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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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ドロー・バーン 

2010年FNM(アラーラ・ゼンディカーブロックスタンダード) 

土地(15)

沼×10 森×2 山×1

新緑の地下墓地(ZEN)×1

竜髑髏の山頂(M10)×1

 

クリーチャー(7)

ケデレクトの寄生魔(CON)×4

血の間の軟泥(CON)×3

 

その他(38)

純なる炎の探索(ZEN)×2

濃霧(M10)×4

絡み汁(ZEN)×4

血の署名(M10)×4

吠え猛る鉱山(M10)×4

脈火の境界石(ARB)×4

火荒の境界石(ARB)×4

地獄界の夢(M10)×4

溶岩崩れ(ARB)×2

神話の水盤(CON)×2

ルーン炎の罠(ZEN)×4

 

サイドボード(15)

蔓延(ALA)×4

稲妻(M10)×4

脅迫(M10)×3

ボーラスの奴隷(ARB)×2

死の印(M10)×2

 

 今回のデッキのスタート地点は「ケデレクトの寄生魔(CON)」。1マナで条件付きの「地獄界の夢(M10)」能力を持つレアカードで、リミテッド、構築を通じて非常に地味なクリーチャーである。このクリーチャー、決してポテンシャルは低くないのだから、せっかくだから彼に殉じたデッキを組んでみたいと、そう思ったわけだ。

 そこで、まず基本の骨子は「なんとしても相手がドローでダメージを受けるようにする」という信念を揺るがさないように構築スタート。となると、即座に「地獄界の夢」が同じように4枚投入される。ドロー加速の「吠え猛る鉱山」と「神話の水盤」のセットも無条件投入だ。そして、ここまでドローしてもらうのだから当然「ルーン炎の罠(ZEN)」も使わない理由はないだろう。「寄生魔」「地獄界」「ルーン炎」、これで相手のドローは確実にダメージに置換できる。

 さて、ここで分かれ道。「ケデレクトの寄生魔」は赤のパーマネントが発動条件となっているし、「ルーン炎」を使うので、赤は確定。ただ、現環境は2色でデッキを組んでもあまりいいことはない。2色で組もうにも赤黒でアドバンテージを直接狙えるカードは「瀝青破」くらい。ドローを促す性質上「荒廃稲妻」のような赤黒定番カードとの相性は悪いし、「天界の粛清」などの苦手カードも多い。これではもう1色を足さないと勿体ない。かといって、「地獄界の夢」のために(B)(B)(B)も捻出しなければならない。なかなか難しいところだ。

 3色目の選択肢は2つ。1つは、さらなるドローエンジン「ジェイス・ベレレン(M10)」のための青。「吠え猛る鉱山」デッキと言えば普通は青白でいわゆる「ターボフォグ」にするのが通例であり、最近のこの手のデッキで「ジェイス」を入れていないデッキは存在しない。青が絡めば定番の「二重否定」はもちろんのこと、「否認」「対抗突風」「急転回」など、相手のプランを阻害するカードを用意することが出来る。ジェイスのマナ拘束が厳しいことを除けば、青は鉄板の3色目だ。

 しかし、今回は敢えて緑を選ばせてもらった。その理由は、「どうしても『寄生魔』に頑張ってもらわないといけない」という信念のみである。「寄生魔」が活躍するには、「安定して場に出せる赤いパーマネント」が必須である。しかし、現在の赤のカードプールには、なかなかこれに該当するカードが見あたらなかったのだ。普通に「芽吹くトリナクス」「ゴブリンの先達」のようなクリーチャーを用意することは出来るが、これらは当然、真っ先に除去の対象になるもの。相手が普通に対策をしていたら、「寄生魔」は単なる1マナ1/1に終わってしまう危険性がある。そこで注目したのが「境界石」の存在であった。アラーラ環境のリミテッドでも「セドラクシスの錬金術師」や「寄生的な大梟」といった色パーマネント参照クリーチャーが「境界石」の力を借りて実力を発揮していたことは鮮明に記憶している。「境界石」ならば、そこまで積極的に割られる心配も少ないだろう。そうなると、このデッキには赤い「境界石」を出来る限り積んでおきたい。そうすると、結果的に3色目は緑になる。

 もちろん、そんな消極的な理由ばかりではない。「ターボフォグ」の名前の通り、緑を使えば「絡み汁」「濃霧」という2枚の軽減スペルを投入できるようになるし、様々な驚異に対処出来る「ジャンドの魔除け」、貴重な全体除去である「溶岩崩れ」なども使うことが可能になった。これらのアドバンテージカードを投入することで、なんとか「ジェイス」のいない穴を埋めたいという考えだ。

