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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 驚いたことに、このドラフト通信のNo.100はちょうど1年前の12月6日である。つまり、我々はこの1年でドラフトを42回行ったというわけだ。うーむ、まぁ、多いとも少ないとも言えないけど……。

 他に書くことが無いのでどうでも良い話をしよう。今回ピック中に某氏の口から漏れた「それは聞き捨て……なるな」という発言。「聞き捨てならない」という定型表現のみで用いられるこの表現だが、ちゃんと辞書には「聞き捨てる」という言葉は記載されている。しかし、「聞き捨てなる」という表現はほとんど前例が無く、google検索にかけても、「聞き捨てなるまい」という否定形を取り除くと、わずかに2件の用例がヒットするだけだった。なるほど、新しい。常に新しい表現を探し求め続けるこの姿勢は大事にしていきたいところである。ちなみに、「銀河叡山電鉄」は相変わらず大したヒット数じゃない。「葡萄浣腸」も大体同じくらい。

 




 

(●は累積パック数)

    AL SE TH SA ME MT

AL  ー  ○  ×  ◎  ×  ○  3ー2 2

SE  ×  ー  ×  ×  ×  ◎  1ー4 6 ●

TH  ◎  ◎  ー  ○  ○  ×  4ー1 1

SA  ×  ◎  ×  ー  ○  ○  3ー2 3

ME  ◎  ◎  ×  ×  ー  ×  5ー0 5 ●

MT  ×  ×  ◎  ×  ◎  ー  0ー5 6 ●●

 

1位 【Thraxi】 青赤 <マグマの噴流 航海の終わり 蒸気の精>

 二週連続でイゼットが優勝してるのね。つくづく時流に沿わない空間だな。今回は、試合中に散々ドヤったように、1パック目、自分のパックと次のパックに「魔心のキマイラ」がいることが分かった時点で、もうこの「キマイラ」に殉じよう、と決めたデッキである。いや、別に心に決めたいような魅力的なコンセプトでもないが、やっぱりいっぺん狙っておかないと。ちゃんと2枚とも一周して帰ってきたので、その後は「インスタントとソーサリーを集めても何とか戦えるスタイル」を目指し、悩んだ場合にはインスタント・ソーサリーを優先して引くことに。ただ、普段はそのまま真っ直ぐに阿呆のようにそっちばかりで固める引きをするのだが、流石に無謀過ぎると怯えて序盤のクリーチャーも割と抑えている。とにかく2ターン目のムーヴは多いに越したことはない。「死呻きの略奪者」のようなカードは「墓地を肥やしてキマイラフィニッシュ」というプランを考えればちぐはぐなカードなのだが、やっぱりこの世界は夢とロマンだけでは勝てないので。今回は運良くちぐはぐさがあまり目立たない引きが多く、ほぼ夢見ていた通りの「キマイラデッキ」を全うすることが出来たのである。目に見えないところだが、やっぱり潜在的には小さく積み重ねた占術による恩恵がでかいんだろうな。

 

 

2位 【Alessi】 緑赤 <パーフォロスの試練 雨雲のナイアード ネシアンのアスプ>

 「試練が3枚あるデッキ」。これで大体説明がつく。この世界では案外珍しいグルールビートだが、色合いとかどうでもよくて、「アクロスの十字軍」でも「サテュロスの享楽者」でも、とにかく最速で試練さえ付けられればこの世界は何とかなる、という分かりやすいルールを体現させたデッキ。実際、それで3つ勝ててるのだから楽な話である。もちろん、それだけでなく「都市国家の破壊者」「石殴りの巨人」「嵐の息吹のドラゴン」、そしてアスプと、グルールらしいサイズゲームでも中盤以降打ち勝てるので、一芸デッキというわけでもなかったのだろうが。まぁ、土地がちゃんと引ければ、ね……。

 

 

