最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
事も無し、是即ち良き事也、最終話。阿呆に揉まれてお付き合いしてきた3ヶ月。この幕引きで、万事OK。 二転三転の末に転がり込んだ偽右衛門選挙の最終局面。母上のピンチも重なり、はたして矢三郎はどのような機転でこの窮地を乗り越えるのか?! と思ったら、基本的になーんもしなかった。ほぼ見てただけである。しかし、人がおり、狸がおり、天狗もいたあの仙酔楼で、ちょいと引き金が引かれてしまえば、何が起こるか誰にも分からない。早雲がしらを切り続けただけならばひょっとしたら何も起こらなかったのかもしれないが、彼が調子に乗って弁明釈明だけでなく、矢二郎に対する当てこすりまでしてしまったのがまずかった。家族思いの長兄は弟を馬鹿にされたことを看過出来ず、後のことも考えず文字通りの大虎になった。これがきっかけで金曜倶楽部との遭遇、早雲の焦り、淀川先生の決意と繋がり、最終的には高そうな料亭の御二階で大量の狸がかけずり回るワクワク動物ランドが展開されてしまうのであった。やっぱり狸可愛い。今の今まで大して数が出てこなかったので感じなかったが、今作の狸は無闇に可愛い。狭い空間にひしめき合うぽんぽこフェスティバルは、好きな人間にはたまらぬパラダイスである。焦っててそれどころじゃなかったかもしれないが、あれだけの狸フェスタ、淀川先生は大満足だったんじゃなかろうか。 結局、何を考えたわけでもなく、なるようになった結果の大騒動、料亭の屋根は吹き飛び、怒れる天狗の鼻息で四条通りの車が宙を舞う。この事件のちょっと前には鴨川沿いに叡山電車が激突するなんて惨劇もあったわけで、この日の京都の夜はまさに魔都そのものである。でも、ここまで行っちゃうと「怖い」とか「凄い」とか「ヤバい」じゃなくて「阿呆」がしっくり来るんだろうね。荒ぶる天狗も、耳かき膝枕の誘惑には一切抗わず、何事も無かったかのように沈静化。家族は久しぶりに全員が顔を合わせ、これぞ大団円、めでたしめでたし。 誰が頑張ったわけでもないだろう。淀川先生は持論をアップデートさせて「食べられない愛」を謳って金曜倶楽部を除名になったが、多分彼のことだから遅かれ早かれそうなっていたはず。やっぱり、愛は捕食関係じゃ説明できませんよ。持論が変わって「詭弁だ!」などと文句を言われていたが、彼の訴えは詭弁なんかじゃない。だって理屈を付ける気などないのだし。彼は今まで、愛情という形の無いものに理屈を付けようとしていただけで、此度の騒動でそれが無意味なことだと分かっただけの話。彼は残念ながら、「阿呆」ではないんですね。そして、阿呆とはちょいと違うが、涙無しには見られない、矢二郎という腑抜けた男の帰還劇。優しい母親の声にボロボロと涙するカエルを見て思わずこちらももらい泣き。本当にこの家族は両親が人格者である。あの父親の血の下に生まれた4人が、あの母親の心で育てられた。だからこその「家族」。「有頂天家族」。出来ることなら、将来的にはこの家族の輪の中に海星も入れるといいね。 赤玉先生は、改めて揃った家族を見て、1人1人に声をかけてくれた。今回の騒動のきっかけとなった矢一郎には「柔軟になれ」。父親譲りのふざけた変身能力で暴れ回った後の矢二郎には「普通に戻れ」。家族のために必死に走り回った矢四郎には「大きくなれ」。そして一番身近な矢三郎には何も言わない。「コイツには何を言っても無駄だ」なのか、それとも「もう何も言うことは無い」なのか。その真意は藪の中だが、隣でほくそ笑む弁天様は、きっと全てを知っているに違いない。狸の生き様も、天狗の人生も、突き詰めれば求めるのは「楽しむこと」だけ。矢三郎の肩にかかったものは、古き良き狸が持ち続けた阿呆の心意気である。きっと、彼はまだまだ騒動を引き起こすことになるのだろう。それでも、周りの人々はきっと嫌そうな顔をしながら喜んでついてくるのである。これこそ、阿呆の血の然らしむるところである。 PR |
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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