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??? ……第18話。常套句なんですが、改めてこの言葉を使わせてもらいますね、「なるほど、分からん」。バックスクリーンも遙かに超える超長距離の投げっぱなしが来ましたわ。
いや、どこかで「収束」はあるものだと思っていたが、なんか、全部が全部一回りくらい早いよ。思えばこの世界が変わったのはあのギロチンゴリラから。その登場にしても、「1話くらい何か抜けてるんじゃね?」と思うほどの急展開だった。その後のキングトーチャー編はかなりしっかりと「地に足がついた」展開ではあったものの、間を抜いてラスボスのトーチャー基地へ向かったのは事実であるし、フロムビヨンドも流石に数の多さに比して滅び行くのが早すぎた。国民の支持率は急降下して総理が駆逐され、フラメンコ星人はワンパンチで哀れ宇宙の彼方である。「なんでやねん!」と聞かれたら、世界はこう答えたのだ「羽佐間がそれを望んだから」と。
……これがセカイ系って奴なんでしょうか。ある意味、圧倒的多数が予想し、そう願った「夢オチ」と言っても差し支えない展開であり、羽佐間自身も何故か割とすんなり納得している様子。いや、お前が納得しちゃうとさ、こちらとしても文句が言いにくくて困るんだけども……内心では気付いてたのかな、「この展開無茶だな」って。「嘘くさいな」って。作中の主人公と視聴者が同じ感想を持ってしまったら、そりゃぁあとは「ゴール」に収束して何事も無かったことにするしかないわけだが……どうにもこうにも。まーねぇ、ここまで「全てのヒーローを描いたフィクションを駆け抜ける」お話だと、最終的にはメタフィクションに着地しなきゃいけないのは必然ではあるからな。一番生々しいな、と思った説明部分は、「君の活躍は娯楽として閲覧されることになる」っていうトーチャーさんの語り。まぁ、そりゃ売られてますけどね、ブルーレイがね。まさか作品世界の中でまで「その目的」が共通していたとは……。現代アニメの販売形態は、宇宙の意志すら認めた方法ってことだヨ!
なるほど分からん。そしてここから先もどうなるか分からない。「フラメンコに深い意味は無い」とかぶっちゃけられてしまったし、今までの出来事も「別に夢や幻ではない」とも言われた。「敵がいなくて平和な世界」が訪れるというが、それはあくまで羽佐間にとってのものである(羽佐間が望んだ世界が実現し、それに回りの人たちが巻き込まれたのだから他人の意志は関係無いはずだ)。ひょっとしたら、また新しく「だれかの意志」を含んだ物語が立ち現れるかもしれないが、次週のサブタイトルを見る限りではそういうことにもならなそうだし……今週何となく思ったんだけど、実は本当のラスボスって後藤さんなんじゃねぇかな。「羽佐間の物語」ってどこまでいっても「後藤の物語」でもあるし、結局どっちが「主人公」なのかはっきりしてない。となると、キャスティングボートを握る権利は後藤にもある気がするんだよ。流石にこのまま後日談だけでこのアニメが終わるとも思わないので、それこそ「裏次元に四次元、深層心理の世界」まで想定される中に、「後藤の世界」があってもおかしくないような……考えすぎかなぁ。分からない……分からないけど、俺が受け入れかけてるってことは、間違ってない!(暴論)
今週はフラメンコ星人役の安元が楽しそうで何よりでした。「興奮、激高、我々にはほど遠い感情だ……」とか言ってた割にはその後すぐキレててワロタ。落ち着いてSit Down。
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