 病的なまでに「寄生魔」に拘ったために、他のカードプールも全て「寄生魔」準拠である。「血の間の軟泥」は当然「序盤に置ける赤いパーマネント」。境界石との相性が良く、3ターン目から3/3で殴りにいける積極性も素敵。もちろん、除去がとんできても「寄生魔が殺されなくてラッキー!」とポジティブに考えるのが大切。「純なる炎の探索」は実に奇妙な選択だが、これも当然「割られにくくて軽い赤パーマネント」。また、このデッキのダメージソースは全て「1点のダメージを複数回与える」タイプのものなので、「探索」の上にカウンターが溜まる時には一気に溜まる。思い切りカードを引かせて「純なる炎」+「ルーン炎」の一撃から20点も夢ではないのだ。「溶岩崩れ」との相性も悪くない。あとはキーカードの入手+いざという時のダメージソースに「血の署名」。「署名」2連発+「ルーン炎」で確定8ダメージとかね。

 非常に不安定で、「大渦の脈動」に恐ろしく弱いという特徴はあるものの、一撃の爆発力はギャグといって差し支えないレベル。相手がドローするのを嫌がりだしたら勝ちだ。

 サイドボードは、出撃当日5分で決めた、いつもの適当ぶり。サイドボードにもっと心を砕けるようになれば一人前な気がするのだが、大体において「フライデーに行ってこよう」と思い立つのが直前なので、毎回適当だ。今回は白や青といった対抗色にメタれる色も使ってないし、「大渦の脈動」が苦手なのは知ってるけど対処のしようがないので、とにかく最近流行の速いデッキを止めたい一心のサイドボード。「蔓延」×4は当然の処置であるし、「稲妻」も準備して「トリナクス」にも何とか届くように。「トリナクス」には「ボーラスの奴隷」という素敵な対策手段もある。「死の印」「ボーラスの奴隷」なんかは「悪斬の天使」を嫌ってのものかね。「脅迫」はこのデッキの場合ハンデスする意味は薄いのだが、それでも「脈動」や「思考の大出血」のような打たれたら終わるスペルを未然に対処出来る万能性を買った。

 

Round 1  VSジャンド

 

 1戦目は「不屈の自然」から「トリナクス」「ガラク」「血編み髪のエルフ」が飛び出す、非常に分かりやすいジャンド。散々上でも「脈動が苦手」と書いてある通り、このデッキは決してジャンドと相性がよろしくない(っつうか速いデッキ全般に基本的に手が出ない)。にも関わらずなんで勝負を挑んだかといえば、これまでの観戦記を見てもらえば分かるのだが、ジャンド一色と言われる現環境で、何故かこれまであんまりジャンドっぽいデッキと当たらなかったからだ。フライデーレベルだと案外ひねくれる人間も多くて、単に環境で一番強いデッキは使いたくないという心理が働くのだろう(まぁ、メタの中心なので対策されやすいっていう弱点もあるし)。でも、残念ながら今回は、ジャンドが初戦。

 相手はテイクマリガンからで初動が「ガラク」と比較的動きが遅く、こちらは1ターン目にプレイした「ケデレクトの寄生魔」がちくちく殴り、「吠え猛る鉱山」でドローを加速する(赤パーマネントが出ないのでしばらくダメージは無し)。こちらが境界石を置いたり「地獄界の夢」を張ったりしている間に相手も状態を整え、「血編み髪のエルフ」「荒廃稲妻」「トリナクス」と見慣れた顔ぶれ。「鉱山」のおかげで「荒廃稲妻」が大して痛くないのは助かるが、やっぱりライフはスピーディーに減らされる。そして相手の場には満を持しての「包囲攻撃の司令官」。これで勝負を決めるタイミング。こちらは「純なる炎の探索」にカウンターがたまり、2枚目の「地獄界の夢」をプレイ。互いのライフは7点になっており、ドローは3枚強制。「探索」をサクれば3×2×2=12点のオーバーキル!!……の予定が、アップキープのドロー前に2体のゴブリンをサクって4点、そこに手札から「稲妻」が飛んで3点……ジャスト0。手札の「濃霧」がむなしく落ちる。きわきわのダメージレースながら、惜敗。

 

 2戦目はちょっと悩んだけど流石に「ガラク」が嫌なので「稲妻」を増やして挑む。先行、「寄生魔」→「血の署名」から「地獄界」というきれいな立ち上がり。これに「吠え猛る鉱山」も繋がり、相手のライフ減少速度は毎ターン4点に。2体のトリナクスを並べ、更に「血編み髪のエルフ」をプレイする相手だったが(続唱は「不屈の自然」)、さっきの「稲妻」エンドが怖かった身としてはさっさと「濃霧」で防壁を築く。そこへ追加の「神話の水盤」も現れ、相手ターンに「ルーン炎の罠」で一撃必殺。結構きれいに回りました。

 