3位 【Sangriter】 緑白青 <羊毛鬣のライオン 食餌の時間 雨雲のナイアード>

 珍しく、ピック終了後に「ひょっとして強くね?」と言っていたデッキ。我々の中では鉄板の組み合わせであるセレズニアビートであり、「羊毛鬣のライオン」をご神体として祭り上げるほか、「試練」も2枚、「旅するサテュロス」2枚からアスプや「セテッサのグリフィン」に繋ぐムーヴも当然搭載されている。「英雄の記録者」「ラゴンナ団の長老」など中盤が厚いのもこの色の特徴で、この辺りに授与するだけでも割と戦えるのが安定感の理由だろう。そして、今回はライオンさんが様々な伝説を作る八面六臂の大活躍で、デッキの看板として本当に輝いていたのが印象的。最終戦のハイライト、「相手ターンエンドに怪物化」→「狩人狩りで蠍除去」→「更に食餌の時間で『形見持ちのゴルゴン』除去」という「接死? 何それ?」みたいな暴れ回り方が実に印象的であった。破壊不能って、この世界では神様が持ってる能力じゃないですかー。あのライオン、神だったんやな。

 

 

4位 【Metallica】 黒白 <エレボスの試練 太陽の神、ヘリオッド 強欲なハーピー>

 そんな神様がこちらのデッキには鎮座していますが、残念ながら黒に魂を売った中に混じっていたので、「便利だよね、あの警戒付ける装置」とか言われるだけで終わっていた。ちなみにサイドボードには「トランプル付けるだけの装置」も眠ってたりする。さておき、そんな風にヘリオッドさんが起き上がらないことについては普通なら悔しがるものだが、このデッキの場合、「いや、黒が強いからいいです」と言えてしまうだけの厚みがある。「悪意の幻霊」が2枚あるので相手の出足についていけないという黒の負けパターンが少なくなっているし、2枚集まった「強欲なハーピー」のおかげで更にライフ差は気にならなくなる。後は「ハーピー」に適当な授与を張ればワンサイドゲームになり、特に「洞窟のランパード」との組み合わせは多くの局面で相手の命を奪った。個人的には太刀打ち出来ずに負けたから、あの威嚇は本当にトラウマものである。そしてオルゾフカラー最大の魅力である「エイスリオスの学者」。なんか、前の環境よりもよっぽどオルゾフを堪能出来る世界になってる気がするよ。

 

 

5位 【Mei】 黒緑青 <ファリカの癒し人 アスフォデルの灰色商人 葉冠のドライアド>

 最終戦で心を折られる側に回ったデッキ。本人も言っていた通り、黒をピックする席順としてはいい位置取りであり、例によって「灰色商人」が1枚しか引けなかったのは運が悪かったと諦めるしかない。その分、「形見持ちのゴルゴン」「ファリカの癒し人」の黄金バッテリーが組めているのだし、自然に信心が高まる中で「死の国からの救出」で「商人」使い回しなどの選択肢が多く、使っている分には楽しそうなデッキである。強いて課題を挙げるなら、やっぱり青のタッチの仕方。もちろん、「難破船の歌い手」があれだけ活躍したのだからタッチ青は正解なのだろうが、そのためのユニコーン2体、「護符」2枚を「自然なタッチ」と見るか、「デッキのノイズ」と見るか。黒は固めた方が強いのは間違いないが、今回くらいだと固められるほどのプールも無かったからなぁ。それなら無理せずにピック中の受けを広く取っておく方がいいのかねぇ。こういうところで議論が出来るのがこの環境の面白いところよね。

 

 

6位 【Serra】 白青 <老いざるメドマイ 威名の英雄 水跳ねの海馬>

 ここまで青、緑、黒と話題にのぼったわけだが、今回お通夜だったのが白である(赤はもとから大して期待されてないからいいや)。分かりやすく言えば「天馬の乗り手」が0枚、更に「神聖なる評決」も無いし、アンコモンも本当に大したこと無い。「目ざといアルセイド」だけが大量発生したが、流石にそれだけでは基盤は作れない。結局、白をメインに取った時点でかなりのビハインドになってしまったわけだが、流石に今回の結果はそんな外的要因だけに責任を押しつけるわけにはいくまい。だって、1パック目2引きで「レオニンの投網使い」は無いだろ。いくらショボいパックとはいえ、それは見切りすぎだろ。デッキの指針にならないし、決め撃ちっていうほどの説得力も無いし(レオニン流したところで下家へ一切シグナルの意味が無い)。4引き「福音者」も同じような残念さが溢れており、ほぼ全ての局面で、他人より1段下がったピックしか出来なくなっている。これはまぁ、勝てない。

 

 

今回のピック表

 

 【Thraxi】(青赤)→【Serra】(白青)→【Metallica】(黒白)

                        

 【Mei】(黒緑青)←【Alessi】(緑赤)←【Sangriter】(緑白青)

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