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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「義風堂々!!兼続と慶次」 5→4

 首ふっといなぁ。結局最後の最後までその印象は変わらなかったな……しょうがないよね。頭より首の方が体積でかいんだもん。原哲夫の絵ってこんなんだったっけ?

 最初は「変なの出てきたぞ?!」とつい見入ってしまった作品であるが、2〜3週もするとすぐに慣れて、「なんかよく分からんノリやな」というのであまり入り込むことが無くなった。話が勢い任せで「侠気さえあればなんでも出来る」展開なのは別にいいんだ。だって元々「花の慶次」なわけだし。ただ、それをアニメシナリオとして解題するときの手順がちょいとお粗末。越後での戦や兼続出生の秘密、信長との対決などなど、歴史的な大イベントがてんこ盛りのお話なのだが、「兼続のどこかどう凄いからこうなった」がちょっと分かりにくいのだよね。慶次も兼続も周りの連中も「傾き者」が多いおかげで、何か妙案を思いついてもあんまり口でしゃべらずに行動で示してしまうので、どこまでが狙いで、どこからがアドリブなのかが良く分からんのだわ。原作漫画だったらじっくり読み直して意図をくみ取ることが出来るのだが、アニメだと時間の縛りがあるのでそれも難しい。アニメ用にもう少しシンプルな筋立てにいじっても良かったかなぁ、と思う。まぁ、あんまり小賢しく見えると、せっかくの「大物らしさ」が薄れてしまうので痛し痒しだとは思うが。

 結局、原作が原作だし、制作もちょっと変わった管理体制なので、なかなか目を見張るようなアニメーションは出てこない。塗りのくどさなんかは「思ったよりも気にならない」とマイナス評価にこそ繋がりにくかったものの、やっぱりバタ臭さは隠しきれず、ちょっと現代アニメとしては物足りない。こういうニーズもどこかにあるのかなぁ。あ、でも「幕末義人伝浪漫」よりは見やすかったのは間違い無いですよ。

 後は個性の強いおっさんキャラをどの程度愛でられるか、っていうことになるんだと思うが、その部分ではやっぱり面白いよ。個人的にはこの作品の秀吉が凄く好き。尾張弁丸出しの猿を上田さんが熱演してくれていて、胡散臭さと貫禄が入り交じった良いバランスだった。信長の突拍子も無い威圧感も良く出てたし。そう考えると、野暮ったいアニメーションもアクの強さを更に際だたせるための味わいだったのかもしれないな。

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