきちんと結果は伴っているし、あの余計なまでに自己流の戦況判断、無駄な試行錯誤は、この上なく丁寧なプレイングの賜物といえるのかもしれない。きっと慣れてしまった我々には見えていない新鮮な世界が視界にあるのだ。というわけで、一応成績を出しておくならば７勝４敗、圧倒的勝率である（ただし、規定打席数に到達していないので参考記録）。我々はここに負けたらあかんのだけど。今回のデッキはエスパーカラーにも関わらず「下水の害獣」×３を皮切りに「アゾリウスの拘引者」「徴税理事」「都市内の急使」「酒場の詐取者」など、１マナ２マナに極端に寄せた構成が前回に引き続きぶれていない。案外これで行けるもんなんだなぁ。

 

 

５位　【Thraxi】　赤青白　＜軍勢の刃、タージク　爆弾部隊　塔のドレイク＞

　最終戦くらいはライブラリと関係無いところで幸せになりたいと思っていたので、タージクさん来訪は願ったり叶ったり。どうせ１パック目ではボロスなんて期待するもんでもないし、２パック目以降に期待しよう、というので、対応力を上げるために粛々と門を回収し、余裕で引けると分かっていた「溶解区の門番」×３、「オパール湖の門番」を引いて、その後の展開を待つ。結果的には、２パック目のボロスがショボく、「死体の道塞ぎ」のようなサクりエンジンが見つからなかったので「門番」をフル回転させる構成は無理だったが、割と意識的にイゼットカラーでマナカーブを前に寄せ、「塔のドレイク」のビートが活かせるようにデッキが組めた。「お、割といいやん」と思って幸先良く２勝したのだが、その後あれよあれよと３連敗。門５枚体制のはずが主に色マナのトラブルで死んでいくことが多かったのは、最後までラヴニカという世界にもてあそばれた気分である。難しい環境だったなぁ。ただ、最終戦は事故とかそんなちゃちなもんじゃねぇ。もっと恐ろしい物の片鱗である。「次元越え　綺麗に無くそう　苦手意識」字余り。

 

 

６位　【Serra】　白緑赤　＜青銅嘴の恐鳥　天使の布告　静穏の天使＞

　終わり悪ければ全て悪し、だろうか。今回は３パック目でその場にいた全員が「白おかしすぎやろ」とつぶやかずにはいられなかった。何しろ（ここじゃないが）「拘引」８引きとかいう頭の悪い事態になっており、こちらのデッキでも１引きから順に「静穏の天使」→「ケンタウルスの伝令」→「セレズニアの魔除け」→「ヴィトゥ＝ガジーのギルド魔道士」→「議事会の召集」→「集団的祝福」→「ケンタウルスの癒し手」→「ケンタウルスの癒し手」→「野面背のサイ」→「トロスターニの裁き」である。１０引きまででこのレベル。もちろんこのパックだけでデッキを組むわけではないので、その他の色との組み合わせなどもあっただろうが、１パック目が「青銅嘴の恐鳥」→「トロスターニの召喚士」の引きなら、そりゃ勝つと思うだろう。しかし不思議なもので、この男にとって「そりゃ勝つだろう」は鉄板の負けフラグ。気付けばこの位置である。これも持って生まれた性なのだろうか。謎は深まるばかりだ。まぁ、「でもセレズニアでしょ」という魔法の言葉で解決しそうな気もするけども。全体成績については、まぁ落ち着くところに落ち着いた印象だが、私と同じ最多参加（欠席無し）で、１４戦中１２戦という白使用率は相変わらず。まぁ、俺も青１２回だけども。ちなみに、コミュニティ全体では青の全体使用回数５４回が最も多く、緑の４４回が最も少ない。どうでもいい豆知識である。

 

 

 

今回のピック表

 

　【Alessi】（黒緑青白）→【Mei】（青赤緑）→【Metallica】（赤黒緑青）

　　↑　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　↓

　【Thraxi】（赤青白）←【Ebi-Chiri】（黒青白）←【Serra】（白緑赤）