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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 さぁ、来ましたよ、結果発表です。今年は一体どんな話題があるのかな? 毎年の事なので、1つずつきちんと見ていくことにしましょう。昨年度の結果寸評や、色々残念な今年の結果予想はリンク参照のこと。




○主演男優賞

福山潤(06) 宮野真守(07) 神谷浩史(08)

小野大輔(09) 該当無し(10) 平田広明(11) 梶裕貴(12)

2013・<梶裕貴>

 

 工エエェェ(´д)ェェエエ工。

うーん……これはまぁ、読めないよね。当たるわけもなかった。まさかまさか、掟破りの2年連続受賞である。確かに、梶君が今年の「主演賞」であるということに異論は無い。去年から続く進撃は相変わらずのものだし、権利が無いかと言われれば、「充分過ぎるくらいある」と答えるしかないだろう。でも、でもさ……2年連続受賞ってありなのかよ……ほんなら過去の受賞者集団も永遠に受賞し続けられるレベルの連中が揃ってるんだけども。そんなん、神谷兄ぃが得票数部門とここと、エンドレスで受賞し続けられるわけでさぁ。「梶君を2年選出したこと」に不満はないのだが、「2年連続受賞を認めてしまうこと」にちょっと釈然としないものが残る。まぁ、それこそ得票数の神谷フェスタがあるのだから、システム上は問題無いってことなのだろうが……これを認めてしまうと、ただでさえ顔ぶれの少ないこのアワードが、ますます凝り固まった狭い狭い賞になってしまうのではないか、っていう懸念があるのよね。梶君が立派なのは分かるが、同じくらい立派で比べられない人たちもたくさんいるわけで、そこに譲ってあげた方が受賞する方も、見ている方も楽しいと思うんだよね……「厳格に選んだ賞だから融通は利きません」っていうアピールなのかなぁ……うーむ、正直、釈然としません。梶君も2年連続で登壇なんて史上初の大役を任されて大変だろうなぁ。いや、これを乗り越えてこその主演賞か。頑張れ。

 

 

○主演女優賞

朴璐美(06) 平野綾(07) 釘宮理恵(08)

沢城みゆき(09) 豊崎愛生(10) 悠木碧(11) 阿澄佳奈(13

2013・佐藤利奈

 

 これも正直言うとびっくりした枠である。なるほど、サトリナっていうのはうまいポイントだな。去年から俳協の受賞がOKになったわけで、それなら俳協から1人、この枠に入っても文句のでない名前を持ってくれば、確かにサトリナってことになるのか。確認しておくと、今回のアワードの選出期間中にりなっちが条件を満たした作品としては「超電磁砲」が一大看板だが、実は「BROTHERS CONFLICT」に「アザゼルさん」と、割と数はあったりする。「超電磁砲」は世間的なアピール度も高いし、全く予想していなかった身としては「言われてみれば」と膝を叩く思いである。なんかね、彼女の場合は本当に落ち着いてて、こういう晴れ舞台に登ってくるより、ゆったりとラジオを回してる姿を見ている(聞いている)方がしっくりくるのでね。とりあえず、これで「我が心の声優十二神将」もじわじわアワード受賞者が増えてきました。ゆったり幸せです。出来れば「あの空」は終わらないで続けて欲しいんですが。

 

 

○助演男優賞 

石田彰 宮田幸季(06) 神谷浩史 小野大輔(07)

井上和彦・杉田智和(08) 浪川大輔 三木眞一郎(09)

岡本信彦・中井和哉(10) 木村良平・宮野真守(11)

小野友樹・諏訪部順一(12)

2013・細谷佳正

 

 おめでとう! と素直に言いたいところだが……細谷君は主演で良かったんでないの? 数は微妙かもしれないけど、別に彼が主演賞を取っても大きな問題はなかったと思うの。それが、主演賞でも漏らした不満の大きな要因なのよね(だって、ボクは主演賞の予想だったのだもの)。いや、ひとまず彼の名前が挙がったことを素直に喜ぶべきかもしれない。細谷君はここ数年で一気に存在感を増した良い役者だと思う。最初に「刀語」で聞いた時には「Oh!」と思ったものだが、そこから12ヶ月かけて七花と一緒に細谷君も成長してくれたし、木訥で真面目な人柄のおかげで、キャラと一緒に作品を愛しながら伸びていく姿は非常に好ましく見える。「Say you Say me」の時のたどたどしい司会進行とか、今でも再開してほしいくらいに好きだった。声質も割と個性があって聞いていて楽しいし、「妖狐×僕」の連勝みたいな抜いた役でも味わいが出る。今後の業界を支えていける人材だと思います。来年の主演賞を狙おうか。

