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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 一週間ぶりのご無沙汰、第16話。これ、関西だと一週休みだったのに、その他の放送圏では普通にやってたんだよな。ただでさえ1週遅れに近い状態だったのに、どんどん差が開いていくのは大丈夫か。

 さておき、一週空いても割と切り替えに困らないのがこの作品。何しろ毎回やってることが突飛なので、前回のテンションを覚えていなくても多分問題無い。今回は今回で徹底的にダウナー。ほぼギャグ要素無しのシリアスだけで展開したのって、ひょっとして初めてなのではなかろうか。それだけに、ここが最後のターニングポイントってことなのかもしれない。ちなみに、切り貼りのために作画がしんどかったオープニングにもようやくオリジナルの画がついた。曲調に反して割とどっしりした映像だが、変身前・変身後が重なる映像はこの世界のあれこれを端的にまとめてあって割と好き。

 今回の要点は大きく2つ。1つ目は、延々地に潜り続けていた真野まりのようやくの覚醒、MMMの復活である。もう、この瞬間をどれだけ待っていたことか。やっぱりまりちゃんはウジウジしてるよりもあかんくらいにはじけていた方が可愛い。今回はメンバーとのノーガードの殴り合いもあって、実に溌剌としていて見応え充分だった。これまで隠遁生活を続けていたのは、てっきりファンの前で醜態をさらしたあの伝説のライブや、自分の不甲斐なさに対する総合的な鬱のせいだと思っていたのだが、直接の原因は萌との確執にあった。まさか、あのストーリー的には踏み台の1つでしかなかったキングトーチャーが、1人の少女にここまで大きな影を落とすことになっていたとは。窮地でブチ切れてみっともない本心をぶちまけるまりちゃんの悲壮さがゾクゾクするくらいに情けなくて、可愛い。それに対する瑞希の対応、そして一切ぶれない萌の懇願。どれもこれも、本音でぶつかり合っている親友だからこそ出来るコミュニケーションだ。まりの激昂、萌の必死の説得と、何度も泣かされそうになってしまった。結局、彼女たちも自分に無いものを他人に求め、うらやんだ結果の確執だったんだよね。まりは萌の純心に打ち砕かれ、その萌は呆れるくらいにまりのことを崇拝している。瑞希だって、まだ常識的だけど根っこは萌と同じだ。みんなメンバーが大好きなだけである。痴話喧嘩みたいなもんですがな。そして、オチに持ってくるのはゲロまみれのキスシーンってんだから心得てらっしゃる。戸松は今期無闇に百合百合しいなぁ。ブチ切れテンションの戸松、ほんと好き。

 そして、そんなハッピーエンドの裏では総理の陰謀による包囲網は着実に固まりつつある。残りのヒーローは全て捉えられ、収容所の中でそれぞれに思い悩んでいる様子。特に「首謀者」たるレッドアックス要は拘束具でグルグル巻きにされる念の入れようだが(まぁ、本当に超人的能力を持っているなら妥当な措置だが)、その女房にまでは手が回っていないのが彼の天性の悪運といったところか。政府は「全てのヒーローを捕らえた」とほくそ笑んでいたわけだが、おそらく「レディアックス」は過去にレッドアックスと共に活躍し、現在は引退しているヒーローなのだろうね。レジェンドの手引きで、残りのヒーローたちも虎視眈々と復帰を狙っているのではなかろうか。まぁ、その中にフラメンピンクが含まれるかどうかは微妙なところだが……要さん、やっぱり不倫関係はあかんよ(なお、本人にその意識はあまりなさそう)。

 唯一、未だ逃亡を続けていたもう1人の主人公、羽佐間。しかし、その忍耐もそろそろ限界。元々彼は正義のヒーローになりたくて頑張ってきたのだ。突然逃亡犯になってしまっては、心身共にやつれ果てるのも無理はない。テレビに引かれてふらりと入ったパン屋でも、最後の最後まで窃盗犯に身をやつすことを悩んでいたようだが、どんな状況においても、彼は法を犯すことなど出来ないのである。石原さんと一緒に移動していた今野が「彼は悪役が出来るほど頭が良くない。せいぜい正義のヒーローどまりですよ」と言っていたのがなかなかの慧眼である。どれだけ総理の悪行に怒りを募らせても、羽佐間は「法の執行者」と戦うことが出来ないのである。様々な戦いを続けてきたヒーローの最後の相手は、自分の中の矛盾との戦いなのだ。

 満身創痍の羽佐間はホームレスの老人に助けられ、迷い、挫けたこのタイミングで、憧れのヒーローサムライフラメンコの活躍を聞く。フラメンジャーを名乗り、政府の支援を受けたヒーロー活動を続けていても、彼の根源は、祖父の考えたなんちゃってヒーロー「サムライフラメンコ」に他ならぬ。そして、そのヒーローは、世界など救えなくとも、目に見える範囲で人のために働いてきた。今一度原点を振り返り、羽佐間は目を啓かされた。自分と同じ志をもって、頼れる仲間、助けてくれる友人がいることを思い出した。夜明けの町の中を、一路後藤の家へと駆ける羽佐間。今再び、サムライフラメンコ復活の時である。

 素直に良い話だったので非常に達成感があるのだが、唯一気になったのは、警察に事情聴取を受けた原塚さんの言動である。彼は元々製品開発にしか興味のない男ではあったが、彼は今のフラメンコについて何を思っているのか。最後の最後には協力してくれる立場になるのかなぁ。

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