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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「聖痕のクェイサー」 4

 事前情報無しでの視聴。以下、オープニングクレジットを見てる時の印象。「また吉野かよ!」→「ほぉ、構成に上江洲さんかぁ、それなら期待していいのかな」→「キャラデザがうのまことね、確かに言われてみればそうだな」→「オープニングはなかなかいい感じでないの?」→「監督金子ひらくかよ……どないすんねん」。いやまぁ、どんな作品作りになるかは分からないけどさ。

 世界設定はきれいに厨二。お姫様を守る分かりやすいファンタジー設定に、戦闘に関わるキャラクターは「元素を操る」という最近流行の(?)能力分担がなされており、主人公の少年の台詞回しや振る舞いには濃厚な邪気眼が含まれている。「何故あいつが手負いの身でベッドを飛び出したか」とかいう説明は一切無く、戦闘も特に説明無しで、雰囲気のみでマグネシウム相手に鉄が勝った。

 特筆すべきは、その「画面の繋がりの無さ」である。戦闘シーンにはそれが顕著で、主人公の女の子がマグネシウム手錠で捕らわれてからヒーロー出現までのカット割りは、はっきり言って不自然である。会話もなんだかかみ合ってないし、無関係な遠景混じりでつないだ奇妙なカットには、どう考えても意味は無い。勝手な推測だが、エロが売りの原作らしいので、多分DVD版で「差し替え」られるカットがこのあたりなんじゃなかろうか。「恋姫☆無双」などではエロシーンがまるまるカットを差し替えて挿入されたという前例もあるらしいので、あの辺のシーンには地上波では流しにくいような何かが挟まり、そのための尺つなぎがああいった不自然なカットつなぎになっているのだと思われる。っていうか、そうでないと流石にひどい。何か深慮遠謀があってのことなのかもしれないが……もしそうならもう分からねぇや。まぁ、そんな邪推を除いたとしても、戦闘シーンは雰囲気だけだから何が起こってるのかさっぱり分からないんですけどね。電子配列をいじっての錬金術って……まるっきりBK201じゃんね。あちらは元素限定なんてけちなこと言わないけどさ。どこぞのレベル5といい、最近の能力者はやたらと電子をいじりたがるな。

 全体的にはこうした「つなぎの不可解さ」がどうにも気になって仕方ないので良い点は付けづらいのが正直なところ。もっと阿漕なエロ描写がガンガン出てくるのかと思ったらそうでもなかったし、だとするとお姫様の乳揺れなんかは中途半端だし。キャラクターもテンプレ臭しかしないので、そこまで身を入れて見たい作品でもないです。作画の安定だけを売りにするタイプの作品だろうか。

 だがしかし、やっぱり気になるキャストの話。大量に登場する女性陣は、やたらと最近売り出し中の若手が顔を連ねる。メインどころは三瓶、藤村といった手慣れた連中だが、それを囲むのは豊崎、花澤、平野、日笠など。台詞しゃべってるの聞いても分からなかったのがぴかしゃだったのでちょっと悔しかった。考えてみりゃ、まだ澪しか知らないんだよ。そしてそんなヒロイン勢なんかを差し置いて、今回一番活き活きしてたのがマグネシウムの仮面の人。一番かっ飛ばしていい演技してるから「誰だろーなー」と思ってたら、なんとなんとここにも高垣彩陽。「あやひぃ? 嘘?!」と思って慌てて確認すると、確かに言われてみれば彩陽。うーむ、イメージがここまで変わるとは……やっぱり恐ろしい子! でも来週以降出るのかな? 出るなら楽しみですが。 

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