 

 

○助演女優賞

小清水亜美 後藤邑子(06) 釘宮理恵 斎賀みつき(07) 

遠藤綾 沢城みゆき(08) 井上喜久子 堀江由衣(09)

新井里美 伊藤かな恵(10) 加藤英美里(11) 大原さやか・戸松遥(12)

2013・石川由依

 

 ……うーん、まぁ、「作品賞」だろうなぁ。梶君もそういう側面があっただろうけど、今年はとにかく「進撃人気にあやかろう」っていう雰囲気が匂い立ちすぎているのがどうにも(細谷君もそういう方向性にあるのか)。だって、この子って今年はミカサといいんちょだけでしょ? これまで助演賞を受賞してきたお歴々と比べると、流石に実績・実力では一歩譲ると言わざるをえない。数年前に初めて「ヒロイックエイジ」で聞いた時と比べたらはるかに上手くなっていたし、ミカサは良いキャラだったので、その1本だけを見れば文句の出るところではないのだが……。まぁ、アワードで本来そういう立ち位置なのかもしれないね。「この作品のこのキャラが良かったから!」という声が多ければ、それ1つで充分事足りるってことで。出来ることなら「この作品のこのキャラで受賞」っていうことを過去にも強くアピールしていれば、今回の受賞もすんなり受け入れられたと思うんだけどね。なーんかちぐはぐなイメージである。まぁ、これをきっかけにして彼女がステップアップ出来るなら、賞を用意した意味もあるかな。今後の伸びに期待しよう。

 ちなみに、今年は助演賞が男女ともに1名に枠が減っているが、これは正しい方向性ではあると思う。考えてみりゃ、これまで2名選出してきたことにも理由はないわけだしな。

 

 

○新人男優賞

柿原哲也 森田成一(06) 波多野渉 代永翼(07)

岡本信彦 梶裕貴(08) 阿部敦 前野智昭(09) 

内山昂輝(10) 江口拓也・松岡禎丞(11) 島崎信長・山本和臣(12)

2013・石川界人・山下大輝

 

 こちらは選択肢の少ない部門なので一応「予想通り」ではあるのだが、どっちかっていうと外した予想の方がかなり意外。確認しておくと、予想記事で私があげた名前は全部で5つあり、「逢坂良太・石川界人・花江夏樹・山下大輝・山下誠一郎(大沢)」である。一応「あたって」はいるのだが……ね、見れば分かるでしょ。逢坂・花江の名前が今回どこにも挙がってないんですよ。正直、新人賞は逢坂・花江・石川の中から2人だと思っていたので、この方向性はびっくりなのである。なんでかなぁ、事務所の力が弱いからなのかなぁ。まぁ、この受賞者2人に一切文句は無いので別にいいんだけどね。山下君はここで名前が出たのは嬉しかろう。出てこなかった2人はまだ来年もチャンスあるしね。新人男優部門で選択肢が複数出てくるのは健全でいいと思いますよ。

 

 

○新人女優賞

平野綾 鹿野優以(06) 加藤英美里 小林ゆう(07)

阿澄佳奈 戸松遥(08) 伊藤かな恵 豊崎愛生(09)

金元寿子 佐藤聡美(10) 茅野愛衣・三上枝織(11)

石原夏織・大久保瑠美(12)

2013・内田真礼

 

 くそぅ、一点読みを外してしまった。アイムの二択からあやねるを選んだのだが、結果はもう片方のまれいであった。まー、予想の範疇の中だからOKですけどね。まさか新人男優の方に2人選出されて、女性部門が1人の時代が来るとはおもわなんだ。この辺の判断基準も分からんわなぁ。新人女優なんていくらでも引っ張り出せる部門なのにね。ここにあやねるを並べると流石にアイムアイムでまずいってのは分かるが。

 

 

 

○歌唱賞

水樹奈々(06) 平野綾・加藤英美里・福原香織・遠藤綾(07)

中島愛(08) 放課後ティータイム(09) 茅原実里(10) 

STRISH(11) 後ろから這いより隊G

2013・宮野真守

 

 宮 野 な ら 仕 方 な い。最近もニューシングルのCMがガンガン流れてますよね。キメ顔で恰好いい風のPVが流れてて「流石の宮野!」って思うんだけど、その背後にいちいちうーさーの影がよぎって笑ってしまうんだよね。スーパーマルチ声優宮野に更なる肩書きがついてしまったな。STRISHも合わせると歌唱賞2回目、アワードの受賞回数は4回で、豊崎と並んでトップタイ(神谷兄ぃ無双を除く)。

