最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
何で神谷キャラってのはこうもネームが多いんだろうと訝しがらずにはいられない第2話。胡散臭い厨二台詞を朗々と語らせたらここまで堂に入ってるのもなかなかのもの。当然怪しさも折り紙付きだ。
さて、前回1話の感想で「あまりに大量のキャラクターが乱立してるせいで相変わらず覚えられないな」みたいなことを書いたのだが、製作側がそんな簡単なことを想定していないはずもなく。今回も「BACCANO!」の時と同様に、同じ時系列を重層的に描くという手法を採ることで、視聴者に余計な負荷を与えずに新規の情報を注ぎ込むことに成功している。また、オープニングテーマの合間に前回のあらすじが挿入されており、これも視聴者の導入を助ける「BACCANO!」と同じサービス。なかなか気が利いている。これで延々同じ日の出来事のみを繰り返せば「空中ブランコ」になるのだけれど、流石にそこまでのことはしないかな。「BACCANO!」にはさらにここに時系列シャッフルも加わったわけだが、この作品はそこまで時代を飛び越える必要も無かろう。帝人が池袋を訪れた日がスタート時点と考えられるので、多分それより前に戻ることもない……と思う。何にせよ、分かりにくいものをそのままにされずに一安心であった。 今回の主人公は、前回突然暴漢に拉致られた戸松キャラと、神谷ボイスの「情報屋」、折原臨也。戸松キャラの方は今回メインで登場してたからてっきり群像劇に含まれるいちキャラクターなのかと思ったのだが、公式にもwikiにも載ってねぇでやがる。もうスポットが当たらないってことなだろうか。でもわざわざ1話割いてエピソードを扱ってたわけで……よく分からないですな。名前は神近莉緒っていうらしいです。 前話の一部で描かれた少女拉致事件の全貌が別枠から描かれており、一部のシーンはそのまま画面が流用されているので流れは分かりやすい(作画の手間の削減も出来てお得だ)。その上に沢城みゆきの安定感のあるナレーションが重なり、前回とは打って変わって親切な構成。神近が家族に対する信頼を失うシーンの何とも居心地の悪い緊迫感や、臨也が神近の内面を揺さぶり嬉々として振る舞うタガの外れたシーンの突き放した雰囲気など、きっちり作品の「空気」が出来ているのが感じられる。郵便受けに入れた手紙を母親が回収するのをミラー越しに見つめるカットや、しばし躊躇した後に神近がスッとビルの向こうへ消える身投げのカットなど、極力キャラクターの持つ体温が感じられないような硬質なイメージは、あくまで観察者たる臨也の性格を描くための演出だろうか。どこか「地獄少女」に近い厭世的なイメージが伺える。 画面が賑やかで、ややもすると厨二世界以外の何物でもない数多のキャラクターの交わりが、都会の喧噪の中で淡々と描かれていくのがどこか癖になる。そのおかげで、臨也の突き抜けた「人嫌い」の様子や、途中で出てきた自販機ぶっ飛ばし野郎の弾けた言動が良い感じで際立っているわけだ。2話目でまだまだ掴みきれない部分は多いのだが、この作品も存外楽しめそうである。 ただ1つ心残りなのは、流石にナレーションに依拠しすぎではないか、という点。今回の内容は神近の半生をぎゅっと1話で描かなければいけなかったので尺が無いのは分かるのだが、彼女が両親に対して信頼を失っていく過程や、迷いながらも拉致集団についていくと決意した過程、そして最後に首無しライダーに助けられた後に両親を許そうと思い直す過程など、ナレーションによる説明以外にも、画による演出でもう一工夫して欲しかったところ。難しいのは分かるのだが、物語の胆となる心情の変化が多いので、このあたりが画面にしっかり落とし込めるようなら、非常に質の高いドラマが見られるようになると思うのだが。もちろんみゆきちのナレーションは聞きたいけど、現時点ではあくまでナレーション(多分原作の文章そのままなんだろう)に寄りかかりすぎている感がある。 まぁ、贅沢な注文ですけどね。次の話ではどこの誰に話が向かうんでしょうかね。 PR |
ブログ内検索
リンク
最新記事
(11/21)
(11/20)
(11/19)
(11/19)
(11/18)
(11/17)
(11/17)
(11/16)
(11/15)
カテゴリー
プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
アーカイブ
|