 3戦目はサイドせずにそのまま挑んだが、初手は「寄生魔」「吠え猛る鉱山」で安定した立ち上がり。が、2ターン目にセットした「吠え猛る鉱山」はついに現れた「大渦の脈動」で潰される。この展開だとアドバンテージを失うので結構きつい。しかしそこは愛情、実は手札にも2枚目の「吠え猛る鉱山」。「ははは、ちょっと待てばまとめて割れたのにね!」と得意げにプレイしてみせるも、相手も愛情では負けていないらしく、追加の「大渦の脈動」。ヘコむ。そしてドローエンジンが無い間はこちらも無力なもので、じわじわと相手の「血編み髪のエルフ」や「トリナクス」が痛い。ようやく3枚目の「吠え猛る鉱山」に出会い希望をつなぐも、なんとなんと、こちらにも「大渦の脈動」……引きすぎやろ! いや、引かせてるの俺だし、俺も同じカード3枚引いてるけどさ……結局、自分のカードで広がったアドバンテージが縮まることはなく、「荒廃稲妻」が2発入ったあたりでgg。やっぱりジャンド強いよ。

戦績・ 0−1−0

 

Round 2  VS続唱ランデス

 2戦目の相手は、どこかでデッキレシピを見た記憶がある「続唱ランデス」というちょっと変わったデッキ。3マナ続唱が何枚か入っており、これが全て「広がりゆく海」「見紛う蜃気楼」という土地を島(など)に変えるエンチャントに繋がる。相手のマナソースを青く染めて、疑似ランデスを行うというデッキである。サポートには当然「復讐のアジャニ」がいるので、大体は青と白と赤が確定で、続唱の兼ね合いで緑も入る。

 ただ、正直言うとこのデッキはあまり難敵ではない。なぜなら、ナチュラルに「境界石」が8枚積まれたこのデッキ、あんまり「広がりゆく海」の影響を受けないのだ。一応1戦目は2枚の沼を青く染められて「地獄界の夢」がプレイしにくかったのだが、それでも相手は動きが遅い。こちらの「吠え猛る鉱山」や「神話の水盆」でドローしてもそのカードプールの多くは続唱に割かれた「献身的な嘆願」や「捕らわれた陽光」などの微妙なカードだし、「審判の日」はこのデッキには大して効果がない。ダメージソースとしては「献身的な嘆願」の賛美を受けた4/3の「血編み髪のエルフ」が3回くらい殴ってきたのだが、こっちだって大量にドローしてるから対策もある。結局、のんびりしてたので「ルーン炎の罠」が入ってあぼん。

 2セット目はもっと簡単。何しろ、先手の相手が土地2枚で止まってしまったのだ。流石にそうなると手札にある「吠え猛る鉱山」を張ってやる義理もなく、「寄生魔」から自分だけ「血の署名」でカードを引き、「地獄界の夢」を2枚連ねて締め上げる。1ドロー3点の事故ったデッキは、流石に勝てないと思う。 

戦績・ 1−1−0

 

Round 3  VS赤白上陸

 やっぱり何故か1勝は出来る不思議。前回に引き続いて相手の事故、ミスが原因ってのが寂しい限りだけどね……そんなわけで気も緩みきった3戦目。これがもう、たまらない展開。

 相手のデッキはつい最近公式ページにも紹介が載った「赤白(ボロス)上陸」。(一応紹介ページ【http://mtg-jp.com/reading/decks/002240/)「ステップのオオヤマネコ」や「板金鎧の土百足」がフェッチや「ぐらつく峰」でうはうはするハイパー速いデッキだ。1戦目、相手先行、1ターン目に「オオヤマネコ」、2ターン目にフェッチ置いて「ゴブリンの先達」で6点、3ターン目も「ゴブリンの先達」で8点。……続きの説明、いる?

 

 2セット目。とにかくファーストアタックを鎮めないことには話にならない。「蔓延」4枚に「稲妻」4枚全突っ込みでこちらが先攻。テイクマリガンながら「吠え猛る鉱山」があるならキープせざるを得ない。2ターン目に「鉱山」を置くと、相手の2ターン目のアクションは「天界の粛清」でこちらの「境界石」を破壊するというもの。もう、外道なんだから! 何とか並み居る「オオヤマネコ」×2は「蔓延」が間に合うが、土地を戻して上陸支援を行った「コーの空漁師」は何故かタフネスが3。死んでくれない。そしてこちらのドローはこういうときに限って「血の署名」が大挙する。もう、「濃霧」でも「稲妻」でも何でもいいから引かなきゃまずい。自ら4点ものライフを支払って活路を求める。2回の「蔓延」で場は何とか均衡を取り戻したものの、気付けばこちらのライフは6点ぽっきり。「鉱山」でドローを進めた相手の手札には、2枚の「稲妻」。2マナで6点入る環境ってすごいなぁ! 

戦績・ 1−2−0

 

 まぁ、いつも通りの戦績でした。流石にレーティングが下がり気味なので、そろそろ「真面目に勝てそうなデッキ」を考えなきゃいけないなぁ。いや、毎回負けるつもりでは挑んでないんだけどさ。

 

 

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