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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 あかん……第20話。よりによってまどマギ見てきた当日にこの話はアカン。どんなテンションで見送ったらいいのかよく分からんようになって無闇に悲しかった……。

 単に「悲しかった」と報告するだけの感想。やっぱり本作で一番好きなヒロインは八九時なんだよね。何がいいって、彼女が並み居るヒロインの中で唯一「まとも」だから。確かに幽霊(の幽霊)だし、噛み付く幼女ではあるんだけど、メンタリティが一番普通の女の子で、阿良々木さんが一番肩肘張らずにつきあえる関係を持っていたのが、八九時だった。だからこそ、彼女の最期を報された阿良々木さんは、身も世もなく彼女を守るために必死になったのだ。献身のために生き続けているような性格の阿良々木さんだが、あそこまで必死になるのは、やっぱり相手が八九時だったからだろう。いきなりあんな理不尽な理由で目の前からいなくなると言われて、納得出来る訳がないし、耐えられる訳がない。

 更に悲しいのは、そんな現実を、幼い八九時が受け入れてしまっていることだ。彼女の側からすれば事情が分かっているからなのだろうが、(実年齢がアレとはいえ)あんな幼い子が、「自己の消失」という現実を冷静に受け止め、それをちゃんと第三者に伝えて、受け入れてもらおうとしているのが無闇に辛い。本当は本人だって辛いはずなのに、それを見せずに、最後まで明るく振る舞おうとしてくれている。そんな気遣いが出来てしまうことが本当に切ない。最後は、噛めませんでしたよ。そりゃそうですよ。無理ですよ。

 感じ入ったのはそんな八九時のキャラクター性だけではなく、相変わらずキャスト的な話にもなってくる。同日に(4回目を)見てきたまどマギ映画で、流石に今回は余裕が出来たので「アフレコ時のキャストを想像しながら観る」というよく分からない試みをしていたのだが、唯一どんな顔でアフレコしているのか全く浮かばなかったのが、キュゥべえ役の加藤英美里だった。彼女は基本的に明るく快活な女の子をやる場合が多く、アフレコ時だって大体楽しそうに声を入れているだろう、というのが想像に難くないのだが、キュゥべえの台詞って、一体どんな精神状態で演じればいいのか、とてもじゃないが想像出来ない。本当に凄まじい役回りだと思う。そんな加藤英美里が、今回ド直球で「泣かせに」来た八九時。普段なかなか聞けないタイプの演技だっただけに、彼女の持つポテンシャルが遺憾なく発揮された見事なものになっていた。やっぱり色々と「持ってる」役者である。今日は本当にえみりん記念日。さぁ、あと一週間ちょいで彼女も三十路!

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