 

 

○ベストパーソナリティ賞

浅野真澄(06) 鈴村健一(07) 神谷浩史(08)

小野坂昌也(09) 豊崎愛生(10) 

井口裕香(11) 岩田光央(12)

2013・該当者無し

 

 だから該当無しはやめろと3年前にあれほど言ったのに(俺がね)……。うーむ、しかもこれだけ声優ラジオが溢れかえっているご時世に該当無しって、つまり「今年1年に放送された声優ラジオは全部去年までよりつまらなかったから」ってことなの? そうじゃないでしょう。上で2年連続受賞をOKしたんだから、またヤング師匠にお願いしてもいいわけだし、それ以外にも話題に上ったラジオはたくさんあると思うんだけど。うーむ、遺恨が残りますよ。まぁ、ぶっちゃけこのパーソナリティ賞って、「このパーソナリティは面白い人ですよ! すべらないですよ!」って喧伝するという、一種の無茶振り部門だったわけで、無くなった方が安息の世界になるとも言えるのだけども。それこそサトリナにでも受賞させれば、無茶振りにもならずに済んで平和な世界だったのに。

 

 

以下、コメント控えめで結果のみ。

 

○特別功労賞 ・ 内海賢二・来宮良子

○功労賞 ・ キートン山田・納谷六朗

○シナジー賞 ・ ガールズ&パンツァー

○富山敬賞 ・ 三木眞一郎

○高橋和枝賞 ・ 三石琴乃

○キッズファミリー賞 ・ 比嘉久美子

○特別賞 ・ アンパンマン(登壇者:戸田恵子、中尾隆聖)

○最多得票賞 ・ 神谷浩史

 

 

 先んじて発表された賞も含めて、こちらは流石につけいる隙が無いし、つけいる必要があんまりない。一応補足しておくと、賞の制定期間の関係で、永井一郎・塚田正昭の両氏は特別功労賞に入っていない。まぁ、来年度分に名を連ねることになるんだろう。改めて、故人のご冥福をお祈りする。キートン山田や納谷六朗の名前が出てきて文句の出ることもない。

 その他、面白いところではシナジー賞のガルパンがある。基本的に「どれだけ金が稼げるか」というのがメインの部門であるが、これまでのコンテンツの中で、新アニメのガルパンは一際目立つ。確かに「シナジー」の名に恥じない商業効果を与えていたようであるし、今後のアニメ産業のモデルの1つとして、ここに名を残すに足る存在といえるだろう。ミキシンと三石ことちゃんについては何が受賞理由なのかはよく分からないのであるが、「まぁ、この2人なら、いいか」という毎年の流れ。セーラームーンが復活するらしいですしね。キッズファミリー賞の比嘉ちゃんについては正直よく分かってないのだが、調べてみるとヴァンガード関係? なのかしら。最近(私の視聴するアニメの範囲内では)ほとんど名前を見ていなかったので、なんだか随分懐かしかったわ。

 そして、時に応じて増設される特別賞は、故やなせたかし氏を悼んでのことだろう、アンパンマンとバイキンマンが登壇することになっている。中尾隆聖は2年前にも「絵本読み聞かせキャラバン隊」で同じように関わっており、つくづく特別賞に縁の深い人である。なお、最多得票は()。毎年コピペでいいから楽。誰がこの牙城を崩せるんだろうね。

 

 

 まとめます。

 去年は色々と笑わせてもらったこのアワードであるが、今年は個人的にやや不満の多い結果になってしまった。特に「該当者なし」という設定の仕方と、最大の看板である主演賞の連続受賞については、別にシステム上問題無いとはいえ、出来ることならばもう少し考えて欲しかった部分である。せっかくのお祭りなのだし、余計なことを考えずに楽しめる舞台設定が整っている、と信じられることが、最低限求められるはずなのだ。まぁ、考え方によっては「連続受賞は今後問題無く認める!」「該当者が無いものは無い!」と強気で押し出す姿勢の明示と取れなくもないが……そのためには、最低限「選出基準と方法」が開示される必要がある。そして、それをしろとは言わない(したところで万人が納得出来る方法なんてないのだし)。だからこそ、「最低限のセッティング」を求めてしまうのである。

 まー、結局どこかちぐはぐになってしまう現状の裏にあるのは、不透明な事務所縛りや辞退者の存在だと思うのだけどもね。辞退者、不参加表明がある限りはもやっとした結果も覚悟せねばならず、「もやっ」が残り続ける限りは、権威付けにならないので全ての関係者が参加表明するということもないという、出口の見えない螺旋迷路である。難しいものだ。

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