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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 よっしゃ、ちゃんと面白い、第2話。1話目の散々腰が砕けるテイストがどのくらい続くのかはオリジナルもの故ハラハラではあるのだが、少なくとも2話目も充分アホだった。このヌルッとした雰囲気はいいオリジナリティだ。

 誰がどう呼んでみても格好悪いに決まっているサムライフラメンコ。羽佐間は一切躊躇せずにその名を声高に叫ぶが、当然誰一人としてそんな志を理解してはくれない。前回の中学生たちみたいに面と向かって反抗してくれればまだ大義名分の振りかざしようもあったのだが、冒頭のゴミ捨ておばちゃんみたいにのらりくらりとかわされてはどうしようもない(正義の味方だから暴力に打ってでるわけにもいかないし)。こうなっちゃうと、本当に単なる変態タイツ男。挙げ句痴漢まがいの誤解まで受けてしまっては、もう寄る辺がない。

 そんな窮状を変えるための第一歩が、今回の傘事件である。まず、居酒屋の一件で、冷めた目で見ていた後藤を仲間に引き込む。まぁ、多分に酔っていたせいもあるのだろうが、少なくともあの一瞬、後藤は羽佐間の主張に共感することが出来た。そして、「電車おっそ!」と突っ込まざるをえない圧倒的自転車爆走チェイスの果てにたどり着いた傘の奪還劇がネットに上がったことにより、多少なりとも羽佐間の熱意は市民に伝わることになった。これまでの1対1の対話では不審すぎてスルーされていた謎のタイツも、動画サイトにアップされる奇特人間として見ると、なるほど面白いかもしれない。どれくらいブームが続くかは分からないが、意外なところから報われる(?)形になったわけだ。

 そして、少なからず表に出始めたことにより、「サムライフラメンコ」周りはにわかにきな臭さが増している。一番怪しげなのは「ニュースサイト運営者」を名乗る軟派な男。おそらくあの撮影スタジオで1回見ただけだろうに、動画の情報だけからサムライフラメンコの正体に感づいたのである。流石にあれだけ親密にしていたマネージャーが気付かねぇ方が問題な気もするが、そのあたりは羽佐間の必死のイメージ戦略のおかげなのだろう。ヒーローオタクであると知らなければ、あんな変態と自社のイケメンモデルが同一人物だとは気付かなくても仕方ない……って、羽佐間は石原さんが「ヒーローものとかものすごく嫌うんです」と言っていたということは、一度は彼女にそうした品を見せているということではなかろうか……まぁ、たった一本のレッドアックスですぐにばれそうですけどね。石原さんは良いキャラだな。俺も顔面わしづかみにされたいです。

 さらに、一緒に仕事をしたアイドルグループ「ミネラル☆ミラクル☆ミューズ」の中心メンバー(仮称戸松)にも、緊張をほぐすための特撮ソングで感づかれた模様。あの子も特撮ファンなのねー。しかし、レッドアックスのテーマ、流石に物騒すぎやしないかね。「KILL & BREAK! KILL & BREAK!!」て。ちなみに、前回放送された「ハラキリサンシャイン」のメインテーマの歌唱は宮内タカユキ、今回羽佐間が歌っていた「その名はレッドアックス!〜武装超神レッドアックスのテーマ〜」の歌唱は串田アキラである(公式で視聴可能)。どこの世界でも特撮といったらやっぱりこの2人よ。ちなみに、「ミ☆ミ☆ミ」の中の人についても、1人はゴーカイイエロー、一人はキャンデリラの中の人なわけで、割と特撮に縁の深いグループといえるだろう(もう1人は新人っぽい)。

 2話目だというのに色々と刺激が多くて退屈しない展開。相変わらず馬鹿馬鹿しくてついていけない人は引っかからないシナリオな気もするが、こういうどうでもいい事を真剣にやれる脚本は大好きです。「しょうもなさ」を前面に押し出すために、日常の些細な描写にいちいち気を遣っており、居酒屋のシーンなんか、普通のアニメでは間違いなく飛ばすであろう「入店してまず飲み物を聞かれる」描写とか、「ボタン押して店員呼んで生中追加する台詞」とか、いちいち時間を使って書いている。こういうどうでも良さが、後藤さんや羽佐間との距離感を縮めてくれているのである。おかげで後藤さんが本当に「一般人代表」に見えるんだよね。夜のゴミ出しはね……いや、駄目なんだけどね……。

 そうそう、ゴミ出しは「ごめんなさい……」と思って見てしまうが、一つ「ええんかい」って思ったのは傘なんだよなぁ。今回メインテーマになった傘のお話。流石に私も「他人の傘を取るのが怖いから傘をささない」なんて生活は出来ないが、後藤さんがサラッと「傘を取るくらいなら誰でもやる」みたいなこと言ってたが……いや、アカンやろ。ゴミ出しはしてしまう私だが、傘はとれんぞ。自分の傘がなくなってたらしょんぼりしながら最寄りのコンビニに駆け込むわ(自転車がなくなってたら雄叫びを上げる)。窃盗までいくといきなりハードル上がるだろ。その辺の倫理観で何が「一般的」なのかはよく分からないけどさ。そういう意味では今回のお話はどっちかというと羽佐間目線で見てしまった。「緊張したら特撮ソング」も実は割とあるシチュエーションなんです。なるべくアホで恰好いい歌詞の方が良いので、こういうときに便利なのはダイナマンです。

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